このページのまとめ
先に押さえておくこと
連立2次不等式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 共通範囲の求め方
- ポイント: 2次関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
解説
連立2次不等式の解き方について解説します。
連立不等式って、連立方程式みたいに代入したりして解くんですか?
いい質問だね。不等式の場合は、代入ではなくそれぞれの不等式を別々に解くのがポイントだよ。
それぞれの解を数直線に並べて、重なっている部分が答えになるんだ。
(1){x2−5x+6≦0⋯(1)x2−3x−4>0⋯(2) ① x2−5x+6≦0 を解きます。
左辺を因数分解すると、
(x−2)(x−3)≦0 下に凸の放物線がx軸以下になる部分を考えると、
2≦x≦3 ⋯ ①の解
② x2−3x−4>0 を解きます。
左辺を因数分解すると、
(x−4)(x+1)>0 下に凸の放物線がx軸より上になる部分を考えると、
x<−1またはx>4 ⋯ ②の解
①の解(2≦x≦3)を青色、②の解(x<−1 または x>4)を赤色で表すと、
そうなんだ!①の解は 2≦x≦3 の範囲に限られているけど、②の解は x<−1 と x>4 の部分だけだよね。
つまり、両方を同時に満たすxは存在しないんだ。
①の解 [2,3] と②の解 (−∞,−1)∪(4,+∞) には重なりがありません。
よって、答えは解なしです。
(2){x2−4≦0⋯(1)x2−x−6<0⋯(2) ① x2−4≦0 を解きます。
左辺を因数分解すると、
(x−2)(x+2)≦0 下に凸の放物線がx軸以下になる部分を考えると、
−2≦x≦2 ⋯ ①の解
② x2−x−6<0 を解きます。
左辺を因数分解すると、
(x−3)(x+2)<0 下に凸の放物線がx軸より下になる部分を考えると、
−2<x<3 ⋯ ②の解
①の解(−2≦x≦2)を青色、②の解(−2<x<3)を赤色で表すと、
その通り!共通範囲を求めるときは、端点の条件に注意しよう。
x=−2 は、①では含む(≦)けど②では含まない(<)よね。
両方を同時に満たすためには、どちらか一方でも含まない場合は含まないんだ。
共通範囲を求めると、
左端:①は
x=−2 を含む、②は
x=−2 を含まない →
x=−2 は
含まない
右端:①は
x=2 を含む、②の範囲
x<3 に
x=2 は含まれる →
x=2 は
含む
以上より、共通範囲は
よって、答えは −2<x≦2 です。
端点を含むかどうかは、≦ と < の違いをしっかり確認してね。
両方が「含む」のときだけ、答えも「含む」になるよ。
このページのまとめ
ここでは連立2次不等式の解き方について学習しました。
ポイントは、それぞれの不等式を個別に解いてから共通範囲を求めることです。
数直線を使って図示すると、共通範囲が一目でわかるので、ぜひ活用してくださいね!