2次関数

2次関数の対称移動

x軸・y軸・原点に関する対称移動

2次関数の「2次関数の対称移動」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「x軸・y軸・原点に関する対称移動」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約9分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

2次関数の対称移動の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: x軸・y軸・原点に関する対称移動
  • ポイント: 2次関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

2次関数y=x24x+3y=x^2-4x+3のグラフを次のように対称移動した曲線の方程式を求めよ。

(1)(1)\quad xx軸に関して対称移動

(2)(2)\quad yy軸に関して対称移動

(3)(3)\quad 原点に関して対称移動

答えを見る

(1)  (1)\; y=x2+4x3\underline{y=-x^2+4x-3}

(2)  (2)\; y=x2+4x+3\underline{y=x^2+4x+3}

(3)  (3)\; y=x24x3\underline{y=-x^2-4x-3}

解説

2次関数のグラフの対称移動について解説します。

対称移動って、平行移動とは違うんですか?

いい質問だね!平行移動はグラフの形も向きもそのままで位置だけを動かすけど、対称移動はグラフを"裏返す"イメージだよ。

鏡に映したようなグラフになるんだ。

どうしてこの公式で対称移動になるんですか?

考え方を説明するね。

xx軸に関して対称移動すると、yy座標の符号が反転するよね。

だからyyy-yに置き換えて、y=f(x)-y=f(x)つまりy=f(x)y=-f(x)になるんだ。

同様に、yy軸に関する対称移動はxx座標の符号が反転するからxxx-xに置き換えてy=f(x)y=f(-x)

原点に関する対称移動はxxyyも反転するからy=f(x)y=-f(-x)になるよ。

なるほど!座標の符号が反転することを考えればいいんですね!

では実際に問題を解いてみましょう。まず元の関数を平方完成しておきます。

y=x24x+3y=x^2-4x+3
=(x2)24+3=(x-2)^2-4+3
=(x2)21=(x-2)^2-1

よって頂点は(2,1)(2, -1)です。

(1)(1)\quad xx軸に関して対称移動

xx軸に関する対称移動はy=f(x)y=-f(x)だね。yyの符号を反転させよう。

y=(x24x+3)y=-(x^2-4x+3)
=x2+4x3=\underline{-x^2+4x-3}

頂点の変化を確認すると、(2,1)(2, -1)(2,1)(2, 1)に移動しています。yy座標だけが反転していますね。

(2, -1) (2, 1) -1 0 1 2 3 4 5 -3 -2 -1 1 2 3
y = x^2 - 4x + 3
y = -x^2 + 4x - 3

青が元のグラフで、赤がxx軸で裏返したグラフですね!

xx軸を挟んで鏡に映したようになっています!

(2)(2)\quad yy軸に関して対称移動

yy軸に関する対称移動はy=f(x)y=f(-x)だね。xxx-xに置き換えよう。

y=(x)24(x)+3y=(-x)^2-4(-x)+3
=x2+4x+3=x^2+4x+3
=x2+4x+3=\underline{x^2+4x+3}

平方完成すると(x+2)21(x+2)^2-1なので、頂点は(2,1)(-2, -1)です。元の頂点(2,1)(2, -1)xx座標だけが反転していますね。

(2, -1) (-2, -1) -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 -2 -1 1 2 3 4 5 6
y = x^2 - 4x + 3
y = x^2 + 4x + 3

青が元のグラフで、緑がyy軸で裏返したグラフですね!

yy軸を挟んで左右対称になっています!

(3)(3)\quad 原点に関して対称移動

原点に関する対称移動はy=f(x)y=-f(-x)だよ。xxx-xに置き換えてから全体に-をつけよう。

y=((x)24(x)+3)y=-((-x)^2-4(-x)+3)
=(x2+4x+3)=-(x^2+4x+3)
=x24x3=\underline{-x^2-4x-3}

平方完成すると(x+2)2+1-(x+2)^2+1なので、頂点は(2,1)(-2, 1)です。元の頂点(2,1)(2, -1)xx座標もyy座標も反転していますね。

(2, -1) (-2, 1) -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 -3 -2 -1 1 2 3
y = x^2 - 4x + 3
y = -x^2 - 4x - 3

青が元のグラフで、オレンジが原点で裏返したグラフですね!

上下左右が反転しています!

原点に関する対称移動は、xx軸に関する対称移動をしてからyy軸に関する対称移動をしたのと同じ結果になるよ。

どちらの順番でやっても大丈夫だよ。

なるほど!2回対称移動したのと同じなんですね!

最後に、4つのグラフをまとめて見てみよう。

(2, -1) (2, 1) (-2, -1) (-2, 1) -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 -3 -2 -1 1 2 3
y = x^2 - 4x + 3
y = -x^2 + 4x - 3
y = x^2 + 4x + 3
y = -x^2 - 4x - 3

青が元のグラフy=x24x+3y=x^2-4x+3、赤がxx軸対称y=x2+4x3y=-x^2+4x-3、緑がyy軸対称y=x2+4x+3y=x^2+4x+3、オレンジが原点対称y=x24x3y=-x^2-4x-3です。

このページのまとめ

ここでは、2次関数のグラフの対称移動について学習しました。

xx軸対称はy=f(x)y=-f(x)yy軸対称はy=f(x)y=f(-x)、原点対称はy=f(x)y=-f(-x)という3つの公式をしっかり覚えておきましょう。

どの対称移動でも「どの座標の符号が反転するか」を考えると理解しやすいですよ!

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