確率

余事象の確率

「少なくとも」は余事象

確率の「余事象の確率」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「「少なくとも」は余事象」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約10分 難易度 2

このページのまとめ

先に押さえておくこと

余事象の確率の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

「少なくとも」は余事象の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 「少なくとも」は余事象
  • ポイント: 確率の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 11個のサイコロを33回投げるとき、少なくとも11回は66の目が出る確率を求めよ。

(2)(2)\quad 赤玉33個と白玉22個の計55個の玉が入った袋から22個の玉を同時に取り出すとき、少なくとも11個は赤玉が含まれる確率を求めよ。

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(1)  (1)\; 1(56)3=912161-\left(\frac{5}{6}\right)^3 = \underline{\frac{91}{216}}

(2)  (2)\; 12C25C2=1110=9101-\frac{{}_2 \mathrm{C}_2}{{}_5 \mathrm{C}_2} = 1-\frac{1}{10} = \underline{\frac{9}{10}}

解説

余事象の確率について解説します。

「余事象」ってなんですか?

ある事象AAに対して、「AAが起こらない」という事象のことをAAの余事象と言って、A\overline{A}と書くよ。

例えば「66の目が出る」の余事象は「66の目が出ない」だね。

余事象の確率には以下の重要な公式があります。

この公式はどういうときに使うんですか?

問題文に「少なくとも11つ」「少なくとも11回」という表現が出てきたら、余事象を使うことを考えよう!

直接求めると場合分けが大変でも、余事象なら簡単に計算できることが多いんだ。

それでは実際に問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad 11個のサイコロを33回投げるとき、少なくとも11回は66の目が出る確率を求めよ。

まず、「少なくとも11回は66の目が出る」を直接求めるとどうなるか考えてみようか。

66がちょうど11回出る場合、ちょうど22回出る場合、33回とも66が出る場合...

場合分けが多くて大変そうです。

そうだね。こういう場合は余事象を考えるのがポイントだよ!

「少なくとも11回は66の目が出る」の余事象は「33回とも66の目が出ない」です。

11回のサイコロ投げで66が出ない確率は56\frac{5}{6}ですね。

33回とも独立に投げるので、33回とも66が出ない確率は

P(A)=56×56×56=(56)3=125216P(\overline{A}) = \frac{5}{6} \times \frac{5}{6} \times \frac{5}{6} = \left(\frac{5}{6}\right)^3 = \frac{125}{216}

よって、少なくとも11回は66の目が出る確率は

P(A)=1P(A)=1125216=91216P(A) = 1 - P(\overline{A}) = 1 - \frac{125}{216} = \underline{\frac{91}{216}}

余事象を使うと場合分けをしなくていいから楽ですね!

その通り!直接求めようとすると33パターンに場合分けしないといけないけど、余事象なら11発で求められるね。

(2)(2)\quad 赤玉33個と白玉22個の計55個の玉が入った袋から22個の玉を同時に取り出すとき、少なくとも11個は赤玉が含まれる確率を求めよ。

こちらも「少なくとも11個」とあるので余事象を考えましょう。

まず、55個の玉から22個を取り出す場合の総数は5C2=5!2!3!=10{}_5 \mathrm{C}_2 = \frac{5!}{2! \cdot 3!} = 10通りです。

「少なくとも11個は赤玉が含まれる」の余事象は「赤玉が11個も含まれない」、つまり「22個とも白玉」です。

白玉は22個しかないから、22個とも白玉になる場合の数はすぐにわかるね。

22個とも白玉を取り出す場合の数は2C2=1{}_2 \mathrm{C}_2 = 1通りです。

よって、22個とも白玉になる確率はP(A)=110P(\overline{A}) = \frac{1}{10}となります。

したがって、少なくとも11個は赤玉が含まれる確率は

P(A)=1P(A)=1110=910P(A) = 1 - P(\overline{A}) = 1 - \frac{1}{10} = \underline{\frac{9}{10}}

910\frac{9}{10}ということは、1010回中99回は赤玉が出るってことですか。赤玉が33個もあるから高いんですね。

いい感覚だね!赤玉33個、白玉22個で赤が多いから、赤が11つも入らない方がレアなんだ。

ちなみに、この問題を直接求めようとすると「赤11個白11個」と「赤22個」の22パターンに分ける必要があるんだけど、余事象なら一発だったね。

最後に、余事象を使うべき問題の見分け方をまとめておきましょう。

このページのまとめ

ここでは余事象の確率について学習しました。

余事象の考え方は「P(A)=1P(A)P(A) = 1 - P(\overline{A})」というシンプルな公式ですが、確率の問題で非常によく使われます。

「少なくとも」という言葉を見たら余事象を思い出して、ぜひ活用してくださいね!

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