指数・対数・三角関数

三角関数の周期と振幅

$y=A\sin(Bx+C)+D$ の変換

指数・対数・三角関数の「三角関数の周期と振幅」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「$y=A\sin(Bx+C)+D$ の変換」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅱ 約11分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

三角関数の周期と振幅の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: y=Asin(Bx+C)+Dy=A\sin(Bx+C)+D の変換
  • ポイント: 指数・対数・三角関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

次の関数の振幅と周期を求めよ。また、(2)(2)では位相のずれも答えよ。

(1)y=3sin2x(1)\quad y=3\sin 2x
(2)y=2cos(3xπ4)(2)\quad y=2\cos\left(3x-\frac{\pi}{4}\right)

答えを見る

(1)  (1)\; 振幅  3\;\underline{3}、周期  π\;\underline{\pi}

(2)  (2)\; 振幅  2\;\underline{2}、周期  2π3\;\underline{\dfrac{2\pi}{3}}、位相のずれ  π12  (右にずれる)\;\underline{\dfrac{\pi}{12}\;(\text{右にずれる})}

解説

三角関数の周期と振幅について解説します。

三角関数のグラフで「振幅」や「周期」って何のことですか?

いい質問だね!y=sinxy=\sin xのような波の形をしたグラフの特徴を表す大切な要素だよ。

まずは一般形を確認してから、問題を解いていこう!

三角関数のグラフの一般形は次のようになります。

cos\cosの場合も同じですか?

うん、y=Acos(Bx+C)+Dy=A\cos(Bx+C)+Dでも振幅・周期・位相の求め方は全く同じだよ。

sin\sincos\cosはグラフの形が同じで、位相がπ2\frac{\pi}{2}だけずれているだけだからね。

基本のy=sinxy=\sin xのグラフを確認しておきましょう。振幅11、周期2π2\piです。

-5 0 5 -2 -1 1 2

それでは問題を解いていきましょう!

(1)y=3sin2x(1)\quad y=3\sin 2x の振幅と周期を求めよ。

この関数をy=Asin(Bx+C)+Dy=A\sin(Bx+C)+Dの形と見比べます。

y=3sin2xy=3\sin 2x より、A=3A=3B=2B=2C=0C=0D=0D=0 と読み取れます。

  • 振幅=A=3=3=|A|=|3|=\underline{3}
  • 周期=2πB=2π2=π=\dfrac{2\pi}{|B|}=\dfrac{2\pi}{2}=\underline{\pi}

グラフで確認してみよう!青がy=sinxy=\sin x、赤がy=3sin2xy=3\sin 2xだよ。

-5 0 5 -4 -2 2 4
y=1sin(1x)y=1\sin(1x)
y=3sin(2x)y=3\sin(2x)

赤のグラフは上下の幅が33倍になって、波の数が22倍になっていますね!

その通り!A=3A=3で振幅が33倍、B=2B=2で周期が12\frac{1}{2}倍(つまりπ\pi)になっているんだ。

(2)y=2cos(3xπ4)(2)\quad y=2\cos\left(3x-\frac{\pi}{4}\right) の振幅、周期、位相のずれを求めよ。

この関数はcos\cosですが、振幅・周期・位相の求め方はsin\sinの場合と同じです。

y=Acos(Bx+C)+Dy=A\cos(Bx+C)+Dの形と見比べると、A=2A=2B=3B=3C=π4C=-\frac{\pi}{4}D=0D=0 です。

  • 振幅=A=2=2=|A|=|2|=\underline{2}
  • 周期=2πB=2π3=\dfrac{2\pi}{|B|}=\underline{\dfrac{2\pi}{3}}

位相のずれはどうやって求めればいいですか?

カッコの中をBBでくくって変形するのがポイントだよ!

位相のずれを求めるために、カッコの中をBBでくくります。

3xπ43x-\frac{\pi}{4}
=3(xπ12)=3\left(x-\frac{\pi}{12}\right)

よってy=2cos(3(xπ12))y=2\cos\left(3\left(x-\frac{\pi}{12}\right)\right)と変形でき、これはy=2cos3xy=2\cos 3xのグラフを右にπ12\frac{\pi}{12}だけ平行移動したものであることがわかります。

  • 位相のずれ=π12  (右にずれる)=\underline{\dfrac{\pi}{12}\;(\text{右にずれる})}

位相のずれは、Bx+C=0Bx+C=0xxについて解いてx=CBx=-\frac{C}{B}と求めてもOKだよ。

x=π/43=π12x=-\frac{-\pi/4}{3}=\frac{\pi}{12}で、正の値だから右にずれるね。

グラフで確認してみましょう。青がy=2cos3xy=2\cos 3x(位相のずれなし)、赤がy=2cos(3xπ4)y=2\cos\left(3x-\frac{\pi}{4}\right)です。

-4 -2 0 2 4 -3 -2 -1 1 2 3
y=2cos(3x)y=2\cos(3x)
y=2cos(3(x+0.79))y=2\cos(3(x+0.79))

赤のグラフが青のグラフより少し右にずれていますね!これが位相のずれなんですね。

その通り!右にπ12\frac{\pi}{12}だけずれているね。

位相のずれを求めるときは、Bx+CBx+CB(xα)B(x-\alpha)の形に変形してα\alphaを読み取るのがコツだよ。

このページのまとめ

ここでは三角関数の周期と振幅について学習しました。

y=Asin(Bx+C)+Dy=A\sin(Bx+C)+Dの形の関数について、振幅A|A|、周期2πB\frac{2\pi}{|B|}、位相のずれCB-\frac{C}{B}の3つを正確に読み取れるようにしましょう。

特に位相のずれは、カッコの中をBBでくくる変形がポイントです。

色々な問題で練習してマスターしてくださいね!

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