空間ベクトル

球面のベクトル方程式

中心と半径

空間ベクトルの「球面のベクトル方程式」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「中心と半径」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学C 約8分 難易度 2

このページのまとめ

先に押さえておくこと

球面のベクトル方程式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

中心と半径の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 中心と半径
  • ポイント: 空間ベクトルの基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad中心が(1,2,3)(1, -2, 3)で半径が44の球面の方程式を求めよ。

(2)(2)\quad方程式x2+y2+z24x+6y2z2=0x^2+y^2+z^2-4x+6y-2z-2=0はどのような図形を表すか。中心の座標と半径を求めよ。

(3)2(3)\quad 2A(1,3,1),  B(5,1,3)A(1, 3, -1),\; B(5, -1, 3)を直径の両端とする球面の方程式を求めよ。

答えを見る

(1)  (x1)2+(y+2)2+(z3)2=16(1)\; \underline{(x-1)^2+(y+2)^2+(z-3)^2=16}

(2)  (2)\;中心(2,3,1)\underline{(2, -3, 1)}、半径4\underline{4}の球面

(3)  (x3)2+(y1)2+(z1)2=12(3)\; \underline{(x-3)^2+(y-1)^2+(z-1)^2=12}

解説

球面のベクトル方程式について解説します。

球面の方程式は22次元の「円の方程式」の拡張だよ。円(xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2=r^2zzの項が加わっただけだね。

(1)(1)\quad中心が(1,2,3)(1, -2, 3)で半径が44の球面の方程式を求めよ。

公式にそのまま当てはめます。中心(a,b,c)=(1,2,3)(a, b, c)=(1, -2, 3)、半径r=4r=4なので

(x1)2+(y+2)2+(z3)2=16\underline{(x-1)^2+(y+2)^2+(z-3)^2=16}

yy座標が2-2だから(y(2))2=(y+2)2(y-(-2))^2=(y+2)^2となることに注意してね。符号のミスが多いところだよ。

(2)(2)\quad方程式x2+y2+z24x+6y2z2=0x^2+y^2+z^2-4x+6y-2z-2=0はどのような図形を表すか。

展開された形になっていますね。どうすれば中心と半径が分かりますか?

平方完成をすればいいんだ。x,y,zx, y, zそれぞれについて平方完成するよ。

x,y,zx, y, zそれぞれについて平方完成します。

x24x+y2+6y+z22z=2x^2-4x+y^2+6y+z^2-2z=2
(x24x+4)+(y2+6y+9)+(z22z+1)=2+4+9+1(x^2-4x+4)+(y^2+6y+9)+(z^2-2z+1)=2+4+9+1
(x2)2+(y+3)2+(z1)2=16(x-2)^2+(y+3)^2+(z-1)^2=16

これは中心(2,3,1)(2, -3, 1)、半径44の球面です。

平方完成のコツは、x24xx^2-4xの場合、4-4の半分の2-222乗して44を足す、ということだよ。yyzzも同じやり方だね。

(3)2(3)\quad 2A(1,3,1),  B(5,1,3)A(1, 3, -1),\; B(5, -1, 3)を直径の両端とする球面の方程式を求めよ。

直径の両端が与えられた場合、何を求めればいいですか?

中心は直径の中点、半径は中心から端点までの距離だよ。

まず、中心はAABBの中点です。

C=(1+52,  3+(1)2,  1+32)=(3,1,1)C=\left(\frac{1+5}{2},\; \frac{3+(-1)}{2},\; \frac{-1+3}{2}\right)=(3, 1, 1)

次に、半径はCA|CA|で求めます。

r=CA=(13)2+(31)2+(11)2r=|CA|=\sqrt{(1-3)^2+(3-1)^2+(-1-1)^2}
=4+4+4=\sqrt{4+4+4}
=12=\sqrt{12}
=23=2\sqrt{3}

よって、中心(3,1,1)(3, 1, 1)、半径232\sqrt{3}の球面の方程式は

(x3)2+(y1)2+(z1)2=12\underline{(x-3)^2+(y-1)^2+(z-1)^2=12}

r2=12r^2=12だから、右辺は1212になるんですね。232\sqrt{3}22乗して(23)2=12(2\sqrt{3})^2=12ですね!

その通り!球面の方程式の右辺はr2r^2であることを忘れないようにしよう。

このページのまとめ

ここでは球面のベクトル方程式について学習しました。

球面の方程式は円の方程式を33次元に拡張したものです。標準形(xa)2+(yb)2+(zc)2=r2(x-a)^2+(y-b)^2+(z-c)^2=r^2と一般形x2+y2+z2+lx+my+nz+k=0x^2+y^2+z^2+lx+my+nz+k=0の間を平方完成で行き来できるようにしましょう!

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