このページのまとめ
先に押さえておくこと
3倍角の公式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$\sin 3\alpha$, $\cos 3\alpha$の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: sin3α, cos3α
- ポイント: 指数・対数・三角関数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) 加法定理と2倍角の公式を用いて、3倍角の公式を導け。
(2) sin3α=3sinα−4sin3α を用いて、sin20° が満たす3次方程式を作れ。
解説
3倍角の公式について解説します。
覚えていると便利だけど、加法定理と2倍角の公式から導けるから、導出方法を理解しておくことが大切だよ!
まずは使う公式を確認しておきましょう。
(1) 加法定理と2倍角の公式を用いて、3倍角の公式を導け。
3α=2α+α と考えて、加法定理を使うのがポイントだよ!
まず sin3α を導出しましょう。
=sin(2α+α) =sin2αcosα+cos2αsinα ここで2倍角の公式 sin2α=2sinαcosα、cos2α=1−2sin2α を代入します。
=2sinαcosα⋅cosα+(1−2sin2α)⋅sinα =2sinαcos2α+sinα−2sin3α cos2α が残ってしまいました...
cos2α=1−sin2α を使って、すべて sinα で表そう!
=2sinα(1−sin2α)+sinα−2sin3α =2sinα−2sin3α+sinα−2sin3α =3sinα−4sin3α 次に cos3α を導出しましょう。
=cos(2α+α) =cos2αcosα−sin2αsinα 2倍角の公式 cos2α=2cos2α−1、sin2α=2sinαcosα を代入します。
=(2cos2α−1)⋅cosα−2sinαcosα⋅sinα =2cos3α−cosα−2sin2αcosα sin2α=1−cos2α を代入して、
=2cos3α−cosα−2(1−cos2α)cosα =2cos3α−cosα−2cosα+2cos3α =4cos3α−3cosα (2) sin3α=3sinα−4sin3α を用いて、sin20° が満たす3次方程式を作れ。
3×20°=60° だから、α=20° として3倍角の公式を使うんだ!
α=20° のとき、3α=60° です。
3倍角の公式 sin3α=3sinα−4sin3α に α=20° を代入すると、
sin60°=3sin20°−4sin320° sin60°=23 なので、
23=3sin20°−4sin320° x=sin20° とおくと、
23=3x−4x3 4x3−3x+23=0 両辺を2倍して整理すると、
8x3−6x+3=0 3がありますが、有理数係数の方程式は作れますか?
いい質問だね!有理数係数の方程式を作りたい場合は、cosの3倍角を使うといいよ。
cos60°=21 を使って、cos3α=4cos3α−3cosα で α=20° とすると、
x=cos20° に対して 8x3−6x−1=0 が得られるんだ。
このように3倍角の公式を使うと、sin20° や cos20° のような特殊な角度の値が満たす方程式を作れるんだ。
これは大学入試でも出題されることがあるから、覚えておこう!
このページのまとめ
ここでは3倍角の公式の導出と応用について学習しました。
3倍角の公式は加法定理と2倍角の公式から導けますが、覚えていると計算が楽になります。
ぜひ覚えてすぐに使えるようにしてくださいね!