このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角形の面積(三角比を利用)の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: S=21absinC とヘロンの公式
- ポイント: 図形と計量の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
△ABC において、次の面積 S を求めよ。
(1) b=5, c=8, A=60° のとき
(2) a=7, b=5, c=8 のとき(ヘロンの公式を用いよ)
解説
三角比を利用した三角形の面積の求め方について解説します。
三角形の面積って「底辺×高さ÷2」じゃないんですか?
もちろんそれも正しいよ!
でも高さが分からないときは、三角比を使って面積を求めることができるんだ。
三角形の面積は「21× 底辺 × 高さ」で求められますが、2辺とその間の角が分かっている場合は、三角比を使って高さを求めなくても直接面積を計算できます。
なぜ sin を使うと面積が求まるんですか?
例えば辺 b を底辺とすると、頂点 B から底辺への高さ h は h=csinA で求まるよね。
だから S=21×b×h=21×b×csinA=21bcsinA となるんだ。
また、3辺の長さだけが分かっている場合には、ヘロンの公式が使えます。
ヘロンの公式は角度が分からなくても、3辺の長さだけで面積が求まる便利な公式だよ。
それでは問題を解いていきましょう。
(1) b=5, c=8, A=60° のとき、△ABC の面積 S を求めよ。
2辺 b, c とその間の角 A が与えられていますね。
公式 S=21bcsinA にそのまま代入しましょう。
S=21⋅b⋅c⋅sinA =21⋅5⋅8⋅sin60° =21⋅5⋅8⋅23 =20⋅23 =103 2辺とその間の角が分かっていれば、公式に当てはめるだけだね!
sin60°=23 は有名角の三角比なのでしっかり覚えておこう。
(2) a=7, b=5, c=8 のとき、△ABC の面積 S を求めよ(ヘロンの公式を用いよ)。
3辺の長さだけが与えられているので、ヘロンの公式を使います。
まず s を求めます。
s=2a+b+c=27+5+8=10 ヘロンの公式に代入しましょう。
S=s(s−a)(s−b)(s−c) =10⋅(10−7)⋅(10−5)⋅(10−8) =10⋅3⋅5⋅2 =103 いい気づきだね! 実は (1) の三角形で余弦定理を使うと a=7 になるんだ。
つまり (1) と (2) は同じ三角形の面積を別の方法で求めていたことになるね。
ちなみに、三角形の面積は内接円の半径 r を使って S=21r(a+b+c) と表すこともできるよ。
この三角形の場合、103=21⋅r⋅20 より r=3 となるね。
このページのまとめ
ここでは三角比を利用した三角形の面積の求め方について学習しました。
2辺とその間の角が分かっているときは S=21absinC を、3辺の長さだけが分かっているときはヘロンの公式を使いましょう。
どちらの公式もよく出題されるので、ぜひマスターしてくださいね!