このページのまとめ
先に押さえておくこと
階差数列の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
一般項と和の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 一般項と和
- ポイント: 数列の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
数列1,11,111,1111,⋯⋯について (1)一般項anを求めよ。
(2)初項から第n項までの和Snを求めよ。
解説
階差数列の問題を解説します。
10増えて100増えて1000増えて⋯
「差」が10倍ずつ増えていってるね。その差の数列のことを「階差数列」というんだ。
注意してほしいのは、問題文で与えられている数列である1,11,111,1111⋯⋯のことを階差数列というのではなく、差の数列である10,100,1000,⋯⋯のことを階差数列というんだ。
これらをふまえ、問題を解いていきましょう。
数列1,11,111,1111,⋯⋯について (1)一般項anを求めよ。
階差数列であるbnの一般項から考えていきます。
bnは初項10、公比10の等比数列なので階差数列の一般項はbn=10⋅10n−1=10nとなりますね。
よってan=a1+∑k=1n−1bk=1+∑k=1n−110kとなりますね。
∑k=1n−110kはどのように計算するんですか?
初項10、公比10の等比数列の第1項から第n−1項までの和と考えられるから等比数列の和の公式を使えばいいね。
an=1+∑k=1n−110k=1+10−110(10n−1−1)=1+910n−10
これを整理して、an=91(10n−1)となります。
ここで、n=1のときも成り立つかどうかを確認しよう。
n=1とするとa1=1となるから成り立っているね。
数列1,11,111,1111,⋯⋯について (2)初項から第n項までの和Snを求めよ。
一般項を(1)で求めたので、初項から第n項までの和Snは
Sn=∑k=1n91(10k−1)=91∑k=1n(10k−1)と表せます。
∑k=1n10nは等比数列の和として考えよう。
∑k=1n(−1)はどう計算すればいいですか?
よって、Sn=91∑k=1n(10k−1)=91{10−110(10n−1)−n}
これを整理してSn=811(10n+1−9n−10)となります。
n=1とするとS1=1となるね。初項が1だから正しそうだなと分かるよ。
このように検算する癖をつけておこう!
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ここでは階差数列の問題について解説しました。
慣れるまで難しく感じるかもしれませんが、確実に解けるようになっておきましょう!