このページのまとめ
先に押さえておくこと
2次不等式の応用の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 判別式と連立不等式
- ポイント: 2次関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
(1) 不等式 x2−3x+5>0 を解け。
(2) 連立不等式 {x2−4x+3≦02x−5<0 を解け。
(3) すべての実数xに対して x2−2ax+a+6>0 が成り立つような定数aの値の範囲を求めよ。
解説
2次不等式の応用問題について解説します。
2次不等式の基本は分かるんですが、応用になると難しいです...
大丈夫!どの問題も「グラフを考える」という基本は同じだよ。
パターンを覚えていけば解けるようになるから、一緒に見ていこう!
(1) 不等式 x2−3x+5>0 を解け。
まず、左辺を因数分解しようとしてみよう。できるかな?
うーん...たすき掛けを試しても上手くいきません。
y=x2−3x+5 の判別式を計算します。
D=(−3)2−4⋅1⋅5 D<0 ということは、y=x2−3x+5 のグラフはx軸と交わらないんだ。
x2の係数が正だから下に凸。つまり常にグラフはx軸の上にあるね。
グラフを見てみましょう。
y = x^2 - 3x + 5
グラフが全部x軸より上にありますね!だからx2−3x+5>0 は常に成り立つんですね。
以上より、x2−3x+5>0 の解は すべての実数 です。
(2) 連立不等式 {x2−4x+3≦02x−5<0 を解け。
連立不等式は、それぞれの不等式を解いてから共通部分を求めるんだよ。
まず1つ目の不等式 x2−4x+3≦0 を解きます。
左辺を因数分解すると (x−1)(x−3)≦0 です。
下に凸の放物線がx軸以下になる部分を考えると、
y = x^2 - 4x + 3
1≦x≦3⋯(1) 次に2つ目の不等式 2x−5<0 を解きます。
x<25⋯(2) ①と②を数直線上に表すと、
①は1から3まで、②は25より左側だから...共通部分は1から25までですね!
正解!x=1は含むけどx=25は含まない点に注意してね。
以上より、連立不等式の解は 1≦x<25 です。
(3) すべての実数xに対して x2−2ax+a+6>0 が成り立つような定数aの値の範囲を求めよ。
「すべての実数xに対して>0」って、(1)の結果と関係ありますか?
いい質問だね!まさにその通り。
(1)では D<0 かつ a>0 のとき、2次式が常に正になることを学んだよね。
この問題は逆に「常に正になる条件」を求めるんだ。
f(x)=x2−2ax+a+6 とおきます。x2の係数は1>0なのでグラフは下に凸です。
すべての実数xで f(x)>0 となるためには、グラフがx軸と交わらなければよいので、
D=(−2a)2−4⋅1⋅(a+6)<0 4a2−4a−24<0 a2−a−6<0 (a−3)(a+2)<0 あ!aについての2次不等式になりましたね!
そう!aについての2次不等式を解けばいいんだ。
(a−3)(a+2)<0 を解くと、グラフを考えて、
以上より、答えは −2<a<3 です。
この問題は入試でもよく出るパターンだよ。
「すべてのxでf(x)>0」→「D<0」という流れをしっかり覚えておこう!
このページのまとめ
ここでは2次不等式の応用問題について学習しました。
判別式D<0のときは「すべての実数」か「解なし」になること、連立不等式は数直線上で共通部分を考えること、そして「常に正」の条件はD<0で求められることがポイントです。
入試でも頻出の内容なので、しっかり練習しておきましょう!