微分法

平均値の定理

微分法の「平均値の定理」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅲ 約6分 難易度 1 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

平均値の定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 平均値の定理
  • ポイント: 微分法の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

区間 [0,2][0, 2] で定義された関数 f(x)=x33x+1f(x) = x^3 - 3x + 1 について、平均値の定理を適用し、

f(2)f(0)20=f(c)\displaystyle \frac{f(2) - f(0)}{2 - 0} = f'(c)

を満たす cc (0<c<2)(0 < c < 2) を求めよ。

答えを見る

c=23=233\underline{c = \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{3}}{3}}

解説

平均値の定理について解説します。

これって、どういう意味ですか?

いい質問だね。図形的な意味から考えてみよう。

左辺は2点 (a,f(a))(a, f(a))(b,f(b))(b, f(b)) を結ぶ直線の傾きだよ。

右辺は点 (c,f(c))(c, f(c)) における接線の傾きだね。

つまり、「直線の傾きと同じ傾きの接線が必ず存在する」ということですか?

その通り!素晴らしい理解だね。

区間 [0,2][0, 2] で定義された関数 f(x)=x33x+1f(x) = x^3 - 3x + 1 について、

f(2)f(0)20=f(c)\displaystyle \frac{f(2) - f(0)}{2 - 0} = f'(c) を満たす cc を求めよ。

まず、左辺(平均変化率)を計算します。

f(0)=1f(0) = 1
f(2)=2332+1=86+1=3f(2) = 2^3 - 3 \cdot 2 + 1 = 8 - 6 + 1 = 3
f(2)f(0)20=312=1\displaystyle \frac{f(2) - f(0)}{2 - 0} = \frac{3 - 1}{2} = 1

次に、導関数を求めます。

f(x)=3x23f'(x) = 3x^2 - 3

平均値の定理より、f(c)=1f'(c) = 1 を満たす cc を求めます。

3c23=13c^2 - 3 = 1
3c2=43c^2 = 4
c2=43c^2 = \displaystyle \frac{4}{3}
c=±23c = \pm \displaystyle \frac{2}{\sqrt{3}}

0<c<20 < c < 2 の範囲にあるのは c=23c = \displaystyle \frac{2}{\sqrt{3}} です。

分母を有理化すると、c=233c = \displaystyle \frac{2\sqrt{3}}{3}

よって、答えは c=233\underline{c = \frac{2\sqrt{3}}{3}} です。

グラフで確認してみると、

(0,1)(0, 1)(2,3)(2, 3) を結ぶ直線の傾きは確かに1だね。

そして、x=233x = \frac{2\sqrt{3}}{3} での接線の傾きも1になっているんだ。

-1 0 1 2 3 -2 2 4

平均値の定理って、どんなときに使うんですか?

不等式の証明によく使われるよ。

たとえば、「f(b)f(a)=f(c)(ba)f(b) - f(a) = f'(c)(b - a) の形に変形できる」から、

f(x)f'(x) の範囲がわかれば f(b)f(a)f(b) - f(a) の範囲が求められるんだ。

このページのまとめ

ここでは、平均値の定理について学習しました。

この定理は、関数の平均的な変化と瞬間的な変化を結びつける重要な定理です。

不等式の証明や関数の性質の解析に幅広く活用されますので、しっかり理解しておきましょう!

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