このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角関数の方程式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: sinx=a, cosx=a, tanx=a
- ポイント: 指数・対数・三角関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
0≦x<2π のとき、次の方程式を解け。
(1)sinx=21 (2)cosx=−23 (3)tanx=1 解説
三角関数の方程式の解き方について解説します。
sinx=21 のような方程式はどうやって解けばいいですか?
三角関数の方程式を解くときは、単位円を使うのがポイントだよ!
単位円上で条件を満たす点を見つけて、その角度を求めるんだ。
(1)sinx=21 (0≦x<2π)
sinx=21 を解くには、単位円上で y 座標が 21 になる点を探そう。
単位円上で y=21 となる点を考えます。
sinx=21 となる基本角は x=6π です。
あれ、でも y=21 になる点は2つありますよね?
いい気づきだね!
単位円上で y=21 となる点は第1象限と第2象限に1つずつあるんだ。
第1象限では x=6π、
第2象限では x=π−6π=65π となります。
θ=30∘ P(23,21) sinθ=21 cosθ=23 x=6π(30∘)のとき
θ=150∘ P(−23,21) sinθ=21 cosθ=−23 x=65π(150∘)のとき
よって、0≦x<2π の範囲で
x=6π,65π (2)cosx=−23 (0≦x<2π)
今度は cosx の方程式だね。単位円上で x 座標が −23 になる点を探そう。
cosx=−23 は cosx が負なので、第2象限または第3象限に解があります。
cosx=23 となる基本角は 6π なので、
基本角の 6π を使って、負になる象限の角度を求めればいいんですね!
その通り!第2象限では π−6π、第3象限では π+6π だよ。
第2象限:x=π−6π=65π
第3象限:x=π+6π=67π
θ=150∘ P(−23,21) sinθ=21 cosθ=−23 x=65π(150∘)のとき
θ=210∘ P(−23,−21) sinθ=−21 cosθ=−23 x=67π(210∘)のとき
よって、x=65π,67π
(3)tanx=1 (0≦x<2π)
最後は tanx の方程式だね。
tanx=1 は、原点を通る傾き 1 の直線と単位円の交点を考えるんだ。
tanx=1 となる基本角は x=4π です。
tan の周期は π だから、4π に π を足した角度も解になりますか?
完璧!tan は周期 π で同じ値を取るから、4π+π=45π も解になるね。
0≦x<2π の範囲で tanx=1 を満たすのは、
x=4π と x=4π+π=45π の2つです。
θ=45∘ P(22,22) sinθ=22 cosθ=22 tanθ=1 x=4π(45∘)のとき
θ=225∘ P(−22,−22) sinθ=−22 cosθ=−22 tanθ=1 x=45π(225∘)のとき
よって、x=4π,45π
最後に、一般解についても触れておこう。
範囲の指定がない場合は、周期を使って一般解を書く必要があるよ。
なるほど!範囲が指定されているときはその範囲内の解を求めて、範囲がないときは一般解を書けばいいんですね。
その通り!単位円をイメージしながら解くことが大切だよ。
このページのまとめ
ここでは三角関数の方程式 sinx=a, cosx=a, tanx=a の解き方について学習しました。
単位円を使って、条件を満たす角度を見つけることがポイントです。
sin, cos は周期 2π、tan は周期 π であることを覚えておきましょう!