数と式

3変数の対称式の因数分解

数と式の「3変数の対称式の因数分解」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。学習の流れを短く確認できます。

数学Ⅰ 約6分 難易度 2

このページのまとめ

先に押さえておくこと

3変数の対称式の因数分解の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

数と式の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 3変数の対称式の因数分解
  • ポイント: 数と式の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(a+b+c)(ab+bc+ca)abc(a+b+c)(ab+bc+ca)-abcを因数分解せよ。

答えを見る

(a+b)(b+c)(c+a)\underline{(a+b)(b+c)(c+a)}

解説

33変数の対称式の因数分解の問題について解説します。

33変数の対称式ってなんですか?

33変数のうちどの22つの変数を入れ替えても変わらない多項式のことだよ。

例題の式である(a+b+c)(ab+bc+ca)abc(a+b+c)(ab+bc+ca)-abcにおいて、aabbbbccを入れ替えても同じ式になるためこの式は対称式です。

因数分解する前の式が対称式のとき、因数分解した後の式も対称式であることが知られているんだ。このことは覚えておこう。

これらの知識を踏まえながら、実際に因数分解していきましょう。

(a+b+c)(ab+bc+ca)abc(a+b+c)(ab+bc+ca)-abcを因数分解せよ。

因数分解したい式に文字が複数あるときは、次数の低い文字で整理するのが基本でしたね。

対称式の場合、次数は全て同じだね。

次数が同じなのでどの文字で整理しても良いですが、ここではaaについて整理する方針で考えてみます。

カッコの中を先にaaについて整理すると、次のようになります。

これを展開していきましょう。{a+(b+c)}\{ a + (b+c) \}{(b+c)a+bc}\{(b+c)a + bc \}の積を分配法則で展開します。

a(b+c)a+abc+(b+c)(b+c)a+(b+c)bcabca \cdot (b+c)a + a \cdot bc + (b+c) \cdot (b+c)a + (b+c) \cdot bc - abc

各項を整理すると、

=(b+c)a2+abc+(b+c)2a+bc(b+c)abc= (b+c)a^2 + abc + (b+c)^2a + bc(b+c) - abc

ここでabcabcabc-abcが打ち消し合うので、

=(b+c)a2+(b+c)2a+bc(b+c)= (b+c)a^2 + (b+c)^2a + bc(b+c)

(b+c)(b+c)が共通因数となっているため、くくると

あとは{}\{ \}の中のa2+(b+c)a+bca^2 + (b+c)a + bcを因数分解できれば完成です。

a2+(b+c)a+bca^2 + (b+c)a + bcはどうやって因数分解するんですか?

aaについての22次式とみて、「掛けてbcbc、足して(b+c)(b+c)」になる22つの数を探せばいいよ。

掛けてbcbc、足して(b+c)(b+c)になる22つの数はそのままbbccです。よって、

a2+(b+c)a+bc=(a+b)(a+c)a^2 + (b+c)a + bc = (a+b)(a+c)

したがって、

(b+c)(a+b)(a+c)(b+c)(a+b)(a+c)
=(a+b)(b+c)(c+a)= \underline{(a+b)(b+c)(c+a)}

因数分解後も対称式になっているね。

このページのまとめ

ここでは33変数の対称式の因数分解の問題について解説しました。

対称式だから特別何か因数分解のやり方が変わるというわけではありませんが、対称式は因数分解後も対称式になることを知っていれば計算ミスに気づける場合もあるかと思います。

また、文字が複数あるとき「次数の低い文字で整理する」ことは必ずできるようになっておきましょう。

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