このページのまとめ
先に押さえておくこと
様々な曲線の媒介変数表示の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 楕円・双曲線・放物線
- ポイント: 式と曲線の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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解説
楕円・双曲線・放物線の媒介変数表示について解説します。
二次曲線の媒介変数表示って、それぞれ決まった形があるんですか?
そうだよ!楕円・双曲線・放物線にはそれぞれ典型的な媒介変数表示があるんだ。
順番に見ていこう。
まず、それぞれの曲線の媒介変数表示をまとめておきます。
それでは問題を解いていきましょう。
(1)9x2+4y2=1 を媒介変数tを用いて表せ。
楕円の媒介変数表示では、cos2t+sin2t=1 という三角関数の相互関係を利用します。
楕円の方程式の形をよく見てみよう。(3x)2+(2y)2=1 と変形できるね。
ここで 3x=cost, 2y=sint とおくと、cos2t+sin2t=1 が自動的に満たされます。
したがって、x=3cost,y=2sint となります。
9x2+4y2=1 なるほど、cos2t+sin2t=1 を使うから楕円の式になるんですね!
(2)4x2−9y2=1 を媒介変数tを用いて表せ。
双曲線の場合は、三角関数の別の相互関係を利用します。
双曲線では引き算の形だから、cos2t1−tan2t=1 という関係を使うんだ。
cos2t1−tan2t=1 という恒等式が成り立つので、2x=cost1, 3y=tant とおけば双曲線の方程式が満たされます。
したがって、x=cost2,y=3tant となります。
4x2−9y2=1 楕円のときは cos2t+sin2t=1 で、双曲線のときは cos2t1−tan2t=1 を使うんですね。
その通り!「足し算」か「引き算」かで使う恒等式が変わるんだよ。
(3)y2=8x を媒介変数tを用いて表せ。
放物線 y2=4px の形と比較すると、4p=8 より p=2 です。
放物線の媒介変数表示は x=pt2, y=2pt なので、p=2 を代入して
x=2t2,y=4t となります。
実際に検証してみましょう。y2=(4t)2=16t2、8x=8⋅2t2=16t2 なので確かに y2=8x が成り立ちます。
放物線の媒介変数表示は、y=2pt とおいて y2=4p2t2=4p⋅pt2 より x=pt2 が導けるよ。
つまり y を t の1次式で表しておけば、x は自然に決まるんだ。
放物線は楕円や双曲線と違って「=1」の形ではないからね。単純に t の多項式で表せるんだよ。
このページのまとめ
ここでは楕円・双曲線・放物線の媒介変数表示について学習しました。
それぞれの曲線に対応する媒介変数表示のパターンをしっかり覚えておきましょう。
特に楕円では cos2t+sin2t=1、双曲線では cos2t1−tan2t=1 を利用することがポイントです!