このページのまとめ
先に押さえておくこと
球面のベクトル方程式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
中心と半径の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 中心と半径
- ポイント: 空間ベクトルの基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1)中心が(1,−2,3)で半径が4の球面の方程式を求めよ。
(2)方程式x2+y2+z2−4x+6y−2z−2=0はどのような図形を表すか。中心の座標と半径を求めよ。
(3)2点A(1,3,−1),B(5,−1,3)を直径の両端とする球面の方程式を求めよ。
解説
球面のベクトル方程式について解説します。
球面の方程式は2次元の「円の方程式」の拡張だよ。円(x−a)2+(y−b)2=r2にzの項が加わっただけだね。
(1)中心が(1,−2,3)で半径が4の球面の方程式を求めよ。
公式にそのまま当てはめます。中心(a,b,c)=(1,−2,3)、半径r=4なので
(x−1)2+(y+2)2+(z−3)2=16 y座標が−2だから(y−(−2))2=(y+2)2となることに注意してね。符号のミスが多いところだよ。
(2)方程式x2+y2+z2−4x+6y−2z−2=0はどのような図形を表すか。
展開された形になっていますね。どうすれば中心と半径が分かりますか?
平方完成をすればいいんだ。x,y,zそれぞれについて平方完成するよ。
x,y,zそれぞれについて平方完成します。
x2−4x+y2+6y+z2−2z=2 (x2−4x+4)+(y2+6y+9)+(z2−2z+1)=2+4+9+1 (x−2)2+(y+3)2+(z−1)2=16 これは中心(2,−3,1)、半径4の球面です。
平方完成のコツは、x2−4xの場合、−4の半分の−2を2乗して4を足す、ということだよ。yやzも同じやり方だね。
(3)2点A(1,3,−1),B(5,−1,3)を直径の両端とする球面の方程式を求めよ。
直径の両端が与えられた場合、何を求めればいいですか?
中心は直径の中点、半径は中心から端点までの距離だよ。
まず、中心はAとBの中点です。
C=(21+5,23+(−1),2−1+3)=(3,1,1) 次に、半径は∣CA∣で求めます。
r=∣CA∣=(1−3)2+(3−1)2+(−1−1)2 =4+4+4 よって、中心(3,1,1)、半径23の球面の方程式は
(x−3)2+(y−1)2+(z−1)2=12 r2=12だから、右辺は12になるんですね。23を2乗して(23)2=12ですね!
その通り!球面の方程式の右辺はr2であることを忘れないようにしよう。
このページのまとめ
ここでは球面のベクトル方程式について学習しました。
球面の方程式は円の方程式を3次元に拡張したものです。標準形(x−a)2+(y−b)2+(z−c)2=r2と一般形x2+y2+z2+lx+my+nz+k=0の間を平方完成で行き来できるようにしましょう!