このページのまとめ
先に押さえておくこと
整式の除法・分数式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
整式の割り算と分数式の計算の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 整式の割り算と分数式の計算
- ポイント: 式と証明の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) 2x3+3x2−5x+1 を x2+2x−1 で割った商と余りを求めよ。
(2) 次の分数式を簡単にせよ。
x2+x−2x2−4+x−1x 解説
整式の除法(割り算)と分数式の計算について解説します。
まず、整式の割り算の基本的な考え方を確認しましょう。
整数の筆算の割り算と同じ考え方だよ。
まずは大事な関係式を確認しておこう。
整数の割り算と同じ形ですね!例えば 17=5×3+2 みたいな。
その通り!整数のときは「余り < 割る数」だけど、整式のときは「余りの次数 < 割る式の次数」になるんだ。
それでは実際に問題を解いていきましょう。
(1) 2x3+3x2−5x+1 を x2+2x−1 で割った商と余りを求めよ。
割る式 x2+2x−1 は2次式なので、余りは1次式以下(ax+b の形か定数)になります。
整数の筆算と同じように、最高次の項に注目して商を立てていくよ。1ステップずつやってみよう!
1最高次の項
2x3 を
x2 で割って、商の項を決める
2x3÷x2=2x なので、商の最初の項は 2x です。
割る式に 2x を掛けて、割られる式から引きます。
(x2+2x−1)×2x=2x3+4x2−2x (2x3+3x2−5x+1)−(2x3+4x2−2x) =−x2−3x+1 2残った
−x2−3x+1 に対して同じ操作を繰り返す
−x2÷x2=−1 なので、商の次の項は −1 です。
割る式に −1 を掛けて引きます。
(x2+2x−1)×(−1)=−x2−2x+1 (−x2−3x+1)−(−x2−2x+1) =(−3+2)x+(1−1) −x は1次式で、割る式 x2+2x−1 は2次式です。余りの次数の方が小さいので、ここで割り算は終了です。
よって、商: 2x−1、余り: −x
検算してみよう!A=BQ+R に代入して元の式に戻れば正しいよ。
検算: (x2+2x−1)(2x−1)+(−x) を展開します。
(x2+2x−1)(2x−1) =2x3−x2+4x2−2x−2x+1 =2x3+3x2−4x+1 余りを足すと、2x3+3x2−4x+1+(−x)=2x3+3x2−5x+1✓
元の式に戻ったね!割り算の後は必ず検算する習慣をつけよう。
(2) 次の分数式を簡単にせよ。x2+x−2x2−4+x−1x
普通の分数の足し算と同じで、通分してから足すんだよ。
まずは分母と分子をそれぞれ因数分解してみよう。
各分数式の分母・分子を因数分解します。
x2−4=(x+2)(x−2) x2+x−2=(x+2)(x−1) よって、第1項は
x2+x−2x2−4=(x+2)(x−1)(x+2)(x−2)=x−1x−2 共通因数 (x+2) で約分できたね。分数式では、まず因数分解して約分するのが鉄則だよ!
約分した結果、式は次のようになります。
x−1x−2+x−1x 分母がどちらも (x−1) で同じなので、そのまま分子を足すことができます。
x−1x−2+x−1x =x−1(x−2)+x =x−12x−2 =x−12(x−1) 最後にさらに約分できるんですね!2x−2=2(x−1) だから分母と消えて 2 になる!
よく気づいたね!分数式の計算では、最後にもう一度約分できないか必ず確認しよう。
これを忘れると減点されることが多いから注意してね。
このページのまとめ
ここでは整式の除法(割り算)と分数式の計算について学習しました。
整式の割り算は「最高次の項に注目して商を立てる → 掛けて引く」を繰り返す手順をしっかり覚えましょう。割り算の後は A=BQ+R で検算することも大切です。
分数式の計算では、まず因数分解して約分し、通分してから計算するのが基本です。最後の約分も忘れずに!