確率

期待値

平均的にいくら期待できるか

確率の「期待値」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「平均的にいくら期待できるか」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約11分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

期待値の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

平均的にいくら期待できるかの答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 平均的にいくら期待できるか
  • ポイント: 確率の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 11個のさいころを11回投げるとき、出る目の期待値を求めよ。

(2)(2)\quad 2626本のくじの中に1110001000円が11本、22100100円が55本、はずれが2020本ある。このくじを11本引くとき、もらえる金額の期待値を求めよ。

(3)(3)\quad (2)(2)のくじが115050円で売られているとき、このくじを買うことは得といえるか。

答えを見る

(1)  (1)\; 72\underline{\frac{7}{2}}=3.5=3.5

(2)  (2)\; 75013\underline{\frac{750}{13}}円(57.7\fallingdotseq 57.7円)

(3)  (3)\; 期待値が約57.757.7円で、くじの値段5050円より大きいので得といえる\underline{\text{得といえる}}

解説

期待値の問題について解説します。

期待値ってなんですか?

「平均的にどのくらいの値が期待できるか」を表す数値のことだよ。

確率を使って計算するんだ。

期待値は、XXが取りうる各値に、その値を取る確率をかけて足し合わせたものです。

各値とその確率をかけて全部足すんですね!

その通り!実際に問題を解いて慣れていこう。

(1)(1)\quad 11個のさいころを11回投げるとき、出る目の期待値を求めよ。

さいころの出る目XX1,2,3,4,5,61, 2, 3, 4, 5, 6のいずれかで、それぞれの確率は16\frac{1}{6}です。

確率の表にまとめると次のようになります。

X123456P161616161616\large \begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|}\hline X & 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 \\ \hline P & \frac{1}{6} & \frac{1}{6} & \frac{1}{6} & \frac{1}{6} & \frac{1}{6} & \frac{1}{6} \\ \hline \end{array}

期待値の定義に当てはめると、

E(X)=1×16+2×16+3×16+4×16+5×16+6×16E(X) = 1 \times \frac{1}{6} + 2 \times \frac{1}{6} + 3 \times \frac{1}{6} + 4 \times \frac{1}{6} + 5 \times \frac{1}{6} + 6 \times \frac{1}{6}
=1+2+3+4+5+66= \frac{1+2+3+4+5+6}{6}
=216=72= \frac{21}{6} = \underline{\frac{7}{2}}

となります。

3.53.5ということは、実際には出ない数字ですね。

いいところに気づいたね!期待値は「何回も繰り返したときの平均値」なので、実際に出る値でなくても構わないんだ。

何回もさいころを振れば、出た目の平均は3.53.5に近づいていくよ。

(2)(2)\quad 2626本のくじの中に1110001000円が11本、22100100円が55本、はずれが2020本ある。このくじを11本引くとき、もらえる金額の期待値を求めよ。

もらえる金額XXと確率を表にまとめましょう。

X(円)10001000P1265262026\large \begin{array}{|c|c|c|c|}\hline X\text{(円)} & 1000 & 100 & 0 \\ \hline P & \frac{1}{26} & \frac{5}{26} & \frac{20}{26} \\ \hline \end{array}

はずれは賞金00円だからX=0X=0として計算するよ。

確率の合計が1+5+2026=1\frac{1+5+20}{26}=1になっていることも確認しておこう。

期待値を計算すると、

E(X)=1000×126+100×526+0×2026E(X) = 1000 \times \frac{1}{26} + 100 \times \frac{5}{26} + 0 \times \frac{20}{26}
=1000+500+026= \frac{1000 + 500 + 0}{26}
=150026=75013= \frac{1500}{26} = \underline{\frac{750}{13}}

7501357.7\frac{750}{13} \fallingdotseq 57.7円ですね。

そうだね。11回くじを引くと、平均して約5858円もらえるということになるんだ。

(3)(3)\quad (2)(2)のくじが115050円で売られているとき、このくじを買うことは得といえるか。

(2)(2)で求めた期待値は約57.757.7円でした。くじの値段は5050円なので、期待値>>値段 です。

平均して約5858円分もらえるのに5050円しか払わないわけだから、得ということになるね。

つまり、得といえる\underline{\text{得といえる}}

期待値を使えば、くじやゲームが得かどうか判断できるんですね!

その通り!期待値は色々な場面で役に立つから、計算の仕方をしっかり覚えておこう。

このページのまとめ

ここでは期待値について学習しました。

期待値は「XXの値×\times確率」の総和で求められ、「平均的にどのくらいの値が期待できるか」を表します。

くじ引きやゲームの損得判断にも使える重要な概念なので、しっかりマスターしてくださいね!

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