このページのまとめ
先に押さえておくこと
平均値の定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 平均値の定理
- ポイント: 微分法の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
区間 [0,2] で定義された関数 f(x)=x3−3x+1 について、平均値の定理を適用し、
2−0f(2)−f(0)=f′(c) を満たす c (0<c<2) を求めよ。
解説
平均値の定理について解説します。
いい質問だね。図形的な意味から考えてみよう。
左辺は2点 (a,f(a)) と (b,f(b)) を結ぶ直線の傾きだよ。
右辺は点 (c,f(c)) における接線の傾きだね。
つまり、「直線の傾きと同じ傾きの接線が必ず存在する」ということですか?
区間 [0,2] で定義された関数 f(x)=x3−3x+1 について、
2−0f(2)−f(0)=f′(c) を満たす c を求めよ。
まず、左辺(平均変化率)を計算します。
f(2)=23−3⋅2+1=8−6+1=3 2−0f(2)−f(0)=23−1=1 次に、導関数を求めます。
f′(x)=3x2−3 平均値の定理より、f′(c)=1 を満たす c を求めます。
3c2−3=1 c2=34 c=±32 0<c<2 の範囲にあるのは c=32 です。
分母を有理化すると、c=323
よって、答えは c=323 です。
グラフで確認してみると、
点 (0,1) と (2,3) を結ぶ直線の傾きは確かに1だね。
そして、x=323 での接線の傾きも1になっているんだ。
不等式の証明によく使われるよ。
たとえば、「f(b)−f(a)=f′(c)(b−a) の形に変形できる」から、
f′(x) の範囲がわかれば f(b)−f(a) の範囲が求められるんだ。
このページのまとめ
ここでは、平均値の定理について学習しました。
この定理は、関数の平均的な変化と瞬間的な変化を結びつける重要な定理です。
不等式の証明や関数の性質の解析に幅広く活用されますので、しっかり理解しておきましょう!