このページのまとめ
先に押さえておくこと
4次関数のグラフの要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 偶関数の性質
- ポイント: 微分の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
4次関数f(x)=x4−2x2について、以下の問いに答えよ。
(1) f(x)が偶関数であることを示せ。
(2) f(x)の増減を調べ、極値を求めよ。
(3) y=f(x)のグラフの概形を描け。
解説
4次関数のグラフについて解説します。
4次関数のグラフって、3次関数より難しそうです...
実は、偶関数の性質を理解すれば、半分の計算で済むんだ。
一緒に見ていこう!
f(−x)=f(x)ってどういう意味ですか?
xに−xを代入しても、もとの関数と同じになるということだよ。
たとえばx2やx4は偶関数だね。
それでは問題を解いていきましょう。
4次関数f(x)=x4−2x2について
(1) f(x)が偶関数であることを示せ。
f(−x)を計算して、f(x)と等しくなることを示せばいいね。
=(−x)4−2(−x)2 =x4−2x2 よって、f(x)は偶関数である。
(−x)4=x4になるんですね!
その通り!偶数乗すると(−1)が消えるから、偶数次の項だけの関数は偶関数になるんだ。
この性質を覚えておこう。
(2) f(x)の増減を調べ、極値を求めよ。
増減を調べるために、まず導関数f′(x)を求めます。
=4x3−4x =4x(x2−1) =4x(x+1)(x−1) f′(x)=0となるxの値を求めよう。
f′(x)=0とすると、4x(x+1)(x−1)=0
よって、x=−1,0,1
増減表を作ってみよう。偶関数だから、x≧0の部分だけ調べれば十分だよ。
増減表は以下のようになります。
xf′(x)f(x)⋯−↘−10極小−1⋯+↗00極大0⋯−↘10極小−1⋯+↗ 極値を求めます。
x=0で極大:
f(0)=04−2⋅02=0
x=±1で極小:
f(1)=14−2⋅12=1−2=−1
f(−1)とf(1)が同じ値になるのは偶関数だからですね!
その通り!偶関数では、x=aとx=−aの関数値は必ず等しくなるんだ。
(3) y=f(x)のグラフの概形を描け。
グラフを描くためのポイントを整理します。
極小値:
(−1,−1)と
(1,−1)
x→±∞のとき、
f(x)→+∞
これらの情報から、グラフはW型(ダブルボトム型)になることがわかるね。
y=x4−2x2 今回の問題ではf(x)=x4−2x2で、x2の係数が−2<0なので、W型のグラフになります。
なるほど!x2の係数の符号でグラフの形が決まるんですね。
そうだよ。x2の係数が負だと、原点付近で下に凹むからW型になるんだ。
この形の判定は入試でもよく問われるから、覚えておこう!
最後に、4次関数の極値の個数について補足しておくね。
このページのまとめ
ここでは4次関数のグラフについて学習しました。
偶関数の性質を使えば、計算量を半分に減らせることがポイントです。
また、x2の係数の符号でグラフの形(W型かU型か)を判定できることも覚えておきましょう!