2次関数

連立2次不等式

共通範囲の求め方

2次関数の「連立2次不等式」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「共通範囲の求め方」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約10分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

連立2次不等式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 共通範囲の求め方
  • ポイント: 2次関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

次の連立不等式を解け。

(1){x25x+60x23x4>0(1)\quad \begin{cases} x^2-5x+6 \leqq 0 \\ x^2-3x-4 > 0 \end{cases}
(2){x240x2x6<0(2)\quad \begin{cases} x^2-4 \leqq 0 \\ x^2-x-6 < 0 \end{cases}

答えを見る

(1)  (1)\; 解なし\underline{\text{解なし}}

(2)  (2)\; 2<x2\underline{-2 < x \leqq 2}

解説

連立22次不等式の解き方について解説します。

連立不等式って、連立方程式みたいに代入したりして解くんですか?

いい質問だね。不等式の場合は、代入ではなくそれぞれの不等式を別々に解く\textcolor{red}{それぞれの不等式を別々に解く}のがポイントだよ。

それぞれの解を数直線に並べて、重なっている部分が答えになるんだ。

(1){x25x+60(1)x23x4>0(2)(1)\quad \begin{cases} x^2-5x+6 \leqq 0 \quad \cdots (1) \\ x^2-3x-4 > 0 \quad \cdots (2) \end{cases}

まず①と②をそれぞれ解いていこう。

x25x+60x^2-5x+6 \leqq 0 を解きます。

左辺を因数分解すると、

(x2)(x3)0(x-2)(x-3) \leqq 0

下に凸の放物線がxx軸以下になる部分を考えると、

2x3\underline{2 \leqq x \leqq 3} \cdots ①の解

x23x4>0x^2-3x-4 > 0 を解きます。

左辺を因数分解すると、

(x4)(x+1)>0(x-4)(x+1) > 0

下に凸の放物線がxx軸より上になる部分を考えると、

x<1またはx>4\underline{x < -1 \quad \text{または} \quad x > 4} \cdots ②の解

それぞれの解を数直線上に表してみよう。

①の解(2x32 \leqq x \leqq 3)を青色、②の解(x<1x < -1 または x>4x > 4)を赤色で表すと、

-3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 6 2 3 -1 4

あれ、青と赤が重なっている部分がないですね...

そうなんだ!①の解は 2x32 \leqq x \leqq 3 の範囲に限られているけど、②の解は x<1x < -1x>4x > 4 の部分だけだよね。

つまり、両方を同時に満たすxxは存在しないんだ。

①の解 [2,  3][2,\; 3] と②の解 (,  1)(4,  +)(-\infty,\; -1) \cup (4,\; +\infty) には重なりがありません。

よって、答えは解なし\underline{\text{解なし}}です。

(2){x240(1)x2x6<0(2)(2)\quad \begin{cases} x^2-4 \leqq 0 \quad \cdots (1) \\ x^2-x-6 < 0 \quad \cdots (2) \end{cases}

同じように、①と②をそれぞれ解こう。

x240x^2-4 \leqq 0 を解きます。

左辺を因数分解すると、

(x2)(x+2)0(x-2)(x+2) \leqq 0

下に凸の放物線がxx軸以下になる部分を考えると、

2x2\underline{-2 \leqq x \leqq 2} \cdots ①の解

x2x6<0x^2-x-6 < 0 を解きます。

左辺を因数分解すると、

(x3)(x+2)<0(x-3)(x+2) < 0

下に凸の放物線がxx軸より下になる部分を考えると、

2<x<3\underline{-2 < x < 3} \cdots ②の解

数直線に表して共通範囲を確認しよう。

①の解(2x2-2 \leqq x \leqq 2)を青色、②の解(2<x<3-2 < x < 3)を赤色で表すと、

-4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 -2 2 3

今度は重なっている部分がありますね!

その通り!共通範囲を求めるときは、端点の条件\textcolor{red}{端点の条件}に注意しよう。

x=2x=-2 は、①では含む(\leqq)けど②では含まない(<<)よね。

両方を同時に満たすためには、どちらか一方でも含まない場合は含まないんだ。

共通範囲を求めると、

  • 左端:①は x=2x=-2 を含む、②は x=2x=-2 を含まない → x=2x=-2含まない\textcolor{red}{含まない}
  • 右端:①は x=2x=2 を含む、②の範囲 x<3x < 3x=2x=2 は含まれる → x=2x=2含む\textcolor{red}{含む}

以上より、共通範囲は

-4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 -2 2

よって、答えは 2<x2\underline{-2 < x \leqq 2} です。

端点を含むかどうかは、\leqq<< の違いをしっかり確認してね。

両方が「含む」のときだけ、答えも「含む」になるよ。

このページのまとめ

ここでは連立22次不等式の解き方について学習しました。

ポイントは、それぞれの不等式を個別に解いてから共通範囲を求める\textcolor{red}{個別に解いてから共通範囲を求める}ことです。

数直線を使って図示すると、共通範囲が一目でわかるので、ぜひ活用してくださいね!

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