このページのまとめ
先に押さえておくこと
確率の乗法定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
P(A∩B)の計算の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: P(A∩B)の計算
- ポイント: 確率の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
袋の中に赤玉個と白玉個が入っている。この袋から玉を個取り出し、それを戻さずにもう個取り出すとき、次の確率を求めよ。
個とも赤玉である確率
個目が赤玉で個目が白玉である確率
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解説
確率の乗法定理について解説します。
「乗法定理」って何ですか?
ある事象と事象が同時に起こる確率を、条件つき確率を使って求める公式のことだよ。
乗法定理は、すでに学んだの公式を変形したものです。
条件つき確率の公式 の両辺に をかけると、次の公式が得られます。
条件つき確率の公式を変形しただけなんですね!
その通り!条件つき確率ではを求めたけど、乗法定理ではを直接求めるんだ。
特に「続けて取り出す」ような問題で役に立つよ。
それでは問題を見ていきましょう。
袋の中に赤玉個と白玉個が入っている。この袋から玉を個取り出し、それを戻さずにもう個取り出すとき、
個とも赤玉である確率
まず事象を整理します。
事象:個目に赤玉を取り出す
事象:個目に赤玉を取り出す
求めたいのはです。乗法定理 を使いましょう。
ステップ:まずを求めよう。袋には全部で個の玉があり、そのうち赤玉は個だね。
ステップ:次にを求めよう。個目に赤玉を取り出した後、袋の中はどうなっているかな?
玉を戻さないので、袋には赤玉個と白玉個の合計個が残っています!
正解!それが条件つき確率の考え方だね。
ステップ:乗法定理に代入します。
個目の結果によって個目の確率が変わるんですね。
そう!「戻さずに取り出す」ことがポイントだよ。このような抽出をというんだ。
袋の中に赤玉個と白玉個が入っている。この袋から玉を個取り出し、それを戻さずにもう個取り出すとき、
個目が赤玉で個目が白玉である確率
今度はと同じように考えますが、個目に取り出すのが白玉に変わります。
事象:個目に赤玉を取り出す
事象:個目に白玉を取り出す
(と同じ)
個目に赤玉を取り出した後、袋には赤玉個と白玉個の合計個が残っているので、
乗法定理より、
との手順は同じだね。乗法定理を使う問題では、次のステップを意識しよう。
ところで、もしつの事象がだったらどうなるんですか?
いい質問だね!とが独立ならとなるので、乗法定理はになるよ。
例えば「コインを回投げる」場合、回目の結果が回目に影響しないから独立だね。
今回のように「取り出した玉を戻さない」場合は回目の結果が回目に影響するので、とは独立ではありません。だから条件つき確率を使う必要があるのです。
ここでは確率の乗法定理について学習しました。
乗法定理 は、条件つき確率の公式を変形したもので、「つの事象が同時に起こる確率」を求めるときに使います。
特に非復元抽出の問題ではよく使う定理なので、しっかり使えるようにしておきましょう!
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