2次関数

定義域が制限された最大・最小

軸と定義域の位置関係

2次関数の「定義域が制限された最大・最小」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「軸と定義域の位置関係」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約8分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

定義域が制限された最大・最小の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 軸と定義域の位置関係
  • ポイント: 2次関数の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

2次関数y=x24x+5y=x^2-4x+5について、次の定義域における最大値と最小値を求めよ。

(1)0x4(1)\quad 0 \leqq x \leqq 4
(2)3x5(2)\quad 3 \leqq x \leqq 5

答えを見る

(1)  x=0,4(1)\;x=0,\,4のとき最大値5\underline{最大値5}x=2x=2のとき最小値1\underline{最小値1}

(2)  x=5(2)\;x=5のとき最大値10\underline{最大値10}x=3x=3のとき最小値2\underline{最小値2}

解説

定義域が制限された2次関数の最大・最小について解説します。

定義域がある場合は、普通の最大・最小の求め方と何が違うんですか?

いい質問だね!定義域がない場合は軸(頂点のxx座標)で最大または最小になるけど、定義域があると端点での値も考える必要があるんだ。

まずはこの2次関数を平方完成してみましょう。

y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5
=(x2)24+5= (x-2)^2 - 4 + 5
=(x2)2+1= (x-2)^2 + 1

この2次関数は、軸がx=2x=2、頂点が(2,1)(2, 1)で、下に凸のグラフだね。

(1)0x4(1)\quad 0 \leqq x \leqq 4

定義域が0x40 \leqq x \leqq 4なので、軸x=2x=2は定義域の中にありますね。

そうだね!軸が定義域内にある場合は、頂点で最小値をとるよ。

定義域0x40 \leqq x \leqq 4でのグラフを見てみましょう。

(2, 1) -1 0 1 2 3 4 5 -1 1 2 3 4 5 6 7

x=2x=2が定義域0x40 \leqq x \leqq 4の真ん中にあるのがわかるね。定義域内で頂点(2,1)(2, 1)が最小値、両端点(0,5)(0, 5)(4,5)(4, 5)が最大値になるよ。

x=2x=2が定義域0x40 \leqq x \leqq 4の内部にあるので、頂点で最小値をとります。

最小値はx=2x=2のとき、y=(22)2+1=1y=(2-2)^2+1=\underline{1}

次に最大値を考えます。下に凸なので、定義域の端点で最大値をとります。

端点はx=0x=0x=4x=4ですね。両方計算すればいいですか?

その通り!両端点での値を計算して、大きい方が最大値だよ。

x=0x=0のとき:y=(02)2+1=4+1=5y=(0-2)^2+1=4+1=5

x=4x=4のとき:y=(42)2+1=4+1=5y=(4-2)^2+1=4+1=5

あ!両方とも55で同じ値です!

よく気づいたね!軸からの距離が等しい点では、yyの値も等しくなるんだ。これはグラフが軸について対称だからだよ。

よって、x=0,4x=0,\,4のとき最大値5\underline{最大値5}x=2x=2のとき最小値1\underline{最小値1}

(2)3x5(2)\quad 3 \leqq x \leqq 5

今度は軸x=2x=2と定義域3x53 \leqq x \leqq 5の位置関係を確認しよう。

x=2x=2は定義域の左側にあって、定義域内にはありませんね。

定義域3x53 \leqq x \leqq 5でのグラフを見てみましょう。

(2, 1) 0 1 2 3 4 5 6 -1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

定義域3x53 \leqq x \leqq 5は軸x=2x=2より右側にあるね。この範囲では、xxが大きくなるほどyyも大きくなるよ。

x=2x=2が定義域3x53 \leqq x \leqq 5の外(左側)にあります。

下に凸の放物線なので、定義域内ではxxが小さいほどyyも小さくなります。

軸が定義域の外にある場合は、端点だけを調べればいいよ。

x=3x=3のとき:y=(32)2+1=1+1=2y=(3-2)^2+1=1+1=2

x=5x=5のとき:y=(52)2+1=9+1=10y=(5-2)^2+1=9+1=10

よって、x=5x=5のとき最大値10\underline{最大値10}x=3x=3のとき最小値2\underline{最小値2}

軸から離れた端点で最大値、軸に近い端点で最小値になるね。

このページのまとめ

ここでは、定義域が制限された2次関数の最大・最小について学習しました。

軸と定義域の位置関係を確認し、頂点と端点のyy座標を比較することがポイントです。

グラフをイメージしながら解くと分かりやすいですよ!

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