このページのまとめ
先に押さえておくこと
陰関数の微分・逆関数の微分の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$F(x,y)=0$ の微分の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: F(x,y)=0 の微分
- ポイント: 微分法の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) 陰関数 x2+y2=25 について、dxdy を求めよ。
(2) 関数 y=f(x)=x3+x の逆関数を x=g(y) とするとき、y=10 における g′(y) の値を求めよ。
解説
陰関数の微分と逆関数の微分について解説します。
x2+y2=25 のような式で、y が x で表されていないとき、どう微分するんですか?
いい質問だね。
このように y が x の陽関数の形(y=...)で表されていない関数を**陰関数**というんだ。
陰関数の微分では、y を x の関数と見なして両辺を微分するよ。
(1)x2+y2=25 について、dxdy を求めよ。
両辺を x で微分します。
dxd(x2+y2)=dxd(25) 左辺を項ごとに微分すると、
dxd(x2)=2x dxd(y2)=2y⋅dxdy y2 を微分するときは、y が x の関数だから合成関数の微分を使うんだよ。
よって、
2x+2y⋅dxdy=0 dxdy について解くと、
2y⋅dxdy=−2x dxdy=−yx よって、dxdy=−yx です。
これは円の方程式ですよね。接線の傾きが −yx になるんですね!
素晴らしい気づきだね。
円の中心 (0,0) と点 (x,y) を結ぶ直線の傾きは xy だから、
接線の傾きはその逆数の符号を変えたものになっているね(垂直だから)。
(2) 関数 y=f(x)=x3+x の逆関数を x=g(y) とするとき、y=10 における g′(y) の値を求めよ。
まず、y=10 のときの x の値を求めよう。
y=f(x)=x3+x=10 とすると、
x=2 のとき f(2)=23+2=8+2=10 となるので、y=10 のとき x=2 です。
次に、f′(x) を求めます。
f′(x)=3x2+1 x=2 のとき、
f′(2)=3⋅22+1=12+1=13 逆関数の微分公式より、
g′(10)=f′(2)1=131 よって、答えは g′(10)=131 です。
逆関数の微分って、元の関数の微分の逆数になるんですね!
その通り!
グラフで考えると、y=f(x) と逆関数のグラフは y=x に関して対称だから、
傾きも逆数の関係になるんだよ。
このページのまとめ
ここでは、陰関数の微分と逆関数の微分について学習しました。
陰関数では、y を x の関数と見なして両辺を微分します。
逆関数の微分では、g′(y)=f′(x)1 という関係を使います。
どちらも、関数の形を変えずに微分できる便利な技法ですので、しっかりマスターしましょう!