このページのまとめ
先に押さえておくこと
余弦定理の応用の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 角度の計算と三角形の形状判定
- ポイント: 図形と計量の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
△ABCにおいて、次の各問いに答えよ。
(1)a=7,b=5,c=3のとき、最大の角を求めよ。
(2)b=3,c=1,A=30°のとき、aを求めよ。
(3) 3辺の長さが次のとき、鋭角三角形、直角三角形、鈍角三角形のいずれか判定せよ。
(i) a=5,b=6,c=7 (ii) a=4,b=5,c=8
解説
余弦定理の応用問題について解説します。
まずは余弦定理の公式を確認しましょう。
余弦定理は「2辺と挟角から残りの辺」を求めるだけでなく、「3辺から角度」を求めるときにも使えるよ。
今回はこの両方のパターンと、三角形の形状判定を練習しよう!
(1)a=7,b=5,c=3のとき、最大の角を求めよ。
三角形では、最も長い辺の対角が最大の角になるんだ。
a=7が最大だから、その対角Aが最大角だよ。
余弦定理をcosAについて解いた形を使います。
cosA=2bcb2+c2−a2 =2⋅5⋅352+32−72 =3025+9−49 =30−15=−21 0°<A<180°でcosA=−21を満たすのはA=120°です。
cosの値がマイナスということは鈍角なんですね!
その通り!cosA<0ならAは鈍角(90°<A<180°)だね。
この性質はこの後の(3)でも使うから覚えておこう。
(2)b=3,c=1,A=30°のとき、aを求めよ。
これは「2辺とその間の角」のパターンだね。余弦定理をそのまま使おう!
余弦定理a2=b2+c2−2bccosAに代入します。
a2=(3)2+12−2⋅3⋅1⋅cos30° =3+1−23⋅23 a>0より、a=1
そうだね。cos30°=23を正確に代入するのがポイントだよ。
有名角の三角比の値はしっかり覚えておこう!
(3) 3辺の長さが次のとき、鋭角三角形、直角三角形、鈍角三角形のいずれか判定せよ。
(i) a=5,b=6,c=7 (ii) a=4,b=5,c=8
いい質問だね!ポイントは「最大辺の対角」を調べることだよ。
最大角のcosの値の符号で判定できるんだ。
三平方の定理の拡張だと考えると分かりやすいよ。
a2+b2=c2が直角三角形だったよね。それより大きいか小さいかで判断するんだ。
(i)a=5,b=6,c=7 の場合
最大辺はc=7です。a2+b2とc2を比較します。
a2+b2=52+62=25+36=61 c2=72=49 a2+b2=61>49=c2なので、鋭角三角形です。
(ii)a=4,b=5,c=8 の場合
最大辺はc=8です。同様に比較します。
a2+b2=42+52=16+25=41 c2=82=64 a2+b2=41<64=c2なので、鈍角三角形です。
その通り!最大辺の対角さえ調べれば、他の角は必ずそれ以下だから、全ての角を調べる必要はないんだよ。
鈍角は最大でも1つしか存在しないからね。
このページのまとめ
ここでは余弦定理の応用問題について学習しました。
3辺から角度を求める問題では、cosA=2bcb2+c2−a2の形を使うのがポイントです。
三角形の形状判定では、最大辺の2乗と残り2辺の2乗の和を比較するだけで判定できます。
色々なパターンの問題を解いて、余弦定理を使いこなせるようになりましょう!