このページのまとめ
先に押さえておくこと
合同式(mod)の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
余りの計算と基本性質の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 余りの計算と基本性質
- ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題
(1) 2100を7で割った余りを求めよ。
(2) 350を5で割った余りを求めよ。
解説
合同式(mod)の問題について解説します。
合同式は、整数を「ある数で割った余り」に注目して考える方法だよ。
余りが等しいことを記号で表すんだ。
まず、合同式の定義を確認しましょう。
例えば、17と5は12で割ると両方余りが5だから、17≡5(mod12)ということですか?
その通り!17−5=12は12の倍数だから合同だね。
次に、合同式の便利な性質を見ていこう。
特にべき乗の性質がポイントだよ。
余りを先に取ってからべき乗しても、結果の余りは変わらないんだ。
それでは例題を解いていきましょう。
(1) 2100を7で割った余りを求めよ。
2100なんてとても計算できません...
直接計算する必要はないよ!
合同式を使えば、2のべき乗を7で割った余りの「周期性」を見つけることができるんだ。
まず、2のべき乗を7で割った余りを順番に計算してみましょう。
21≡2(mod7) 22≡4(mod7) 23≡8≡1(mod7) いいところに気づいたね!余りが1になると、そこから先は同じ周期で繰り返すんだ。
23≡1(mod7)がわかれば、両辺をべき乗できるよ。
23≡1(mod7)の両辺を33乗すると、
(23)33≡133(mod7) 299≡1(mod7) 両辺に2を掛けると、
299×2≡1×2(mod7) 2100≡2(mod7) よって、2100を7で割った余りは2です。
ポイントは、100=3×33+1と分解したところだよ。
余りが1になるべき乗を見つけて、指数を分解するのがコツだね。
(2) 350を5で割った余りを求めよ。
(1)と同じように、3のべき乗を5で割った余りを調べていきましょう。
31≡3(mod5) 32≡9≡4(mod5) 33≡3×4≡12≡2(mod5) 34≡3×2≡6≡1(mod5) その通り!あとは(1)と同じ要領で計算していこう。
34≡1(mod5)の両辺を12乗すると、
(34)12≡112(mod5) 348≡1(mod5) 両辺に32≡4(mod5)を掛けると、
348×32≡1×4(mod5) 350≡4(mod5) よって、350を5で割った余りは4です。
今回は50=4×12+2と分解したよ。
32≡4(mod5)がわかっていたからスムーズに計算できたね。
合同式を使うと、大きなべき乗の余りも簡単に求められるんですね!
このページのまとめ
ここでは合同式(mod)の定義と基本性質について学習しました。
合同式を使うと、大きな数のべき乗の余りを効率的に求めることができます。
ポイントは「余りが1になるべき乗を見つけること」と「指数を分解すること」です。
整数の問題で頻出なので、ぜひマスターしてくださいね!