指数・対数・三角関数

対数関数のグラフ

$y=\log_a x$ のグラフの特徴

指数・対数・三角関数の「対数関数のグラフ」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「$y=\log_a x$ のグラフの特徴」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅱ 約12分 難易度 1 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

対数関数のグラフの要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: y=logaxy=\log_a x のグラフの特徴
  • ポイント: 指数・対数・三角関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

対数関数y=log2xy=\log_2 xy=log12xy=\log_{\frac{1}{2}} xのグラフの特徴を述べ、次の各問に答えよ。

(1)(1)\quad log2x>3\log_2 x > 3を満たすxxの範囲を求めよ。

(2)(2)\quad 33つの数log23\log_2 3, log25\log_2 5, log21\log_2 1を小さい順に並べよ。

答えを見る

(1)  (1)\; x>8\underline{x>8}

(2)  (2)\; log21<log23<log25\underline{\log_2 1 < \log_2 3 < \log_2 5}

解説

対数関数のグラフについて解説します。

対数関数ってどんな関数ですか?

aaを正の定数(a1a \neq 1)とするとき、y=logaxy=\log_a xの形で表される関数を対数関数というよ。

指数関数y=axy=a^xの逆関数なんだ。まずは定義と基本的な性質を確認しよう!

なぜすべてのグラフが(1,0)(1, 0)を通るんですか?

aaが何であっても、a0=1a^0=1だからloga1=0\log_a 1=0になるんだ。

つまりx=1x=1を代入すると必ずy=0y=0になるよ。

それでは、底aaの値によってグラフがどう変わるか見ていきましょう。

(1)    a>1 のとき(例:y=log2x\textbf{(1) \; a>1 のとき(例:}y=\log_2 x\textbf{)}
(2, 1) 0 2 4 6 8 -2 2 4
y=log2xy=\log_{2}x

a>1a>1のとき、グラフは右上がりになるよ。

xxが増加するとyyも増加する、つまり単調増加だね。

xx00に近づくとyyはどんどん小さくなって-\inftyに向かうんだ。

(2)    0<a<1 のとき(例:y=log12x\textbf{(2) \; 0<a<1 のとき(例:}y=\log_{\frac{1}{2}} x\textbf{)}
(0.5, 1) 0 2 4 6 8 -4 -2 2
y=log0.5xy=\log_{0.5}x

0<a<10<a<1のとき、グラフは右下がりになるよ。

xxが増加するとyyは減少する、つまり単調減少だね。

y=log2xy=\log_2 xy=log12xy=\log_{\frac{1}{2}} xのグラフには何か関係がありますか?

いいところに気づいたね!

log12x=log2x\log_{\frac{1}{2}} x = -\log_2 xだから、y=log2xy=\log_2 xのグラフをxx軸に関して対称に折り返したものなんだ。

次に、対数関数と指数関数の関係について見てみましょう。

(3)    指数関数 y=2x と対数関数 y=log2x の関係\textbf{(3) \; 指数関数 }y=2^x\textbf{ と対数関数 }y=\log_2 x\textbf{ の関係}
-2 0 2 4 6 8 -2 2 4 6 8
y=12xy=1\cdot 2^{x}

y=2xy=2^xy=log2xy=\log_2 xは直線y=xy=xに関して対称なんだ。

これは、対数関数が指数関数の逆関数だからだよ。

逆関数の関係だから、xxyyを入れ替えた関係になっているんですね!

その通り!y=axy=a^xxxyyを入れ替えるとx=ayx=a^y

これをyyについて解くとy=logaxy=\log_a xになるんだ。

指数関数のときと同じで、底が11より大きいか小さいかで不等号の向きが変わるんですね!

その通り!グラフの形と対応させて覚えるといいよ。

右上がりなら大小はそのまま、右下がりなら大小が逆転するんだ。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad log2x>3\log_2 x > 3を満たすxxの範囲を求めよ。

まず33log2\log_2の形で表してみよう。

3=log283=\log_2 823=82^3=8より)なので、不等式はlog2x>log28\log_2 x > \log_2 8と書き直せます。

2>12>1なので、対数関数y=log2xy=\log_2 xは単調増加です。

したがって、真数部分の大小がそのまま対数の大小になるので、

log2x>log28x>8\log_2 x > \log_2 8 \Leftrightarrow x > 8

ただし、真数条件x>0x>0も確認します。x>8x>8x>0x>0を満たすので問題ありません。

よって、x>8\underline{x>8}

y=3 x=8 (8, 3) 0 5 10 -2 2 4
y=log2xy=\log_{2}x

グラフを見ると、x=8x=8のときy=3y=3で、x>8x>8の部分でy>3y>3になっているのが確認できるね。

(2)(2)\quad 33つの数log23\log_2 3, log25\log_2 5, log21\log_2 1を小さい順に並べよ。

33つとも底が22で同じだね。底の値に注目しよう。

2>12>1なので、対数関数y=log2xy=\log_2 xは単調増加です。

つまり、真数部分が大きいほど対数の値も大きくなります。

真数を比較すると、1<3<51 < 3 < 5 です。

2>12>1で単調増加なので、真数の大小がそのまま保存され、

log21<log23<log25\log_2 1 < \log_2 3 < \log_2 5

ちなみにlog21=0\log_2 1=0なので、log23\log_2 3log25\log_2 5はどちらも正の値です。

よって、小さい順に log21<log23<log25\underline{\log_2 1 < \log_2 3 < \log_2 5}

もし底が12\frac{1}{2}だったら、不等号の向きが逆になるんですね!

その通り!底が0<a<10<a<1のときは単調減少だから、真数が大きいほど対数の値は小さくなるよ。

底の値が11より大きいか小さいかを必ず確認しようね。

このページのまとめ

ここでは対数関数y=logaxy=\log_a xのグラフの特徴について学習しました。

a>1a>1のときは単調増加(右上がり)、0<a<10<a<1のときは単調減少(右下がり)で、すべてのグラフが点(1,0)(1, 0)を通ります。

また、対数関数y=logaxy=\log_a xは指数関数y=axy=a^xの逆関数で、直線y=xy=xに関して対称です。

対数の大小比較では、底が11より大きいか小さいかで不等号の向きが変わるので注意してくださいね!

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