確率

確率の基本性質・定義

加法定理と確率の計算

確率の「確率の基本性質・定義」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「加法定理と確率の計算」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約10分 難易度 1 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

確率の基本性質・定義の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 加法定理と確率の計算
  • ポイント: 確率の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 11個のサイコロを11回投げるとき、偶数の目が出る確率を求めよ。

(2)(2)\quad 5252枚のトランプから11枚を引くとき、ハートまたは絵札が出る確率を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; 12\underline{\frac{1}{2}}

(2)  (2)\; 1126\underline{\frac{11}{26}}

解説

確率の基本的な考え方について解説します。

確率ってそもそも何ですか?

いい質問だね。確率は「ある出来事がどれくらい起こりやすいか」を数値で表したものだよ。

まずは基本的な用語から確認していこう。

確率を学ぶために、いくつかの用語を理解しておきましょう。

試行\textcolor{red}{試行}:同じ条件のもとで何回でも繰り返すことのできる実験や観察のこと

事象\textcolor{red}{事象}:試行の結果起こる事柄のこと

全事象\textcolor{red}{全事象} UU:起こり得る全ての結果の集合

空事象\textcolor{red}{空事象} \emptyset:決して起こらない事象

例えば「サイコロを11回投げる」は試行\textcolor{red}{試行}、「偶数の目が出る」は事象\textcolor{red}{事象}です。

全事象UUはサイコロならU={1,2,3,4,5,6}U=\{1,2,3,4,5,6\}であり、n(U)=6n(U)=6となります。

次に確率の定義と基本性質を見ていきましょう。

「同様に確からしい」ってどういう意味ですか?

それぞれの結果が同じ程度に起こると期待できるということだよ。

例えばサイコロなら11から66のどの目も同じ確率16\frac{1}{6}で出ると考えるんだ。

確率は00以上11以下の値をとります。P(A)=0P(A)=0なら絶対に起こらず、P(A)=1P(A)=1なら必ず起こるということです。

それでは問題を解いていきましょう!

(1)(1)\quad 11個のサイコロを11回投げるとき、偶数の目が出る確率を求めよ。

まずは全事象と、求める事象を整理しよう。

サイコロを11回投げるとき、全事象はU={1,2,3,4,5,6}U=\{1,2,3,4,5,6\}n(U)=6n(U)=6です。

偶数の目が出る事象をAAとすると、A={2,4,6}A=\{2,4,6\}n(A)=3n(A)=3です。

よって確率の定義より、

P(A)=n(A)n(U)P(A) = \frac{n(A)}{n(U)}
=36= \frac{3}{6}
=12= \underline{\frac{1}{2}}

定義に当てはめるだけでいいんですね!

その通り!次は(2)(2)を見ていこう。この問題は少しだけ工夫が必要だよ。

(2)(2)\quad 5252枚のトランプから11枚を引くとき、ハートまたは絵札が出る確率を求めよ。

「ハートまたは\textcolor{red}{または}絵札」なので、22つの事象の和事象\textcolor{red}{和事象}を考える必要があります。

ここで重要な公式を紹介します。

なぜP(AB)P(A \cap B)を引くんですか?

P(A)P(A)P(B)P(B)をそのまま足すと、共通部分ABA \cap B22回数えてしまうからだよ。

ベン図で見るとわかりやすいよ!

A:ハート B:絵札 10枚 3枚 9枚

ハートの事象をAA、絵札の事象をBBとします。

・ハートは1313枚なので n(A)=13n(A) = 13

・絵札(J, Q, K)は各マーク33枚ずつで44マーク分あるので n(B)=12n(B) = 12

・ハートかつ絵札(ハートのJ, Q, K)は n(AB)=3n(A \cap B) = 3

全事象はn(U)=52n(U) = 52なので、加法定理より

P(AB)=P(A)+P(B)P(AB)P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B)
=1352+1252352= \frac{13}{52} + \frac{12}{52} - \frac{3}{52}
=2252= \frac{22}{52}
=1126= \underline{\frac{11}{26}}

もしP(AB)P(A \cap B)を引き忘れると2552\frac{25}{52}になってしまうから注意してね。

ハートの絵札を22回数えてしまっているよ。

「または」が出てきたら加法定理を使うんですね!共通部分を引くのを忘れないようにします。

このページのまとめ

ここでは確率の基本的な定義と性質について学習しました。

確率の計算では、まず全事象n(U)n(U)を求めてから、求めたい事象n(A)n(A)を数えるのが基本です。

「または」の確率では加法定理を使い、共通部分の引き忘れに注意しましょう。

この考え方は今後の確率の問題を解く上で基礎になるので、しっかりマスターしてくださいね!

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