問題
(1)点A(1,2,−1)を通り、法線ベクトルn=(2,−3,1)の平面の方程式を求めよ。
(2)3点A(1,0,0),B(0,2,0),C(0,0,3)を通る平面の方程式を求めよ。
(3)点P(3,1,−2)から(1)の平面までの距離を求めよ。
解説
空間における平面のベクトル方程式について解説します。
法線ベクトルは平面に垂直なベクトルのことだよ。平面上のどんなベクトルとも垂直になるんだ。
(1)点A(1,2,−1)を通り、法線ベクトルn=(2,−3,1)の平面の方程式を求めよ。
平面上の任意の点P(x,y,z)に対して、AP=(x−1,y−2,z+1)は法線ベクトルn=(2,−3,1)と垂直です。
つまりn⋅AP=0が成り立ちます。
2(x−1)−3(y−2)+1(z+1)=0 2x−2−3y+6+z+1=0 2x−3y+z+5=0 よって2x−3y+z=−5となります。
(2)3点A(1,0,0),B(0,2,0),C(0,0,3)を通る平面の方程式を求めよ。
2つの方法があるよ。1つはp=a+sAB+tACからs,tを消去する方法。もう1つはax+by+cz=dに3点を代入する方法だよ。今回は後者でやってみよう。
平面の方程式をax+by+cz=dとおいて、3点を代入します。
A(1,0,0)を代入: a=d
B(0,2,0)を代入: 2b=d
C(0,0,3)を代入: 3c=d
これよりa=d,b=2d,c=3dとなります。d=6とおくと
a=6,b=3,c=2 よって6x+3y+2z=6となります。
ちなみにこの平面は1x+2y+3z=1とも書けるよ。これはx,y,z軸との切片がそれぞれ1,2,3であることを表しているんだ。
(3)点P(3,1,−2)から(1)の平面2x−3y+z=−5までの距離を求めよ。
平面2x−3y+z=−5を2x−3y+z+5=0の形に書き直して公式に当てはめます。
22+(−3)2+12∣2⋅3+(−3)⋅1+1⋅(−2)+5∣ =4+9+1∣6−3−2+5∣ =146 =14614 =7314 この公式、平面版の「点と直線の距離」と似ていますね!
いい気づきだね!2次元の「点と直線の距離」の公式が3次元に拡張されたものなんだ。
このページのまとめ
ここでは空間における平面のベクトル方程式と点と平面の距離について学習しました。
法線ベクトルnと通る点が分かれば平面の方程式が求められます。
点と平面の距離の公式も重要なので、しっかりマスターしていきましょう!