このページのまとめ
先に押さえておくこと
最大公約数・最小公倍数の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
素因数分解とユークリッドの互除法の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 素因数分解とユークリッドの互除法
- ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) 504と360の最大公約数と最小公倍数を求めよ。
(2) ユークリッドの互除法を用いて、391と253の最大公約数を求めよ。
(3) 2つの自然数a,bの最大公約数が18、最小公倍数が756であるとき、a×bの値を求めよ。
解説
最大公約数と最小公倍数の問題について解説します。
まずは定義から確認していこう!
最大公約数(GCD)は、2つ以上の整数に共通する約数のうち最大のもの。
最小公倍数(LCM)は、2つ以上の整数に共通する倍数のうち最小の正のもの、のことだよ。
最大公約数・最小公倍数は素因数分解を使って求めることができます。
それでは問題を解いていきましょう。
(1) 504と360の最大公約数と最小公倍数を求めよ。
504と360を素因数分解すると、
504=23×32×7 360=23×32×5 素因数分解ができたら、最大公約数と最小公倍数を求めていくよ。
最大公約数は、共通する素因数の最小のべきをとります。共通する素因数は2と3で、
gcd(504,360) =2min(3,3)×3min(2,2) =23×32 =8×9=72 最小公倍数は、すべての素因数の最大のべきをとります。出てくる素因数は2,3,5,7で、
lcm(504,360) =2max(3,3)×3max(2,2)×5max(0,1)×7max(1,0) =23×32×5×7 =8×9×5×7=2520 その通り!素因数分解は整数問題の基本だから、しっかり身につけておこうね。
(2) ユークリッドの互除法を用いて、391と253の最大公約数を求めよ。
391とか253って、素因数分解が大変そうです...
そういうときに便利なのがユークリッドの互除法だよ!
割り算を繰り返すだけで最大公約数が求められるんだ。
実際にやってみましょう。391を253で割ると、
391=253×1+138 余りが138なので、次は253を138で割ります。
253=138×1+115 余りが115なので、138を115で割ります。
138=115×1+23 余りが23なので、115を23で割ります。
115=23×5+0 余りが0になりました!最後の割る数が23なので、
gcd(391,253)=23 そうだよ!ちなみに確認すると、391=23×17、253=23×11 だから、確かに最大公約数は23だね。
数が大きくて素因数分解が難しいときは、ユークリッドの互除法が強い味方になるよ。
(3) 2つの自然数a,bの最大公約数が18、最小公倍数が756であるとき、a×bの値を求めよ。
この問題では、最大公約数と最小公倍数の間の重要な関係式を使うよ。
2つの自然数a,bについて、次の関係が成り立ちます。
gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b 最大公約数と最小公倍数を掛けるとa×bになるんですか!
その通り!とても便利な公式だから覚えておこうね。
理由を簡単に説明すると、a=gcd(a,b)×a′、b=gcd(a,b)×b′(a′とb′は互いに素)とおくと、lcm(a,b)=gcd(a,b)×a′×b′ となるんだ。
だからgcd×lcm=gcd2×a′×b′=a×b が成り立つよ。
では、この関係式にgcd(a,b)=18、lcm(a,b)=756を代入すると、
a×b=gcd(a,b)×lcm(a,b) =18×756 =13608 この公式を知っているかどうかで差がつく問題だね。しっかり覚えておこう!
このページのまとめ
ここでは最大公約数(GCD)と最小公倍数(LCM)の求め方について学習しました。
素因数分解を使う方法はどんな場合にも使えますが、数が大きいときはユークリッドの互除法が効率的です。
また、gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b の関係式は問題でよく使うので、ぜひ覚えておきましょう!