整数

最大公約数・最小公倍数

素因数分解とユークリッドの互除法

整数の「最大公約数・最小公倍数」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「素因数分解とユークリッドの互除法」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約13分 難易度 1

このページのまとめ

先に押さえておくこと

最大公約数・最小公倍数の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

素因数分解とユークリッドの互除法の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 素因数分解とユークリッドの互除法
  • ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 504504360360の最大公約数と最小公倍数を求めよ。

(2)(2)\quad ユークリッドの互除法を用いて、391391253253の最大公約数を求めよ。

(3)(3)\quad 22つの自然数a,ba, bの最大公約数が1818、最小公倍数が756756であるとき、a×ba \times bの値を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; 最大公約数  72\;\underline{72}、最小公倍数  2520\;\underline{2520}

(2)  (2)\; 23\underline{23}

(3)  (3)\; 13608\underline{13608}

解説

最大公約数と最小公倍数の問題について解説します。

最大公約数と最小公倍数って何ですか?

まずは定義から確認していこう!

最大公約数\textcolor{red}{\text{最大公約数}}(GCD)は、22つ以上の整数に共通する約数のうち最大のもの。

最小公倍数\textcolor{red}{\text{最小公倍数}}(LCM)は、22つ以上の整数に共通する倍数のうち最小の正のもの、のことだよ。

最大公約数・最小公倍数は素因数分解\textcolor{red}{\text{素因数分解}}を使って求めることができます。

それでは問題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad 504504360360の最大公約数と最小公倍数を求めよ。

まずはそれぞれの数を素因数分解しよう。

504504360360を素因数分解すると、

504=23×32×7504 = 2^3 \times 3^2 \times 7
360=23×32×5360 = 2^3 \times 3^2 \times 5

素因数分解ができたら、最大公約数と最小公倍数を求めていくよ。

最大公約数は、共通する素因数の最小のべきをとります。共通する素因数は2233で、

gcd(504,360)\gcd(504, 360)
=2min(3,3)×3min(2,2)= 2^{\min(3,3)} \times 3^{\min(2,2)}
=23×32= 2^3 \times 3^2
=8×9=72= 8 \times 9 = \underline{72}

最小公倍数は、すべての素因数の最大のべきをとります。出てくる素因数は2,3,5,72, 3, 5, 7で、

lcm(504,360)\text{lcm}(504, 360)
=2max(3,3)×3max(2,2)×5max(0,1)×7max(1,0)= 2^{\max(3,3)} \times 3^{\max(2,2)} \times 5^{\max(0,1)} \times 7^{\max(1,0)}
=23×32×5×7= 2^3 \times 3^2 \times 5 \times 7
=8×9×5×7=2520= 8 \times 9 \times 5 \times 7 = \underline{2520}

素因数分解すれば、どちらも求められるんですね!

その通り!素因数分解は整数問題の基本だから、しっかり身につけておこうね。

(2)(2)\quad ユークリッドの互除法を用いて、391391253253の最大公約数を求めよ。

391391とか253253って、素因数分解が大変そうです...

そういうときに便利なのがユークリッドの互除法だよ!

割り算を繰り返すだけで最大公約数が求められるんだ。

実際にやってみましょう。391391253253で割ると、

391=253×1+138391 = 253 \times 1 + 138

余りが138138なので、次は253253138138で割ります。

253=138×1+115253 = 138 \times 1 + 115

余りが115115なので、138138115115で割ります。

138=115×1+23138 = 115 \times 1 + 23

余りが2323なので、1151152323で割ります。

115=23×5+0115 = 23 \times 5 + 0

余りが00になりました!最後の割る数が2323なので、

gcd(391,253)=23\gcd(391, 253) = \underline{23}

割り算を繰り返すだけでいいんですね!

そうだよ!ちなみに確認すると、391=23×17391 = 23 \times 17253=23×11253 = 23 \times 11 だから、確かに最大公約数は2323だね。

数が大きくて素因数分解が難しいときは、ユークリッドの互除法が強い味方になるよ。

(3)(3)\quad 22つの自然数a,ba, bの最大公約数が1818、最小公倍数が756756であるとき、a×ba \times bの値を求めよ。

この問題では、最大公約数と最小公倍数の間の重要な関係式を使うよ。

22つの自然数a,ba, bについて、次の関係が成り立ちます。

gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b\Large \gcd(a, b) \times \text{lcm}(a, b) = a \times b

最大公約数と最小公倍数を掛けるとa×ba \times bになるんですか!

その通り!とても便利な公式だから覚えておこうね。

理由を簡単に説明すると、a=gcd(a,b)×aa = \gcd(a,b) \times a'b=gcd(a,b)×bb = \gcd(a,b) \times b'aa'bb'は互いに素)とおくと、lcm(a,b)=gcd(a,b)×a×b\text{lcm}(a,b) = \gcd(a,b) \times a' \times b' となるんだ。

だからgcd×lcm=gcd2×a×b=a×b\gcd \times \text{lcm} = \gcd^2 \times a' \times b' = a \times b が成り立つよ。

では、この関係式にgcd(a,b)=18\gcd(a, b) = 18lcm(a,b)=756\text{lcm}(a, b) = 756を代入すると、

a×b=gcd(a,b)×lcm(a,b)a \times b = \gcd(a, b) \times \text{lcm}(a, b)
=18×756= 18 \times 756
=13608= \underline{13608}

代入するだけで求められるんですね!

この公式を知っているかどうかで差がつく問題だね。しっかり覚えておこう!

このページのまとめ

ここでは最大公約数(GCD)と最小公倍数(LCM)の求め方について学習しました。

素因数分解を使う方法はどんな場合にも使えますが、数が大きいときはユークリッドの互除法が効率的です。

また、gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b\gcd(a,b) \times \text{lcm}(a,b) = a \times b の関係式は問題でよく使うので、ぜひ覚えておきましょう!

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