このページのまとめ
先に押さえておくこと
対数関数のグラフの要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: y=logax のグラフの特徴
- ポイント: 指数・対数・三角関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
対数関数y=log2xとy=log21xのグラフの特徴を述べ、次の各問に答えよ。
(1) log2x>3を満たすxの範囲を求めよ。
(2) 3つの数log23, log25, log21を小さい順に並べよ。
解説
対数関数のグラフについて解説します。
aを正の定数(a=1)とするとき、y=logaxの形で表される関数を対数関数というよ。
指数関数y=axの逆関数なんだ。まずは定義と基本的な性質を確認しよう!
なぜすべてのグラフが(1,0)を通るんですか?
底aが何であっても、a0=1だからloga1=0になるんだ。
つまりx=1を代入すると必ずy=0になるよ。
それでは、底aの値によってグラフがどう変わるか見ていきましょう。
(1) a>1 のとき(例:y=log2x) y=log2x a>1のとき、グラフは右上がりになるよ。
xが増加するとyも増加する、つまり単調増加だね。
xが0に近づくとyはどんどん小さくなって−∞に向かうんだ。
(2) 0<a<1 のとき(例:y=log21x) y=log0.5x 0<a<1のとき、グラフは右下がりになるよ。
xが増加するとyは減少する、つまり単調減少だね。
y=log2xとy=log21xのグラフには何か関係がありますか?
いいところに気づいたね!
log21x=−log2xだから、y=log2xのグラフをx軸に関して対称に折り返したものなんだ。
次に、対数関数と指数関数の関係について見てみましょう。
(3) 指数関数 y=2x と対数関数 y=log2x の関係 y=1⋅2x y=2xとy=log2xは直線y=xに関して対称なんだ。
これは、対数関数が指数関数の逆関数だからだよ。
逆関数の関係だから、xとyを入れ替えた関係になっているんですね!
その通り!y=axでxとyを入れ替えるとx=ay、
これをyについて解くとy=logaxになるんだ。
指数関数のときと同じで、底が1より大きいか小さいかで不等号の向きが変わるんですね!
その通り!グラフの形と対応させて覚えるといいよ。
右上がりなら大小はそのまま、右下がりなら大小が逆転するんだ。
それでは問題を解いていきましょう。
(1) log2x>3を満たすxの範囲を求めよ。
まず3をlog2の形で表してみよう。
3=log28(23=8より)なので、不等式はlog2x>log28と書き直せます。
底2>1なので、対数関数y=log2xは単調増加です。
したがって、真数部分の大小がそのまま対数の大小になるので、
log2x>log28⇔x>8 ただし、真数条件x>0も確認します。x>8はx>0を満たすので問題ありません。
よって、x>8
y=log2x グラフを見ると、x=8のときy=3で、x>8の部分でy>3になっているのが確認できるね。
(2) 3つの数log23, log25, log21を小さい順に並べよ。
3つとも底が2で同じだね。底の値に注目しよう。
底2>1なので、対数関数y=log2xは単調増加です。
つまり、真数部分が大きいほど対数の値も大きくなります。
真数を比較すると、1<3<5 です。
底2>1で単調増加なので、真数の大小がそのまま保存され、
log21<log23<log25 ちなみにlog21=0なので、log23とlog25はどちらも正の値です。
よって、小さい順に log21<log23<log25
もし底が21だったら、不等号の向きが逆になるんですね!
その通り!底が0<a<1のときは単調減少だから、真数が大きいほど対数の値は小さくなるよ。
底の値が1より大きいか小さいかを必ず確認しようね。
このページのまとめ
ここでは対数関数y=logaxのグラフの特徴について学習しました。
a>1のときは単調増加(右上がり)、0<a<1のときは単調減少(右下がり)で、すべてのグラフが点(1,0)を通ります。
また、対数関数y=logaxは指数関数y=axの逆関数で、直線y=xに関して対称です。
対数の大小比較では、底が1より大きいか小さいかで不等号の向きが変わるので注意してくださいね!