数と式

有限小数と循環小数

分数との関係

数と式の「有限小数と循環小数」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「分数との関係」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約13分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

有限小数と循環小数の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

分数との関係の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 分数との関係
  • ポイント: 数と式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 次の分数のうち、有限小数で表されるものをすべて選べ。

720,512,38,1130,940\qquad \dfrac{7}{20},\quad \dfrac{5}{12},\quad \dfrac{3}{8},\quad \dfrac{11}{30},\quad \dfrac{9}{40}

(2)(2)\quad 次の循環小数を分数で表せ。

(a)  0.1˙2˙(b)  0.83˙\qquad (\mathrm{a})\; 0.\dot{1}\dot{2} \qquad (\mathrm{b})\; 0.8\dot{3}

答えを見る

(1)  (1)\; 720,38,940\underline{\dfrac{7}{20},\quad \dfrac{3}{8},\quad \dfrac{9}{40}}

(2)  (2)\; (a)  0.1˙2˙=433(\mathrm{a})\; 0.\dot{1}\dot{2} = \underline{\dfrac{4}{33}}

    (b)  0.83˙=56\quad\;\; (\mathrm{b})\; 0.8\dot{3} = \underline{\dfrac{5}{6}}

解説

有限小数と循環小数の問題について解説します。

分数と小数の関係って、実はすごく大切なテーマなんだ。ここでしっかり理解しよう!

まずは有限小数と循環小数の意味を確認しましょう。

分数が有限小数になるかどうかって、どうやって見分けるんですか?

いい質問だね!実は分母を素因数分解すれば分かるんだ。

なぜ2255だけなんですか?

小数は1010の累乗で割ることだよね。10=2×510 = 2 \times 5 だから、分母が2255の積だけなら1010の累乗にそろえられるんだ。

例えば38=323=3×5323×53=3751000=0.375\dfrac{3}{8} = \dfrac{3}{2^3} = \dfrac{3 \times 5^3}{2^3 \times 5^3} = \dfrac{375}{1000} = 0.375 のようにね。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad 次の分数のうち、有限小数で表されるものをすべて選べ。

720,512,38,1130,940\qquad \dfrac{7}{20},\quad \dfrac{5}{12},\quad \dfrac{3}{8},\quad \dfrac{11}{30},\quad \dfrac{9}{40}

各分数の分母を素因数分解して、素因数が2255のみかどうかを調べます。

720\dfrac{7}{20}20=22×520 = 2^2 \times 5 → 素因数は2255のみ → 有限小数\textcolor{red}{有限小数}

512\dfrac{5}{12}12=22×312 = 2^2 \times 3 → 素因数に33を含む → 有限小数ではない

38\dfrac{3}{8}8=238 = 2^3 → 素因数は22のみ → 有限小数\textcolor{red}{有限小数}

1130\dfrac{11}{30}30=2×3×530 = 2 \times 3 \times 5 → 素因数に33を含む → 有限小数ではない

940\dfrac{9}{40}40=23×540 = 2^3 \times 5 → 素因数は2255のみ → 有限小数\textcolor{red}{有限小数}

よって、有限小数で表されるものは720,  38,  940\underline{\dfrac{7}{20},\; \dfrac{3}{8},\; \dfrac{9}{40}}です。

分母の素因数分解がポイントだね。2255以外の素因数が1つでも含まれていたら有限小数にはならないよ。

(2)(2)\quad 次の循環小数を分数で表せ。

(a)  0.1˙2˙(b)  0.83˙\qquad (\mathrm{a})\; 0.\dot{1}\dot{2} \qquad (\mathrm{b})\; 0.8\dot{3}

循環小数を分数にするにはどうすればいいですか?

循環小数をxxと置いて、繰り返し部分が消えるように式を作るんだ。やってみよう!

(a)  0.1˙2˙(\mathrm{a})\; 0.\dot{1}\dot{2} を分数に変換します。

x=0.121212x = 0.121212\cdots とおきます。

繰り返し部分は「1212」の22桁なので、100100倍すると繰り返し部分がそろいます。

100x=12.121212100x = 12.121212\cdots

ここで100x100xからxxを引くと、

100xx=12.1212120.121212100x - x = 12.121212\cdots - 0.121212\cdots
99x=1299x = 12
x=1299=433x = \dfrac{12}{99} = \underline{\dfrac{4}{33}}

繰り返し部分の桁数だけ1010の累乗を掛けるのがコツだよ。22桁繰り返しなら100100倍、33桁なら10001000倍だね。

(b)  0.83˙(\mathrm{b})\; 0.8\dot{3} を分数に変換します。

x=0.8333x = 0.8333\cdots とおきます。

この小数は循環しない部分(88)と循環する部分(33)があるので、2段階で考えます。

まず1010倍して循環しない部分を整数にします。

10x=8.33310x = 8.333\cdots

次に、繰り返し部分「33」は11桁なので、さらに1010倍します。

100x=83.333100x = 83.333\cdots

100x100xから10x10xを引くと、

100x10x=83.3338.333100x - 10x = 83.333\cdots - 8.333\cdots
90x=7590x = 75
x=7590=56x = \dfrac{75}{90} = \underline{\dfrac{5}{6}}

なるほど!循環しない部分がある場合は22つの式を作って引き算するんですね!

その通り!最後に約分も忘れずにね。

このページのまとめ

ここでは有限小数と循環小数について学習しました。

有限小数になるかどうかは、分母を素因数分解して2255のみかを確認すれば判定できます。

循環小数を分数に直す方法は入試でもよく出題されるので、しっかり練習しておきましょう!

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