図形と計量

正弦定理の応用

外接円の半径と辺の長さ

図形と計量の「正弦定理の応用」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「外接円の半径と辺の長さ」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約9分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

正弦定理の応用の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 外接円の半径と辺の長さ
  • ポイント: 図形と計量の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

ABC\triangle ABC において、次の各問いに答えよ。

(1)a=4,  A=30°(1)\quad a=4,\; A=30° のとき、外接円の半径 RR を求めよ。

(2)c=6,  A=45°,  B=105°(2)\quad c=6,\; A=45°,\; B=105° のとき、aa と外接円の半径 RR を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; R=4R=\underline{4}

(2)  (2)\; a=62,  R=6a=\underline{6\sqrt{2}},\; R=\underline{6}

解説

正弦定理の応用問題について解説します。

正弦定理の公式を忘れてしまいました...

大丈夫!まず公式を確認してから問題を解いていこう。

正弦定理のポイントは、等式の最後にある =2R=2R の部分だよ。

これを使えば外接円の半径 RR を直接求めることができるんだ。

つまり、辺の長さと向かい合う角が1組分かれば RR が出せるんですね!

その通り!下の図で確認してみよう。

A B C a b c R

三角形の各辺 a,b,ca, b, c は、それぞれ向かい合う角 A,B,CA, B, C と対応しています。辺と角が1組分かれば、2R2R の値を求めることができます。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)a=4,  A=30°(1)\quad a=4,\; A=30° のとき、外接円の半径 RR を求めよ。

aa と角 AA が分かっているね。正弦定理の asinA=2R\frac{a}{\sin A}=2R をそのまま使おう!

30° A B C a = 4

正弦定理より、

asinA=2R\frac{a}{\sin A} = 2R

a=4,  A=30°a=4,\; A=30° を代入すると、

2R=4sin30°2R = \frac{4}{\sin 30°}
=412= \frac{4}{\frac{1}{2}}
=8= 8

よって、R=4R = \underline{4}

sin30°=12\sin 30° = \frac{1}{2} を使うんですね!分数の割り算に気をつけます。

いいね!asinA\frac{a}{\sin A} の形で sinA\sin A が分数のときは、逆数を掛ける計算になるから注意しよう。

(2)c=6,  A=45°,  B=105°(2)\quad c=6,\; A=45°,\; B=105° のとき、aa と外接円の半径 RR を求めよ。

これは「1辺と2角」のパターンだね。まず残りの角 CC を求めよう。

45° 105° ? A B C c = 6 a = ?

三角形の内角の和は 180°180° なので、

C=180°45°105°=30°C = 180° - 45° - 105° = 30°

CC が分かったから、ccCC の組を使って正弦定理を立式しよう!

正弦定理より、

csinC=2R\frac{c}{\sin C} = 2R
2R=6sin30°2R = \frac{6}{\sin 30°}
=612= \frac{6}{\frac{1}{2}}
=12= 12

よって、R=6R = \underline{6}

次に aa を求めます。正弦定理より、

asinA=2R=12\frac{a}{\sin A} = 2R = 12
a=12sin45°a = 12 \sin 45°
=12×22= 12 \times \frac{\sqrt{2}}{2}
=62= \underline{6\sqrt{2}}

まず RR を求めてから、2R2R を使って他の辺も求められるんですね!

その通り!2R2R の値が分かれば、a=2RsinAa = 2R\sin A のように全ての辺が求められるんだ。

これが正弦定理の便利なところだよ。

余弦定理とはどう使い分ければいいですか?

いい質問だね!簡単にまとめると、

1辺と2\textcolor{red}{1辺と2角} が分かっている \rightarrow 正弦定理

外接円の半径R\textcolor{red}{外接円の半径R} を求めたい \rightarrow 正弦定理

2辺とその間の角\textcolor{red}{2辺とその間の角} が分かっている \rightarrow 余弦定理

3\textcolor{red}{3辺} が分かっている \rightarrow 余弦定理

となるよ。

このページのまとめ

ここでは正弦定理の応用問題について学習しました。

正弦定理 asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{\sin A}=\frac{b}{\sin B}=\frac{c}{\sin C}=2R は、外接円の半径 RR を求めるときや、1辺と2角が分かっているときに大活躍する公式です。

2R2R の値をまず求めることで、全ての辺の長さを効率よく計算できるようになるので、ぜひマスターしてくださいね!

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