式と曲線

様々な曲線の媒介変数表示

楕円・双曲線・放物線

式と曲線の「様々な曲線の媒介変数表示」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「楕円・双曲線・放物線」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学C 約9分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

様々な曲線の媒介変数表示の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 楕円・双曲線・放物線
  • ポイント: 式と曲線の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

次の曲線を媒介変数ttを用いて表せ。

(1)x29+y24=1(1)\quad \dfrac{x^2}{9}+\dfrac{y^2}{4}=1
(2)x24y29=1(2)\quad \dfrac{x^2}{4}-\dfrac{y^2}{9}=1
(3)y2=8x(3)\quad y^2=8x

答えを見る

(1)  (1)\; x=3cost,y=2sint\underline{x=3\cos t,\quad y=2\sin t}

(2)  (2)\; x=2cost,y=3tant\underline{x=\dfrac{2}{\cos t},\quad y=3\tan t}

(3)  (3)\; x=2t2,y=4t\underline{x=2t^2,\quad y=4t}

解説

楕円・双曲線・放物線の媒介変数表示について解説します。

二次曲線の媒介変数表示って、それぞれ決まった形があるんですか?

そうだよ!楕円・双曲線・放物線にはそれぞれ典型的な媒介変数表示があるんだ。

順番に見ていこう。

まず、それぞれの曲線の媒介変数表示をまとめておきます。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)x29+y24=1(1)\quad \dfrac{x^2}{9}+\dfrac{y^2}{4}=1 を媒介変数ttを用いて表せ。

楕円の媒介変数表示では、cos2t+sin2t=1\cos^2 t + \sin^2 t = 1 という三角関数の相互関係を利用します。

楕円の方程式の形をよく見てみよう。(x3)2+(y2)2=1\left(\dfrac{x}{3}\right)^2+\left(\dfrac{y}{2}\right)^2=1 と変形できるね。

ここで x3=cost\dfrac{x}{3}=\cos t, y2=sint\dfrac{y}{2}=\sin t とおくと、cos2t+sin2t=1\cos^2 t+\sin^2 t=1 が自動的に満たされます。

したがって、x=3cost,y=2sint\underline{x=3\cos t,\quad y=2\sin t} となります。

-4-2024 -4-224
x29+y24=1\frac{x^2}{9}+\frac{y^2}{4}=1

なるほど、cos2t+sin2t=1\cos^2 t + \sin^2 t = 1 を使うから楕円の式になるんですね!

(2)x24y29=1(2)\quad \dfrac{x^2}{4}-\dfrac{y^2}{9}=1 を媒介変数ttを用いて表せ。

双曲線の場合は、三角関数の別の相互関係を利用します。

双曲線では引き算の形だから、1cos2ttan2t=1\dfrac{1}{\cos^2 t}-\tan^2 t=1 という関係を使うんだ。

1cos2ttan2t=1\dfrac{1}{\cos^2 t}-\tan^2 t=1 という恒等式が成り立つので、x2=1cost\dfrac{x}{2}=\dfrac{1}{\cos t}, y3=tant\dfrac{y}{3}=\tan t とおけば双曲線の方程式が満たされます。

したがって、x=2cost,y=3tant\underline{x=\dfrac{2}{\cos t},\quad y=3\tan t} となります。

-6-4-20246 -6-4-2246
x24y29=1\frac{x^2}{4}-\frac{y^2}{9}=1

楕円のときは cos2t+sin2t=1\cos^2 t + \sin^2 t = 1 で、双曲線のときは 1cos2ttan2t=1\dfrac{1}{\cos^2 t} - \tan^2 t = 1 を使うんですね。

その通り!「足し算」か「引き算」かで使う恒等式が変わるんだよ。

(3)y2=8x(3)\quad y^2=8x を媒介変数ttを用いて表せ。

放物線 y2=4pxy^2=4px の形と比較すると、4p=84p=8 より p=2p=2 です。

放物線の媒介変数表示は x=pt2x=pt^2, y=2pty=2pt なので、p=2p=2 を代入して

x=2t2,y=4t\underline{x=2t^2,\quad y=4t} となります。

実際に検証してみましょう。y2=(4t)2=16t2y^2=(4t)^2=16t^28x=82t2=16t28x=8 \cdot 2t^2=16t^2 なので確かに y2=8xy^2=8x が成り立ちます。

-4-2024 -4-224

放物線の媒介変数表示は、y=2pty=2pt とおいて y2=4p2t2=4ppt2y^2=4p^2t^2=4p \cdot pt^2 より x=pt2x=pt^2 が導けるよ。

つまり yytt の1次式で表しておけば、xx は自然に決まるんだ。

放物線は三角関数を使わないんですね。

放物線は楕円や双曲線と違って「=1=1」の形ではないからね。単純に tt の多項式で表せるんだよ。

このページのまとめ

ここでは楕円・双曲線・放物線の媒介変数表示について学習しました。

それぞれの曲線に対応する媒介変数表示のパターンをしっかり覚えておきましょう。

特に楕円では cos2t+sin2t=1\cos^2 t+\sin^2 t=1、双曲線では 1cos2ttan2t=1\dfrac{1}{\cos^2 t}-\tan^2 t=1 を利用することがポイントです!

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