このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角比の定義の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 直角三角形による定義
- ポイント: 図形と計量の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
下の図のような直角三角形ABCにおいて、∠A=θ とする。AB=5, BC=3, AC=4 のとき、次の値を求めよ。
(1)sinθ (2)cosθ (3)tanθ 解説
三角比の定義について解説します。
三角比は、直角三角形の辺の比のことだよ。
角度θに対してsin, cos, tanという3つの値が定義されるんだ。
三角比は、直角三角形の角度と辺の長さの比の関係を表すものです。
直角三角形の各辺には、注目する角θに対して次のような名前がついています。
斜辺:直角の向かい側にある辺(最も長い辺)
対辺:角
θの向かい側にある辺
隣辺:角
θのとなりにある辺(斜辺を除く)
覚え方があるよ!「筆の先」で覚えよう。
ふ(sinのsの筆記体)→ 斜辺対辺
で(cosのcの筆記体)→ 斜辺隣辺
の(tanのtの筆記体)→ 隣辺対辺
自分なりの覚え方を見つけてね!
それでは問題を解いてみましょう。
直角三角形ABCにおいて、∠A=θ とする。AB=5, BC=3, AC=4 のとき
(1)sinθ を求めよ。
まず、直角三角形の各辺を確認しましょう。
∠C=90° なので、
対辺(
θの向かい側)= BC
=3
隣辺(
θのとなり)= AC
=4
定義に当てはめると、
sinθ=斜辺対辺=53 (2)cosθ を求めよ。
同様に定義に当てはめると、
cosθ=斜辺隣辺=54 (3)tanθ を求めよ。
tanθ=隣辺対辺=43 ポイントは、まず「どれが斜辺・対辺・隣辺か」をしっかり確認することだよ。
それさえできれば、あとは定義に当てはめるだけだね!
そうだね!32+42=52 が成り立つから直角三角形になるんだ。
このような整数の組をピタゴラス数と言うよ。他にも 5,12,13 や 8,15,17 などがあるよ。
最後に、単位円を使って三角比を視覚的に確認してみましょう。θ≈37°(sinθ=53 となる角度)のときの単位円は次のようになります。
θ=37∘ P(0.799,0.602) sinθ=0.602 cosθ=0.799 単位円(半径1の円)では、sinθはy座標、cosθはx座標に対応するよ。
これは数学Iの「三角比の拡張」で詳しく学ぶから、今は直角三角形での定義をしっかり覚えよう!
このページのまとめ
ここでは三角比(sinθ, cosθ, tanθ)の定義について学習しました。
三角比は直角三角形の辺の比で定義されます。「どれが斜辺・対辺・隣辺か」を正しく判断できることが最も重要です。
三角比は図形と計量の全ての問題の基礎となるので、しっかり身につけてくださいね!