このページのまとめ
先に押さえておくこと
3次関数のグラフと増減表の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 増減表の作り方
- ポイント: 微分の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
関数f(x)=x3−3x2−9x+5について、次の問いに答えよ。
(1) f(x)の極値を求めよ。
(2) y=f(x)のグラフの概形を描け。
解説
3次関数のグラフと増減表について解説します。
3次関数のグラフを描くには、まず導関数を求めて関数の増減を調べるんだ。
「増減表」という表を作って整理すると分かりやすいよ。
増減表は、xの値に対してf′(x)の符号とf(x)の増減をまとめた表だよ。
これを使うと、極値の位置やグラフの概形が分かるんだ。
それでは問題を解いていきましょう。
関数f(x)=x3−3x2−9x+5について、極値を求め、グラフの概形を描け。
まずはf(x)を微分してf′(x)を求めてみよう。
f(x)=x3−3x2−9x+5を微分すると、
f′(x)=3x2−6x−9 =3(x2−2x−3) =3(x+1)(x−3) f′(x)=0となるxを求めればいいんですね!
その通り!f′(x)=0を解いてみよう。
f′(x)=0のとき、3(x+1)(x−3)=0より、
次に増減表を書いていこう。f′(x)の符号を調べるよ。
f′(x)=3(x+1)(x−3)の符号を調べると、
x<−1のとき:
(x+1)<0、
(x−3)<0なので
f′(x)>0(増加)
−1<x<3のとき:
(x+1)>0、
(x−3)<0なので
f′(x)<0(減少)
x>3のとき:
(x+1)>0、
(x−3)>0なので
f′(x)>0(増加)
増減表にまとめると、
xf′(x)f(x)⋯+↗−10極大10⋯−↘30極小−22⋯+↗ 増減表を見ると、x=−1で極大、x=3で極小ですね!
極値を求めます。
x=−1のとき:
f(−1)=(−1)3−3(−1)2−9(−1)+5 =−1−3+9+5 =10(極大値)
x=3のとき:
f(3)=33−3⋅32−9⋅3+5 =27−27−27+5 =−22(極小値)
このグラフを図で確認しましょう。
y=x3−3x2−9x+5
グラフを描くときは、極値の点とx軸との交点の位置関係を把握することが大切だよ。
極大値が正で極小値が負なので、x軸とは3点で交わることが分かるね。
なるほど!増減表があればグラフの概形が描けますね!
その通り。3次関数のグラフは、
・最高次の係数の符号
・極値の有無と値
この2つが分かればだいたいの形が描けるよ。
そうだね。f(x)=x3のように、常に増加または減少する3次関数もあるんだ。
そういう場合はS字カーブではなく、単調な曲線になるよ。
このページのまとめ
ここでは3次関数のグラフと増減表について学習しました。
増減表を作るには、まずf′(x)を求め、f′(x)=0の解を求めます。
そしてf′(x)の符号から関数の増減を調べ、極値を求めます。
この流れをしっかりマスターして、グラフが描けるようになりましょう!