このページのまとめ
先に押さえておくこと
数列の和と一般項の関係の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$S_n$から$a_n$を求めるの答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: Snからanを求める
- ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
数列{an}の初項から第n項までの和Snが次の式で与えられているとき、一般項anを求めよ。
(1)Sn=2n2+3n (2)Sn=3n−1 解説
数列の和Snから一般項anを求める問題について解説します。
Snが与えられたとき、anはどうやって求めるんですか?
Snは初項から第n項までの和だよね。
そこから1つ前のSn−1を引けば、第n項だけが残るんだ。
Sn=a1+a2+⋯+anなので、Sn−1=a1+a2+⋯+an−1です。
よって、Sn−Sn−1=anが成り立ちます。
ただし、Sn−1はn≧2のときしか意味を持ちません。n=1のときはS0が定義されていないので、a1=S1として別に求める必要があります。
n=1のときの確認がとても大事なポイントだよ。忘れないようにしよう!
それでは問題を見ていきましょう。
(1)Sn=2n2+3n n≧2のとき、an=Sn−Sn−1を使います。
an=Sn−Sn−1 =(2n2+3n)−{2(n−1)2+3(n−1)} =2n2+3n−2(n2−2n+1)−3(n−1) =2n2+3n−2n2+4n−2−3n+3 次に、n=1のときを確認します。
a1=S1=2⋅12+3⋅1=5 一方、4n+1にn=1を代入すると 4⋅1+1=5 となり、一致しますね。
そう!n=1のときも成り立つから、まとめて1つの式で書けるよ。
よって、an=4n+1
(2)Sn=3n−1 n≧2のとき、同様に計算します。
an=Sn−Sn−1 =(3n−1)−(3n−1−1) =3n−1−3n−1+1 =3n−3n−1 =3n−1(3−1) =2⋅3n−1 n=1のときを確認します。
a1=S1=31−1=2 2⋅3n−1にn=1を代入すると 2⋅30=2 となり、一致します。
こちらもn=1で成り立つね!よって答えは1つの式でまとめられるよ。
よって、an=2⋅3n−1
もしn=1のときに一致しなかったらどうなるんですか?
いい質問だね!その場合は場合分けして書く必要があるよ。
例えば、n≧2で求めた式にn=1を代入して3になるのに、a1=S1=5のような場合は、こう書くんだ。
今回の2問はどちらもn=1で一致するケースだったけど、一致しないケースも入試では頻出だから、必ず確認する癖をつけよう!
このページのまとめ
ここでは数列の和Snから一般項anを求める方法について学習しました。
ポイントはan=Sn−Sn−1(n≧2)で求めた後、n=1のときも成り立つかを必ず確認することです。
この確認を忘れると減点の原因になるので、しっかり身につけてくださいね!