数列

数列の和と一般項の関係

$S_n$から$a_n$を求める

数列の「数列の和と一般項の関係」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「$S_n$から$a_n$を求める」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学B 約9分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

数列の和と一般項の関係の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

$S_n$から$a_n$を求めるの答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: SnS_nからana_nを求める
  • ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

数列{an}\{a_n\}の初項から第nn項までの和SnS_nが次の式で与えられているとき、一般項ana_nを求めよ。

(1)Sn=2n2+3n(1)\quad S_n = 2n^2 + 3n
(2)Sn=3n1(2)\quad S_n = 3^n - 1

答えを見る

(1)  (1)\; an=4n+1a_n = \underline{4n+1}

(2)  (2)\; an=23n1a_n = \underline{2 \cdot 3^{n-1}}

解説

数列の和SnS_nから一般項ana_nを求める問題について解説します。

SnS_nが与えられたとき、ana_nはどうやって求めるんですか?

SnS_nは初項から第nn項までの和だよね。

そこから11つ前のSn1S_{n-1}を引けば、第nn項だけが残るんだ。

Sn=a1+a2++anS_n = a_1 + a_2 + \cdots + a_nなので、Sn1=a1+a2++an1S_{n-1} = a_1 + a_2 + \cdots + a_{n-1}です。

よって、SnSn1=anS_n - S_{n-1} = a_nが成り立ちます。

ただし、Sn1S_{n-1}n2n \geqq 2のときしか意味を持ちません。n=1n=1のときはS0S_0が定義されていないので、a1=S1a_1 = S_1として別に求める必要があります。

n=1n=1のときの確認がとても大事なポイントだよ。忘れないようにしよう!

それでは問題を見ていきましょう。

(1)Sn=2n2+3n(1)\quad S_n = 2n^2 + 3n

n2n \geqq 2のとき、an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1}を使います。

an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1}
=(2n2+3n){2(n1)2+3(n1)}= (2n^2 + 3n) - \{2(n-1)^2 + 3(n-1)\}
=2n2+3n2(n22n+1)3(n1)= 2n^2 + 3n - 2(n^2 - 2n + 1) - 3(n-1)
=2n2+3n2n2+4n23n+3= 2n^2 + 3n - 2n^2 + 4n - 2 - 3n + 3
=4n+1= 4n + 1

次に、n=1n=1のときを確認します。

a1=S1=212+31=5a_1 = S_1 = 2 \cdot 1^2 + 3 \cdot 1 = 5

一方、4n+14n+1n=1n=1を代入すると 41+1=54 \cdot 1 + 1 = 5 となり、一致しますね。

n=1n=1でも同じ式が使えるんですね!

そう!n=1n=1のときも成り立つから、まとめて1つの式で書けるよ。

よって、an=4n+1a_n = \underline{4n+1}

(2)Sn=3n1(2)\quad S_n = 3^n - 1

n2n \geqq 2のとき、同様に計算します。

an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1}
=(3n1)(3n11)= (3^n - 1) - (3^{n-1} - 1)
=3n13n1+1= 3^n - 1 - 3^{n-1} + 1
=3n3n1= 3^n - 3^{n-1}
=3n1(31)= 3^{n-1}(3 - 1)
=23n1= 2 \cdot 3^{n-1}

n=1n=1のときを確認します。

a1=S1=311=2a_1 = S_1 = 3^1 - 1 = 2

23n12 \cdot 3^{n-1}n=1n=1を代入すると 230=22 \cdot 3^0 = 2 となり、一致します。

こちらもn=1n=1で成り立つね!よって答えは1つの式でまとめられるよ。

よって、an=23n1a_n = \underline{2 \cdot 3^{n-1}}

もしn=1n=1のときに一致しなかったらどうなるんですか?

いい質問だね!その場合は場合分けして書く必要があるよ。

例えば、n2n \geqq 2で求めた式にn=1n=1を代入して33になるのに、a1=S1=5a_1 = S_1 = 5のような場合は、こう書くんだ。

今回の2問はどちらもn=1n=1で一致するケースだったけど、一致しないケースも入試では頻出だから、必ず確認する癖をつけよう!

このページのまとめ

ここでは数列の和SnS_nから一般項ana_nを求める方法について学習しました。

ポイントはan=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1}n2n \geqq 2)で求めた後、n=1n=1のときも成り立つかを必ず確認することです。

この確認を忘れると減点の原因になるので、しっかり身につけてくださいね!

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