整数

素因数分解

素数と素因数分解の手順

整数の「素因数分解」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「素数と素因数分解の手順」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約10分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

素因数分解の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

素数と素因数分解の手順の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 素数と素因数分解の手順
  • ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 100100以下の素数をすべて求めよ。

(2)(2)\quad 360360を素因数分解せよ。

(3)(3)\quad 360360の正の約数の個数を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; 2,  3,  5,  7,  11,  13,  17,  19,  23,  29,  31,  37,  41,  43,  47,  53,  59,  61,  67,  71,  73,  79,  83,  89,  97\underline{2,\; 3,\; 5,\; 7,\; 11,\; 13,\; 17,\; 19,\; 23,\; 29,\; 31,\; 37,\; 41,\; 43,\; 47,\; 53,\; 59,\; 61,\; 67,\; 71,\; 73,\; 79,\; 83,\; 89,\; 97}

(2)  (2)\; 360=23×32×5\underline{360 = 2^3 \times 3^2 \times 5}

(3)  (3)\; 24\underline{24}

解説

素因数分解の問題について解説します。

素因数分解って何ですか?

素因数分解を理解するには、まず素数\textcolor{red}{素数}を知る必要があるよ。基本から確認していこう!

(1)(1)\quad 100100以下の素数をすべて求めよ。

100100以下の素数を効率よく見つけるには「エラトステネスのふるい\textcolor{red}{エラトステネスのふるい}」という方法が便利だよ。

NN以下の素数を求めるには、N\sqrt{N}以下の素数の倍数を順に消していけばいいんだ。

なぜN\sqrt{N}以下の素数だけでいいんですか?

もしNN以下の合成数nnがあれば、n=a×bn=a \times baba \leqq b)と書けるよね。

このときanNa \leqq \sqrt{n} \leqq \sqrt{N}だから、N\sqrt{N}以下の素数で必ず割り切れるんだ。

N=100N=100のとき 100=10\sqrt{100}=10 なので、1010以下の素数 2,3,5,72, 3, 5, 7 の倍数を消していきます。

すると、100100以下の素数は次の2525個になります。

2,  3,  5,  7,  11,  13,  17,  19,  23,  29,  31,  37,  41,  43,  47,  53,  59,  61,  67,  71,  73,  79,  83,  89,  972,\; 3,\; 5,\; 7,\; 11,\; 13,\; 17,\; 19,\; 23,\; 29,\; 31,\; 37,\; 41,\; 43,\; 47,\; 53,\; 59,\; 61,\; 67,\; 71,\; 73,\; 79,\; 83,\; 89,\; 97

ある自然数nnが素数かどうかを判定するときも同じ考え方が使えるよ。n\sqrt{n}以下の素数で割り切れなければ、nnは素数だと判定できるんだ。

(2)(2)\quad 360360を素因数分解せよ。

素因数分解のやり方を教えてください!

素因数分解とは、自然数を素数の積\textcolor{red}{素数の積}で表すことだよ。

小さい素数から順に割っていくのがコツだね。

それでは360360を素因数分解してみましょう。小さい素数2,3,5,2, 3, 5, \cdotsで順に割っていきます。

360÷2=180360 \div 2 = 180
180÷2=90180 \div 2 = 90
90÷2=4590 \div 2 = 45
45÷3=1545 \div 3 = 15
15÷3=515 \div 3 = 5
5÷5=15 \div 5 = 1

よって、360=23×32×5\underline{360 = 2^3 \times 3^2 \times 5} となります。

素因数分解の結果は、素数を小さい順に並べて書くのが一般的だよ。

また、同じ素数が何回出てくるかを指数(累乗)で表すんだ。

素因数分解の結果は1通りしかないんですか?

いい質問だね!実は、11より大きい自然数の素因数分解は、順序を除いてただ1通り\textcolor{red}{ただ1通り}に定まるんだ。

これを「算術の基本定理\textcolor{red}{算術の基本定理}」というよ。

(3)(3)\quad 360360の正の約数の個数を求めよ。

素因数分解を利用すると、約数の個数を簡単に求められるよ。

360=23×32×51360 = 2^3 \times 3^2 \times 5^1 と素因数分解されたので、360360の約数は 2a×3b×5c2^a \times 3^b \times 5^c の形で表すことができます。

ここで、aa0,1,2,30, 1, 2, 344通り、bb0,1,20, 1, 233通り、cc0,10, 122通りです。

この公式を使うと、360360の正の約数の個数は

(3+1)(2+1)(1+1)=4×3×2=24(3+1)(2+1)(1+1) = 4 \times 3 \times 2 = \underline{24}

となります。

素因数分解すると約数の個数がすぐ分かるんですね!

その通り!素因数分解は整数問題の基本だから、しっかりマスターしよう!

このページのまとめ

ここでは素因数分解について学習しました。

素数の定義やエラトステネスのふるいを使った素数の判定法、そして小さい素数から順に割っていく素因数分解の手順を確認しました。

素因数分解は約数の個数や総和を求める際にも活用できる、整数問題の基本テクニックです。ぜひ練習して使いこなせるようにしてくださいね!

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