微分

接線の方程式

曲線上の点・曲線外の点からの接線

微分の「接線の方程式」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「曲線上の点・曲線外の点からの接線」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅱ 約9分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

接線の方程式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 曲線上の点・曲線外の点からの接線
  • ポイント: 微分の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

(1)(1)\quad 曲線y=x33xy=x^3-3x上の点(2,2)(2, 2)における接線の方程式を求めよ。

(2)(2)\quad(0,4)(0, -4)から曲線y=x2y=x^2に引いた接線の方程式を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; y=9x16\underline{y=9x-16}

(2)  (2)\; y=4x4\underline{y=4x-4} および y=4x4\underline{y=-4x-4}

解説

接線の方程式を求める問題について解説します。

接線の方程式は、微分で求めた傾きと接点の座標を使って立式します。問題には大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 曲線上の点における接線を求めるパターン
  • 曲線外の点から接線を引くパターン

まずは接線の方程式の公式を確認しましょう。

この公式はどういう意味ですか?

f(a)f'(a)x=ax=aにおける接線の傾きを表しているんだ。

つまり、点(a,f(a))(a, f(a))を通り、傾きがf(a)f'(a)の直線を求めているだけだよ。

それでは各問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad 曲線y=x33xy=x^3-3x上の点(2,2)(2, 2)における接線の方程式を求めよ。

これは曲線上の点が与えられているパターンだね。公式にそのまま当てはめていこう!

f(x)=x33xf(x) = x^3 - 3xとおくと、微分して

f(x)=3x23f'(x) = 3x^2 - 3

接点のxx座標は22なので、接線の傾きは

f(2)=3×223=123=9f'(2) = 3 \times 2^2 - 3 = 12 - 3 = 9

よって、点(2,2)(2, 2)を通り傾き99の直線は

y2=9(x2)y - 2 = 9(x - 2)
y=9x18+2y = 9x - 18 + 2
y=9x16y = \underline{9x - 16}
m=9 -2 0 2 4 -5 5 10

公式に当てはめるだけなので、思ったより簡単ですね!

そうだね。ただし、与えられた点が本当に曲線上にあるか確認する癖をつけておこう。

f(2)=86=2f(2) = 8 - 6 = 2だから、確かに点(2,2)(2, 2)は曲線上にあるね。

(2)(2)\quad(0,4)(0, -4)から曲線y=x2y=x^2に引いた接線の方程式を求めよ。

(0,4)(0, -4)は曲線y=x2y=x^2上にないですよね? さっきと同じようにはできないんですか?

いいところに気がついたね! f(0)=04f(0) = 0 \neq -4 だから、(0,4)(0, -4)は曲線上の点ではないんだ。

こういうときは、接点のxx座標をttとおいて考えるよ。

f(x)=x2f(x) = x^2よりf(x)=2xf'(x) = 2xなので、接点を(t,t2)(t, t^2)とおくと接線の方程式は

yt2=2t(xt)y - t^2 = 2t(x - t)
y=2tx2t2+t2y = 2tx - 2t^2 + t^2
y=2txt2(1)y = 2tx - t^2 \cdots (1)

この接線が点(0,4)(0, -4)を通るので、(1)(1)x=0,y=4x=0, y=-4を代入すると

4=2t×0t2-4 = 2t \times 0 - t^2
4=t2-4 = -t^2
t2=4t^2 = 4
t=±2t = \pm 2

ttの値が2つ求まったね。それぞれについて接線の方程式を求めよう。

t=2t = 2のとき:(1)(1)より y=4x4y = 4x - 4

t=2t = -2のとき:(1)(1)より y=4x4y = -4x - 4

よって、求める接線の方程式はy=4x4\underline{y = 4x - 4}y=4x4\underline{y = -4x - 4}です。

-4 -2 0 2 4 -5 5

なるほど! 曲線外の点からは接線が2本引けることもあるんですね。

その通り! グラフを見ると、放物線y=x2y=x^2の左右対称性から2本の接線が引けているのが分かるね。

曲線外の点からの接線の本数は、ttの方程式の解の個数で決まるんだ。

ここで2つのパターンの違いを整理しておこう。

  • 曲線上の点 → 公式yf(a)=f(a)(xa)y - f(a) = f'(a)(x - a)にそのまま代入
  • 曲線外の点 → 接点を(t,f(t))(t, f(t))とおき、接線が通る条件からttを求める

問題文を読んで、「曲線上の点」なのか「曲線外の点」なのかを見極めることが大切だよ。

「上の点における接線」と書いてあれば曲線上の点、「点から引いた接線」と書いてあれば曲線外の点と考えよう!

このページのまとめ

ここでは接線の方程式について学習しました。

曲線上の点における接線は公式に代入するだけですが、曲線外の点からの接線は接点をttとおく方法が重要です。

どちらのパターンもよく出題されるので、しっかり使い分けられるようにしましょう!

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