2次関数

解の公式の証明

2次方程式の解の公式

2次関数の「解の公式の証明」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「2次方程式の解の公式」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約10分

このページのまとめ

先に押さえておくこと

解の公式の証明の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

2次方程式の解の公式の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 2次方程式の解の公式
  • ポイント: 2次関数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

答えを見る

解説

22次方程式の解の公式の証明をしていきます。

解の公式は必ず暗記した上で、証明方法も覚えておこう。


ax2+bx+c=0ax^2+bx+c=0を解の公式を使わずに解くためにはどのようにすれば良いでしょうか?

22次方程式の解法には、解の公式を用いる方法を除いて

  1. 因数分解して解く方法
  2. 平方根の考えを使う方法

この22つがあります。

ax2+bx+cax^2+bx+cを因数分解するのは現実的ではないので、②の平方根の考えを使ってax2+bx+c=0ax^2+bx+c=0を解くことにしましょう。

平方根の考えを使う時は、「22乗=定数」の形に持っていけば良かったですね。

今回変数はxxなので、(xの式)2=定数」「(xの式)^2=定数」の形に持っていくために平方完成します。

x2x^2の係数があると考えにくいので、aaでくくりましょう。

ax2+bx+c=a(x2+bax)+cax^2+bx+c=a\left(x^2+\frac b a x\right)+cとなりますね。

ccは定数だからくくる必要はないよ。

平方完成すると、

a(x+b2a)2a(b2a)2+c=0a\left(x+\frac {b}{2a}\right)^2\textcolor{red}{{-a\left(\frac{b}{2a}\right)^2}}+c=0となります。

赤文字の項は辻褄合わせをするために引いたものです。

次に定数を右辺に移項するとa(x+b2a)2=a(b2a)2ca\left(x+\frac {b}{2a}\right)^2 =a\left(\frac{b}{2a}\right)^2-cとなります。

(xの式)2=定数」「(xの式)^2=定数」の形にしたいので左辺のカッコの外にあるaaが邪魔ですね。

a=0a=0だと22次方程式ではないので、a0a \neq 0よりaaで両辺を割ると

(x+b2a)2=(b2a)2ca\left(x+\frac {b}{2a}\right)^2 =\left(\frac{b}{2a}\right)^2-\frac c aとなります。

文字で割るときは必ず00じゃないことを確かめよう。

これで平方根の考えが適用できますね。

その前に右辺が22項になっていて分かりづらいので通分してしまいましょう。

(b2a)2=b24a2\left(\frac{b}{2a}\right)^2=\frac{b^2}{4a^2}より、通分するとb24ac4a2\frac{b^2-4ac}{4a^2}となるので(x+b2a)2=b24ac4a2\left(x+\frac {b}{2a}\right)^2=\frac{b^2-4ac}{4a^2}

ここで平方根の考えを使うとx+b2a=±b24ac4a2x+\frac {b}{2a}=\pm \sqrt{\frac{b^2-4ac}{4a^2}}となります。

左辺のb2a\frac{b}{2a}を移項するとx=±b24ac4a2b2ax=\pm \sqrt{\frac{b^2-4ac}{4a^2}}-\frac {b}{2a}となり、あとはこれを通分すると、解の公式であるx=b±b24ac2ax=\underline{\frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a}}が導出できました。

よく分かりました!11つ質問なんですけど、よくbbが偶数だったときの公式を見かけますがあれはどういう意味ですか?

bbが偶数だと少し簡潔に計算できるんだ。

解の公式x=b±b24ac2ax=\frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a}においてb=2bb=2b'とするとx=2b±(2b)24ac2a=2b±4b24ac2ax=\frac{-2b' \pm \sqrt{(2b')^2-4ac}}{2a}=\frac{-2b' \pm \sqrt{4b'^2-4ac}}{2a} =2b±4(b2ac)2a=2b±2b2ac2a=\frac{-2b' \pm \sqrt{4(b'^2-ac)}}{2a}=\frac{-2b' \pm 2\sqrt{b'^2-ac}}{2a} となるので、22で約分してx=b±b2acax=\underline{\frac{-b' \pm \sqrt{b'^2-ac}}{a}}が導出できました。

bbが偶数のときの解の公式って覚える必要ありますか?

うん。最初は違和感あって使いづらいだろうけど、係数の値が大きくなればなるほど効果があるんだ。

いざという時に自信を持って使えるように、普段から使う癖をつけておこう。

bbが偶数である22次方程式の例題を見てみましょう。

11x2+94x+36=011x^2+94x+36=0を解け。

bbが偶数のときの解の公式を使わずに、普通の解の公式で考えると、x=94±94241136211x=\frac{-94 \pm \sqrt{94^2-4\cdot 11 \cdot 36}}{2\cdot 11}を計算することになります。

それに対して、bbが偶数のときの解の公式を使うとx=47±472113611x=\frac{-47 \pm \sqrt{47^2-11\cdot36}}{11}となります。

bbが偶数のときの解の公式を使ってもなかなか計算量が多いですが、普通の解の公式を使うよりは計算量が少なく、それにより計算ミスも減ることが期待できます。

このページのまとめ

ここでは解の公式の証明(導出)を行いました。

解の公式は高校数学で頻繁に使うので、使うだけでなく導出する過程も理解しておきましょう!

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