微分法

合成関数の微分法

チェインルール(連鎖律)

微分法の「合成関数の微分法」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「チェインルール(連鎖律)」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅲ 約9分 難易度 3

このページのまとめ

先に押さえておくこと

合成関数の微分法の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

チェインルール(連鎖律)の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: チェインルール(連鎖律)
  • ポイント: 微分法の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

次の関数を微分せよ。

(1)y=(x2+3x1)5(1)\quad y = (x^2 + 3x - 1)^5
(2)y=sin(3x2)(2)\quad y = \sin(3x^2)
(3)y=ecosx(3)\quad y = e^{\cos x}

答えを見る

(1)  y=5(x2+3x1)4(2x+3)(1)\; y' = \underline{5(x^2 + 3x - 1)^4 \cdot (2x + 3)}
(2)  y=6xcos(3x2)(2)\; y' = \underline{6x\cos(3x^2)}
(3)  y=ecosxsinx(3)\; y' = \underline{-e^{\cos x}\sin x}

解説

合成関数の微分法について、詳しく解説していきます。

(x2)5(x^2)^5 とか sin(3x2)\sin(3x^2) みたいな、関数の中に関数が入っている形って、どうやって微分するんですか?

これは「合成関数の微分法」という、数学IIIで最も重要な技法の1つだよ。

別名「チェインルール(連鎖律)」とも呼ばれているんだ。

「外側の関数の微分 × 内側の関数の微分」ってことですか?

その理解で正解!外側から順番に微分していくイメージだね。

具体例で見ていこう。

(1)y=(x2+3x1)5(1)\quad y = (x^2 + 3x - 1)^5

これは u=x2+3x1u = x^2 + 3x - 1 とおくと、y=u5y = u^5 の形になります。

外側の関数は「5乗」、内側の関数は「x2+3x1x^2 + 3x - 1」だね。

合成関数の微分法を適用すると、

dydx=dydududx\displaystyle\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx}

ここで、

  • dydu=(u5)=5u4=5(x2+3x1)4\displaystyle\frac{dy}{du} = (u^5)' = 5u^4 = 5(x^2 + 3x - 1)^4
  • dudx=(x2+3x1)=2x+3\displaystyle\frac{du}{dx} = (x^2 + 3x - 1)' = 2x + 3

よって、

y=5(x2+3x1)4(2x+3)y' = 5(x^2 + 3x - 1)^4 \cdot (2x + 3)

答えは 5(x2+3x1)4(2x+3)\underline{5(x^2 + 3x - 1)^4 \cdot (2x + 3)} となります。

なるほど!外側を微分して、内側を微分して掛けるんですね!

(2)y=sin(3x2)(2)\quad y = \sin(3x^2)

これは u=3x2u = 3x^2 とおくと、y=sinuy = \sin u の形になります。

外側は「sin」、内側は「3x23x^2」だね。

合成関数の微分法により、

  • dydu=(sinu)=cosu=cos(3x2)\displaystyle\frac{dy}{du} = (\sin u)' = \cos u = \cos(3x^2)
  • dudx=(3x2)=6x\displaystyle\frac{du}{dx} = (3x^2)' = 6x

よって、

y=cos(3x2)6x=6xcos(3x2)y' = \cos(3x^2) \cdot 6x = \underline{6x\cos(3x^2)}
(3)y=ecosx(3)\quad y = e^{\cos x}

これは u=cosxu = \cos x とおくと、y=euy = e^u の形になります。

外側が「ee の何乗」で、内側が「cosx\cos x」ですね!

合成関数の微分法により、

  • dydu=(eu)=eu=ecosx\displaystyle\frac{dy}{du} = (e^u)' = e^u = e^{\cos x}
  • dudx=(cosx)=sinx\displaystyle\frac{du}{dx} = (\cos x)' = -\sin x

よって、

y=ecosx(sinx)=ecosxsinxy' = e^{\cos x} \cdot (-\sin x) = \underline{-e^{\cos x}\sin x}

符号に注意してね!cosx\cos x の微分は sinx-\sin x だよ。

合成関数の微分法は、複雑な関数を微分するときの基本技法なんだ。

慣れるまで、次のステップを意識して練習しよう。

何度も練習して、自然に使えるようになりたいです!

その意気だね!合成関数の微分法は、積分や微分方程式でも使う超重要技法だよ。

色々な問題で練習していこう!

このページのまとめ

ここでは合成関数の微分法(チェインルール)について学習しました。

dydx=dydududx\displaystyle\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx} という公式を使い、「外側の微分 × 内側の微分」という流れを身につけてくださいね!

アプリで続ける

この問題の「よくある質問」や「解法の鍵」は、アプリで読めます。

この問題に関するよくある疑問への回答や、解法のポイントをまとめた「解法の鍵」はアプリに収録しています。 類題演習やAIへの質問もアプリから使えます。合成関数の微分法 に近い内容をそのまま続けられます。

よくある質問 解法の鍵 類題演習 AIに質問

ストアからダウンロードして、同じ単元の演習やAI質問をそのまま続けられます。