数列

階差数列

一般項と和

数列の「階差数列」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「一般項と和」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学B 約8分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

階差数列の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

一般項と和の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 一般項と和
  • ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

数列1,11,111,1111,について数列1,\,11,\,111,\,1111,\,\cdots \cdotsについて

(1)一般項anを求めよ(1)\quad一般項a_nを求めよ

(2)初項から第n項までの和Snを求めよ(2)\quad 初項から第n項までの和S_nを求めよ

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(1)an=19(10n1)(1)\quad a_n = \underline{\frac 1 9 (10^n-1)}
(2)Sn=181(10n+19n10)(2)\quad S_n = \underline{\frac{1}{81}(10^{n+1}-9n-10)}

解説

階差数列の問題を解説します。

10増えて100増えて1000増えて\cdots

「差」が10倍ずつ増えていってるね。その差の数列のことを「階差数列」というんだ。

注意してほしいのは、問題文で与えられている数列である1,11,111,11111,11,111,1111\cdots \cdotsのことを階差数列というのではなく、差の数列である10,100,1000,10,100,1000,\cdots \cdotsのことを階差数列というんだ。

これらをふまえ、問題を解いていきましょう。

数列1,11,111,1111,について数列1,\,11,\,111,\,1111,\,\cdots \cdotsについて

(1)一般項anを求めよ(1)\quad一般項a_nを求めよ

階差数列であるbnb_nの一般項から考えていきます。

bnb_nは初項1010、公比1010の等比数列なので階差数列の一般項はbn=1010n1=10n{b_n} = {10 \cdot 10^{n-1}=10^n}となりますね。

よってan=a1+k=1n1bk=1+k=1n110ka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1}b^k = 1 +\sum_{k=1}^{n-1}10^kとなりますね。

k=1n110k\sum_{k=1}^{n-1}10^kはどのように計算するんですか?

初項1010、公比1010の等比数列の第1項から第n1n-1項までの和と考えられるから等比数列の和の公式を使えばいいね。

an=a_n=1+k=1n110k1 +\sum_{k=1}^{n-1}10^k=1+10(10n11)101=1+10n109= 1 + \frac{10(10^{n-1}-1)}{10-1}=1+\frac{10^n-10}{9}

これを整理して、an=19(10n1)a_n=\underline{\frac{1}{9}(10^n-1)}となります。

ここで、n=1n=1のときも成り立つかどうかを確認しよう。

n=1n=1とするとa1=1a_1 = 1となるから成り立っているね。

数列1,11,111,1111,について数列1,\,11,\,111,\,1111,\,\cdots \cdotsについて

(2)初項から第n項までの和Snを求めよ(2)\quad 初項から第n項までの和S_nを求めよ

一般項を(1)(1)で求めたので、初項から第nn項までの和SnS_n

SnS_n=k=1n19(10k1)= \sum_{k=1}^{n}\frac{1}{9}(10^k-1)=19k=1n(10k1)=\frac{1}{9} \sum_{k=1}^{n}(10^k-1)と表せます。

k=1n10n\sum_{k=1}^{n}10^nは等比数列の和として考えよう。

k=1n(1)\sum_{k=1}^{n}(-1)はどう計算すればいいですか?

それはΣの計算だね。以下の公式を使おう。

よって、Sn=19k=1n(10k1)S_n = \frac{1}{9} \sum_{k=1}^{n}(10^k-1)=19{10(10n1)101n}=\frac{1}{9}\left \{ \frac{10(10^n-1)}{10-1}-n \right \}

これを整理してSn=181(10n+19n10)S_n = \underline{\frac{1}{81}(10^{n+1}-9n-10)}となります。

n=1n=1とするとS1=1S_1 = 1となるね。初項が11だから正しそうだなと分かるよ。

このように検算する癖をつけておこう!

このページのまとめ

ここでは階差数列の問題について解説しました。

慣れるまで難しく感じるかもしれませんが、確実に解けるようになっておきましょう!

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