このページのまとめ
先に押さえておくこと
常用対数の応用の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
桁数と小数首位の問題の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 桁数と小数首位の問題
- ポイント: 指数・対数・三角関数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
log102=0.3010, log103=0.4771 とする。次の問いに答えよ。
(1)350 は何桁の整数か。
(2)0.520 は小数第何位に初めて 0 でない数字が現れるか。
(3)630 は何桁の整数か。
解説
常用対数の応用問題について解説します。
常用対数とは底が 10 の対数 log10 のことだよ。
大きな数の桁数を調べたり、小さな数の小数首位を調べたりするときにとても役立つんだ。
まずは桁数と常用対数の関係を確認しましょう。
なるほど。例えば 3 桁なら 100≦N<1000 つまり 102≦N<103 ということですね。
その通り!だから log10N の値が分かれば、その整数部分から桁数がすぐ分かるんだ。
整数部分が k なら、その数は k+1 桁だよ。
次に、小数の場合の考え方も見ておきましょう。
例えば x=0.005 を考えてみよう。これは小数第 3 位に初めて 0 でない数字が現れるね。
0.001≦0.005<0.01 つまり 10−3≦x<10−2 だから、log10x は −3 以上 −2 未満になるんだ。
それではこの考え方を使って問題を解いていきましょう!
(1)log102=0.3010, log103=0.4771 とする。350 は何桁の整数か。
桁数を求めるには、log10350 を計算して整数部分を調べよう。
log10350 =50log103 =50×0.4771 23≦23.855<24 なので、1023≦350<1024 が成り立ちます。
よって 350 は 24 桁の整数です。
log10N の整数部分が 23 だから、桁数は 23+1=24 桁だね。
(2)log102=0.3010 とする。0.520 は小数第何位に初めて 0 でない数字が現れるか。
0.520 はとても小さい数ですよね。どうやって求めるんですか?
まずは 0.5 を分数で表して常用対数を取ろう。0.5=21=2−1 だね。
log100.520 =20log100.5 =20log102−1 =−20log102 =−20×0.3010 −7≦−6.02<−6 なので、10−7≦0.520<10−6 が成り立ちます。
あれ?−6.02 は −7 と −6 の間にあるんですね。
そう!ここで注意が必要だよ。−6.02 の整数部分は −7 だからね。
−7≦−6.02<−6 ということは、小数第 7 位に初めて 0 でない数字が現れるということだよ。
よって、0.520 は小数第 7 位に初めて 0 でない数字が現れます。
小数首位の問題では、負の数の整数部分に注意しよう。−6.02 の整数部分は −6 ではなく −7 だよ!
(3)log102=0.3010, log103=0.4771 とする。630 は何桁の整数か。
6 の常用対数が直接与えられていないですね...。
いいところに気づいたね。6=2×3 と分解して、対数の性質を使おう!
log10630 =30log106 =30log10(2×3) =30(log102+log103) =30(0.3010+0.4771) =30×0.7781 23≦23.343<24 なので、1023≦630<1024 が成り立ちます。
よって 630 は 24 桁の整数です。
対数の性質 log10ab=log10a+log10b を使えば、与えられた値から色々な数の対数を計算できるよ。
このページのまとめ
ここでは常用対数の応用について学習しました。
桁数の問題では log10N の整数部分に 1 を足すこと、小数首位の問題では負の対数値の整数部分に注意することがポイントです。
log102 や log103 の値を使って様々な数の対数を求められるように練習しましょう!