数列

Σの計算($\Sigma k$, $\Sigma k^2$, $\Sigma k^3$)

基本公式と計算

数列の「Σの計算($\Sigma k$, $\Sigma k^2$, $\Sigma k^3$)」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「基本公式と計算」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学B 約15分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

Σの計算($\Sigma k$, $\Sigma k^2$, $\Sigma k^3$)の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

基本公式と計算の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 基本公式と計算
  • ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

次の和を求めよ。

(1)k=130k(1)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{30} k
(2)k=110k2(2)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{10} k^2
(3)k=18k3(3)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{8} k^3
(4)k=115(2k23k+1)(4)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{15} (2k^2 - 3k + 1)

答えを見る

(1)  k=130k=465(1)\;\displaystyle\sum_{k=1}^{30} k = \underline{465}
(2)  k=110k2=385(2)\;\displaystyle\sum_{k=1}^{10} k^2 = \underline{385}
(3)  k=18k3=1296(3)\;\displaystyle\sum_{k=1}^{8} k^3 = \underline{1296}
(4)  k=115(2k23k+1)=2135(4)\;\displaystyle\sum_{k=1}^{15} (2k^2 - 3k + 1) = \underline{2135}

解説

Σ\Sigma(シグマ)記号を使った計算の基本を解説していきます。

Σ\Sigmaって何ですか?見慣れない記号で不安です...

Σ\Sigmaはギリシャ文字で「シグマ」と読むよ。

「合計」を意味する記号で、たくさんの数を足し合わせることを1つの式で書けるとても便利な道具なんだ。

例えば、11から55までの整数の和は1+2+3+4+51+2+3+4+5ですが、これをΣ\Sigma記号で書くとk=15k\displaystyle\sum_{k=1}^{5} kと表せます。

Σ\Sigmaの下にあるk=1k=1は「kk11から始める」、上にある55は「kk55になるまで足す」という意味です。

数列の問題ではこのΣ\Sigmaを使った計算が頻繁に出てくるよ。

基本公式を覚えて使えるようになろう!

ここで、Σ\Sigmaの基本公式をまとめます。

公式が4つもありますね...全部覚えなきゃダメですか?

はい、これらは全て覚える必要があるよ。

でもコツがあるんだ。c=nc\sum c = ncは「定数ccnn回足す」だけだし、k\sum kは等差数列の和の公式と同じだよ。

そしてk3\sum k^3k\sum kの2乗になっている、という面白い関係があるんだ!

それでは問題を解いていきましょう。

(1)k=130k(1)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{30} k

k=1nk=n(n+1)2\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}の公式を使います。n=30n=30を代入すると、

k=130k=30×312\displaystyle\sum_{k=1}^{30} k = \frac{30 \times 31}{2}
=9302= \frac{930}{2}
=465= \underline{465}

これは1+2+3++301+2+3+\cdots+30を一瞬で計算しているんだよ。

この公式は11からnnまでの整数の和を求める公式として有名だね。

(2)k=110k2(2)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{10} k^2

k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}の公式を使います。n=10n=10を代入すると、

k=110k2=10×11×216\displaystyle\sum_{k=1}^{10} k^2 = \frac{10 \times 11 \times 21}{6}
=23106= \frac{2310}{6}
=385= \underline{385}

(2n+1)(2n+1)の部分が2121になるんですね。代入するとき間違えそうです。

そうだね。nnn+1n+12n+12n+1の3つの部分にそれぞれ代入するのがポイントだよ。

n=10n=10のとき、n+1=11n+1=112n+1=212n+1=21。丁寧に代入しよう。

(3)k=18k3(3)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{8} k^3

k=1nk3={n(n+1)2}2\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k^3 = \left\{\frac{n(n+1)}{2}\right\}^2の公式を使います。n=8n=8を代入すると、

k=18k3={8×92}2\displaystyle\sum_{k=1}^{8} k^3 = \left\{\frac{8 \times 9}{2}\right\}^2
={722}2= \left\{\frac{72}{2}\right\}^2
=362= 36^2
=1296= \underline{1296}

この公式は(k)2\left(\sum k\right)^2と同じなんだ。つまりkkの3乗の和は、kkの和の2乗に等しいということだね。

確認してみよう。k=18k=36\displaystyle\sum_{k=1}^{8} k = 36で、362=129636^2 = 1296。一致しているね!

(4)k=115(2k23k+1)(4)\quad \displaystyle\sum_{k=1}^{15} (2k^2 - 3k + 1)

(4)(4)は複雑ですね。どうやって計算すればいいですか?

Σ\Sigmaには便利な性質があるよ。Σ\Sigmaの中身が足し算や引き算の形なら、Σ\Sigmaを分けて計算できるんだ。

また、定数はΣ\Sigmaの外に出せるよ。

Σ\Sigmaの性質を使って分解します。

k=115(2k23k+1)\displaystyle\sum_{k=1}^{15}(2k^2 - 3k + 1)
=2k=115k23k=115k+k=1151= 2\displaystyle\sum_{k=1}^{15}k^2 - 3\sum_{k=1}^{15}k + \sum_{k=1}^{15}1

それぞれの値を公式で求めます。

k=115k2=15×16×316=74406=1240\displaystyle\sum_{k=1}^{15} k^2 = \frac{15 \times 16 \times 31}{6} = \frac{7440}{6} = 1240
k=115k=15×162=120\displaystyle\sum_{k=1}^{15} k = \frac{15 \times 16}{2} = 120
k=1151=15\displaystyle\sum_{k=1}^{15} 1 = 15

これらを代入すると、

=2×12403×120+15= 2 \times 1240 - 3 \times 120 + 15
=2480360+15= 2480 - 360 + 15
=2135= \underline{2135}

なるほど!Σ\Sigmaを分解してから公式に代入するんですね。

その通り!この「分解してから公式を使う」という流れはとても大切だよ。

特に1=n\sum 1 = n(定数の和)を忘れやすいから注意してね。

このページのまとめ

ここではΣ\Sigma記号の意味と基本的な公式について学習しました。

k\sum kk2\sum k^2k3\sum k^3c\sum cの4つの公式は数列の問題で頻繁に使います。

公式を使いこなせるよう、色々な問題で練習してくださいね!

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