このページのまとめ
先に押さえておくこと
3次式の展開・因数分解の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$(a+b)^3$, $a^3 \pm b^3$の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: (a+b)3, a3±b3
- ポイント: 式と証明の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
次の計算をせよ。
(1)(2x+3)3 を展開せよ。
(2)x3−27 を因数分解せよ。
(3)8x3+125 を因数分解せよ。
解説
3次式の展開・因数分解について解説します。
3乗の展開公式や因数分解の公式が覚えられないんです...
大丈夫!まずは公式を確認して、使い方を練習していこう。
慣れれば自然と覚えられるよ!
まずは3次式に関する展開公式と因数分解公式を確認しましょう。
展開公式の係数は 1,3,3,1 なんですね。
因数分解公式は展開公式とは別物なんですか?
いいところに気づいたね!
展開公式は(a+b)3のように同じ2項の3乗を展開する公式で、因数分解公式はa3+b3のように異なる2つの3乗の和・差を分解する公式だよ。
符号の付き方に注意して覚えよう!
それでは問題を解いていきましょう。
(1)(2x+3)3 を展開せよ。
これは(a+b)3の展開公式を使う問題です。a=2x、b=3として公式に当てはめましょう。
=(2x)3+3(2x)2(3)+3(2x)(3)2+(3)3 =8x3+3⋅4x2⋅3+3⋅2x⋅9+27 =8x3+36x2+54x+27 (2x)2=4x2、(2x)3=8x3 のように、係数もまとめて累乗するのを忘れないでね!
(2)x3−27 を因数分解せよ。
27=33 なので、x3−27=x3−33 と考えることができます。
これは a3−b3=(a−b)(a2+ab+b2) の公式で a=x、b=3 の場合です。
=(x−3)(x2+x⋅3+32) =(x−3)(x2+3x+9) a3−b3 のときは(a−b)(a2+ab+b2)で、a2の後の符号が+になるんですね!
その通り!符号のルールを整理すると、
a3+b3 → 第1カッコ(a+b)、第2カッコ(a2−ab+b2)
a3−b3 → 第1カッコ(a−b)、第2カッコ(a2+ab+b2)
第1カッコの符号と第2カッコのabの前の符号は逆になるよ!
(3)8x3+125 を因数分解せよ。
8x3=(2x)3、125=53 なので、8x3+125=(2x)3+53 と変形できます。
a3+b3=(a+b)(a2−ab+b2) の公式で a=2x、b=5 として当てはめましょう。
=(2x)3+53 =(2x+5){(2x)2−(2x)(5)+52} =(2x+5)(4x2−10x+25) ポイントは、まず各項を「何かの3乗」の形に変形することだよ。
8x3=(2x)3、125=53 のように見抜けるかがカギだね!
このページのまとめ
ここでは3次式の展開公式と因数分解公式について学習しました。
展開公式の係数は 1,3,3,1(パスカルの三角形の3段目)で、因数分解公式では第1カッコと第2カッコのabの符号が逆になることがポイントです。
数字を見たら3乗の形に直せるかどうかを考える習慣をつけましょう!