2次関数

2次関数の最大と最小

平方完成

2次関数の最大・最小は、平方完成で頂点を出せるかが出発点です。ここでは答えを確認したあと、頂点と定義域の関係をどう読むかまでまとめます。

数学Ⅰ 約8分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

2次関数の最大と最小の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

平方完成の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 平方完成
  • ポイント: 2次関数の最大最小は検索意図が非常に強く、graph なしでも初期公開しやすい。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

次の22次関数の最大値と最小値があれば、その値を求めよ。

(1)y=x24x+2(1)\quad y=x^2-4x+2
(2)y=x25x(2)\quad y=-x^2-5x

答えを見る

(1)  最大値はなく、最小値は2(1)\;\underline{最大値はなく、最小値は-2}
(2)  最大値は254、最小値はなし(2)\;\underline{最大値は\frac{25}{4}、最小値はなし}

解説

2次関数の最大と最小の問題について解説します。

実際に問題を見ていきます。

次の22次関数の最大値と最小値があれば、その値を求めよ。

(1)y=x24x+2(1)\quad y=x^2-4x+2

この22次関数を見て、どう考えるかな?

x2x^2の係数が11なので下に凸ということですか?

その通り!まずは関数を見てどちらに凸なのかを見よう。

次にこの22次関数をy=a(xp)2+qy=a(x-p)^2+qの形に変形します。

y=a(xp)2+qy=a(x-p)^2+qの形に変形することを平方完成\textcolor{red}{平方完成}と言うんだ。

ええと\cdotsどうやってその形に持っていけばいいのか分かりません。

まずは、y=x24x+2y=\textcolor{red}{x^2-4x}+2x24x\textcolor{red}{ x^2-4x}に注目しよう。

どんな式を展開すればx24xx^2-4xが出てくると思う?

(x2)2(x-2)^2を展開すればx24xx^2-4xが出てきます。

そうだね!定数の部分は一旦無視して考えるんだ。

(x2)2(x-2)^2を展開すると、x24x+4x^2-4x+4になりますよね。

(x2)2=x24x+4(x-2)^2=x^2-4x+4で、右辺の+4+4を移項すると(x2)24=x24x\textcolor{red}{(x-2)^2-4}=\textcolor{red}{x^2-4x}となります。

(1)(1)22次関数であるy=x24x+2y=\textcolor{red}{x^2-4x}+2にあてはめると、y=(x2)24+2y= \textcolor{red}{(x-2)^2-4}+2となるので、定数の部分だけ計算すればy=(x2)22y=(x-2)^2-2となります。

定数は最後に辻褄を合わせればいいんですね!

最初に下に凸ということが分かっているため、

x=2のときに最小値2をとり、最大値はない\underline{x=2のときに最小値-2をとり、最大値はない}

というように答えを求めることができます。

次の問題を見ていきましょう。

次の22次関数の最大値と最小値があれば、その値を求めよ。

(2)y=x25x(2)\quad y=-x^2-5x

先ほどと同様に、まず関数がどちらに凸なのかを考えます。

x2x^2の係数が1-1だから上に凸ですね!

次に、この22次関数をy=a(xp)2+qy=a(x-p)^2+qの形に変形します。

展開したらx25x-x^2-5xが出てくるのは\cdots

x2x^2の係数にマイナスがついているときは、先にマイナスで括り出してしまいましょう。

x25x=(x2+5x)-x^2-5x = -(x^2+5x)というように括り出せます。

では、展開してx2+5xx^2+5xが出てくるような式を考えましょう。

(x+52)2\left (x+ \frac{5}{2} \right )^2を展開すると出てきます!

その通り!

2次関数に戻り、y=(x2+5x)y=-(x^2+5x)=(x+52)2+254=-\left(x+ \frac{5}{2}\right)^2 \textcolor{red}{+\frac{25}{4}}というように254\frac{25}{4}を足すことで辻褄合わせをすることにより平方完成ができました。

辻褄を合わせるときの符号に注意してね。

今回は最初にマイナスで括っていたから254\frac{25}{4}を引くんじゃなくて足したんだ。

上に凸の関数であったことをふまえれば、答えは x=52のとき最大値254をとり、最小値はなし\underline{{ x=- \frac{5}{2}}のとき最大値{ \frac{25}{4}}をとり、最小値はなし}となります。

このページのまとめ

ここでは、22次関数の最大と最小の求め方について学習しました。

この計算は数学Ⅱ・数学Ⅲでも頻出なので、素早く正確に計算できるように練習しましょう!

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