このページのまとめ
先に押さえておくこと
整数の割り算と余りの要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
除法の定理と余りによる分類の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 除法の定理と余りによる分類
- ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
整数をで割った余りで分類し、をで割った余りを求めよ。
が整数のとき、はの倍数であることを証明せよ。
連続するつの整数の積はの倍数であることを証明せよ。
答えを見る
をで割った余りがのとき 、余りがのとき 、余りがのとき
下記の証明を参照
下記の証明を参照
解説
整数の割り算と余りについて解説します。
まずは「除法の定理」を確認しましょう。
これって小学校で習った割り算と同じですか?
基本的な考え方は同じだよ。
ポイントは余りがを必ず満たすということ。つまり余りは以上未満の整数になるんだ。
例えばをで割ると、で商、余りです。
この定理を使うと、任意の整数を余りで分類することができます。
それでは問題を見ていきましょう。
整数をで割った余りで分類し、をで割った余りを求めよ。
整数をで割った余りで分類すると、何通りに分かれるかな?
余りは, , の通りだから、つのグループに分けられます!
その通り!それぞれの場合でをで割った余りを調べてみよう。
整数を用いてのつの場合に分けます。
のとき
よってをで割った余りは
のとき
よってをで割った余りは
のとき
よってをで割った余りは
あれ、(ii)と(iii)で余りが同じになるんですね!
いい気づきだね!つまりをで割った余りはかのどちらかしかないということだよ。
この性質はいろいろな証明問題で使えるので覚えておこう。
が整数のとき、はの倍数であることを証明せよ。
「の倍数」ということは偶数だね。
整数をで割った余りで分類してみよう。
整数を偶数・奇数で場合分けします。
と因数分解できる。
が偶数のとき
(は整数)とおくと、
これはの倍数である。
が奇数のとき
(は整数)とおくと、
これはの倍数である。
(i)、 (ii)より、はの倍数である。
最初に因数分解するのがポイントですか?
その通り!は「連続するつの整数の積」になっているよね。
連続するつの整数のうちどちらかは必ず偶数だから、その積はの倍数になるんだ。
場合分けしなくても、この考え方で一発で示せるよ。
連続するつの整数の積はの倍数であることを証明せよ。
の倍数であることを示すには、の倍数かつの倍数であることを示せばいいんだ。
余りによる分類を使ってみよう!
連続するつの整数をとおきます。
連続するつの整数をとおく。
は連続するつの整数なので、どちらかは偶数である。
よってはの倍数である。
整数をで割った余りで分類する。
・のとき:がの倍数
・のとき:がの倍数
・のとき:がの倍数
いずれの場合もはの倍数である。
(i)、 (ii)より、はの倍数かつの倍数である。
とは互いに素であるから、はの倍数である。
連続するつの整数のうちつはの倍数になるんですね!
そうだね!一般に、連続する個の整数の積はの倍数になるんだ。
これは覚えておくと便利だよ。
ここでは整数の割り算と余りについて学習しました。
「除法の定理」を使って整数を余りで分類し、それぞれの場合を調べる方法は整数問題の基本テクニックです。
特に「連続する整数の積」に関する性質は証明問題でよく出るので、しっかりマスターしてくださいね!
アプリで続ける
この問題の「よくある質問」や「解法の鍵」は、アプリで読めます。
この問題に関するよくある疑問への回答や、解法のポイントをまとめた「解法の鍵」はアプリに収録しています。 類題演習やAIへの質問もアプリから使えます。整数の割り算と余り に近い内容をそのまま続けられます。
ストアからダウンロードして、同じ単元の演習やAI質問をそのまま続けられます。