このページのまとめ
先に押さえておくこと
Σの計算($\Sigma k$, $\Sigma k^2$, $\Sigma k^3$)の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
基本公式と計算の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 基本公式と計算
- ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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解説
Σ(シグマ)記号を使った計算の基本を解説していきます。
Σって何ですか?見慣れない記号で不安です...
Σはギリシャ文字で「シグマ」と読むよ。
「合計」を意味する記号で、たくさんの数を足し合わせることを1つの式で書けるとても便利な道具なんだ。
例えば、1から5までの整数の和は1+2+3+4+5ですが、これをΣ記号で書くとk=1∑5kと表せます。
Σの下にあるk=1は「kを1から始める」、上にある5は「kが5になるまで足す」という意味です。
数列の問題ではこのΣを使った計算が頻繁に出てくるよ。
基本公式を覚えて使えるようになろう!
ここで、Σの基本公式をまとめます。
公式が4つもありますね...全部覚えなきゃダメですか?
はい、これらは全て覚える必要があるよ。
でもコツがあるんだ。∑c=ncは「定数cをn回足す」だけだし、∑kは等差数列の和の公式と同じだよ。
そして∑k3は∑kの2乗になっている、という面白い関係があるんだ!
それでは問題を解いていきましょう。
(1)k=1∑30k k=1∑nk=2n(n+1)の公式を使います。n=30を代入すると、
k=1∑30k=230×31 =2930 =465 これは1+2+3+⋯+30を一瞬で計算しているんだよ。
この公式は1からnまでの整数の和を求める公式として有名だね。
(2)k=1∑10k2 k=1∑nk2=6n(n+1)(2n+1)の公式を使います。n=10を代入すると、
k=1∑10k2=610×11×21 =62310 =385 (2n+1)の部分が21になるんですね。代入するとき間違えそうです。
そうだね。n、n+1、2n+1の3つの部分にそれぞれ代入するのがポイントだよ。
n=10のとき、n+1=11、2n+1=21。丁寧に代入しよう。
(3)k=1∑8k3 k=1∑nk3={2n(n+1)}2の公式を使います。n=8を代入すると、
k=1∑8k3={28×9}2 ={272}2 =1296 この公式は(∑k)2と同じなんだ。つまりkの3乗の和は、kの和の2乗に等しいということだね。
確認してみよう。k=1∑8k=36で、362=1296。一致しているね!
(4)k=1∑15(2k2−3k+1) (4)は複雑ですね。どうやって計算すればいいですか?
Σには便利な性質があるよ。Σの中身が足し算や引き算の形なら、Σを分けて計算できるんだ。
また、定数はΣの外に出せるよ。
Σの性質を使って分解します。
k=1∑15(2k2−3k+1) =2k=1∑15k2−3k=1∑15k+k=1∑151 それぞれの値を公式で求めます。
k=1∑15k2=615×16×31=67440=1240 k=1∑15k=215×16=120 k=1∑151=15 これらを代入すると、
=2×1240−3×120+15 =2480−360+15 =2135 なるほど!Σを分解してから公式に代入するんですね。
その通り!この「分解してから公式を使う」という流れはとても大切だよ。
特に∑1=n(定数の和)を忘れやすいから注意してね。
このページのまとめ
ここではΣ記号の意味と基本的な公式について学習しました。
∑k、∑k2、∑k3、∑cの4つの公式は数列の問題で頻繁に使います。
公式を使いこなせるよう、色々な問題で練習してくださいね!