このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角関数の周期と振幅の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: y=Asin(Bx+C)+D の変換
- ポイント: 指数・対数・三角関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
次の関数の振幅と周期を求めよ。また、(2)では位相のずれも答えよ。
(1)y=3sin2x (2)y=2cos(3x−4π) 解説
三角関数の周期と振幅について解説します。
三角関数のグラフで「振幅」や「周期」って何のことですか?
いい質問だね!y=sinxのような波の形をしたグラフの特徴を表す大切な要素だよ。
まずは一般形を確認してから、問題を解いていこう!
三角関数のグラフの一般形は次のようになります。
うん、y=Acos(Bx+C)+Dでも振幅・周期・位相の求め方は全く同じだよ。
sinとcosはグラフの形が同じで、位相が2πだけずれているだけだからね。
基本のy=sinxのグラフを確認しておきましょう。振幅1、周期2πです。
それでは問題を解いていきましょう!
(1)y=3sin2x の振幅と周期を求めよ。
この関数をy=Asin(Bx+C)+Dの形と見比べます。
y=3sin2x より、A=3、B=2、C=0、D=0 と読み取れます。
振幅
=∣A∣=∣3∣=3
周期
=∣B∣2π=22π=π
グラフで確認してみよう!青がy=sinx、赤がy=3sin2xだよ。
y=1sin(1x) y=3sin(2x) 赤のグラフは上下の幅が3倍になって、波の数が2倍になっていますね!
その通り!A=3で振幅が3倍、B=2で周期が21倍(つまりπ)になっているんだ。
(2)y=2cos(3x−4π) の振幅、周期、位相のずれを求めよ。
この関数はcosですが、振幅・周期・位相の求め方はsinの場合と同じです。
y=Acos(Bx+C)+Dの形と見比べると、A=2、B=3、C=−4π、D=0 です。
振幅
=∣A∣=∣2∣=2
周期
=∣B∣2π=32π
カッコの中をBでくくって変形するのがポイントだよ!
位相のずれを求めるために、カッコの中をBでくくります。
3x−4π =3(x−12π) よってy=2cos(3(x−12π))と変形でき、これはy=2cos3xのグラフを右に12πだけ平行移動したものであることがわかります。
位相のずれ
=12π(右にずれる)
位相のずれは、Bx+C=0をxについて解いてx=−BCと求めてもOKだよ。
x=−3−π/4=12πで、正の値だから右にずれるね。
グラフで確認してみましょう。青がy=2cos3x(位相のずれなし)、赤がy=2cos(3x−4π)です。
y=2cos(3x) y=2cos(3(x+0.79)) 赤のグラフが青のグラフより少し右にずれていますね!これが位相のずれなんですね。
その通り!右に12πだけずれているね。
位相のずれを求めるときは、Bx+CをB(x−α)の形に変形してαを読み取るのがコツだよ。
このページのまとめ
ここでは三角関数の周期と振幅について学習しました。
y=Asin(Bx+C)+Dの形の関数について、振幅∣A∣、周期∣B∣2π、位相のずれ−BCの3つを正確に読み取れるようにしましょう。
特に位相のずれは、カッコの中をBでくくる変形がポイントです。
色々な問題で練習してマスターしてくださいね!