整数

合同式(mod)

余りの計算と基本性質

整数の「合同式(mod)」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「余りの計算と基本性質」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約11分 難易度 2

このページのまとめ

先に押さえておくこと

合同式(mod)の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

余りの計算と基本性質の答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 余りの計算と基本性質
  • ポイント: 整数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad 21002^{100}77で割った余りを求めよ。

(2)(2)\quad 3503^{50}55で割った余りを求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; 2\underline{2}

(2)  (2)\; 4\underline{4}

解説

合同式(mod)の問題について解説します。

合同式ってなんですか?

合同式は、整数を「ある数で割った余り」に注目して考える方法だよ。

余りが等しいことを記号で表すんだ。

まず、合同式の定義を確認しましょう。

例えば、1717551212で割ると両方余りが55だから、175(mod12)17 \equiv 5 \pmod{12}ということですか?

その通り!175=1217 - 5 = 121212の倍数だから合同だね。

次に、合同式の便利な性質を見ていこう。

特にべき乗の性質がポイントだよ。

余りを先に取ってからべき乗しても、結果の余りは変わらないんだ。

それでは例題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad 21002^{100}77で割った余りを求めよ。

21002^{100}なんてとても計算できません...

直接計算する必要はないよ!

合同式を使えば、22のべき乗を77で割った余りの「周期性」を見つけることができるんだ。

まず、22のべき乗を77で割った余りを順番に計算してみましょう。

212(mod7)2^1 \equiv 2 \pmod{7}
224(mod7)2^2 \equiv 4 \pmod{7}
2381(mod7)2^3 \equiv 8 \equiv 1 \pmod{7}

あ!232^3で余りが11になりました!

いいところに気づいたね!余りが11になると、そこから先は同じ周期で繰り返すんだ。

231(mod7)2^3 \equiv 1 \pmod{7}がわかれば、両辺をべき乗できるよ。

231(mod7)2^3 \equiv 1 \pmod{7}の両辺を3333乗すると、

(23)33133(mod7)(2^3)^{33} \equiv 1^{33} \pmod{7}
2991(mod7)2^{99} \equiv 1 \pmod{7}

両辺に22を掛けると、

299×21×2(mod7)2^{99} \times 2 \equiv 1 \times 2 \pmod{7}
21002(mod7)2^{100} \equiv 2 \pmod{7}

よって、21002^{100}77で割った余りは2\underline{2}です。

ポイントは、100=3×33+1100 = 3 \times 33 + 1と分解したところだよ。

余りが11になるべき乗を見つけて、指数を分解するのがコツだね。

(2)(2)\quad 3503^{50}55で割った余りを求めよ。

(1)(1)と同じように、33のべき乗を55で割った余りを調べていきましょう。

313(mod5)3^1 \equiv 3 \pmod{5}
3294(mod5)3^2 \equiv 9 \equiv 4 \pmod{5}
333×4122(mod5)3^3 \equiv 3 \times 4 \equiv 12 \equiv 2 \pmod{5}
343×261(mod5)3^4 \equiv 3 \times 2 \equiv 6 \equiv 1 \pmod{5}

343^4で余りが11になりました!

その通り!あとは(1)(1)と同じ要領で計算していこう。

341(mod5)3^4 \equiv 1 \pmod{5}の両辺を1212乗すると、

(34)12112(mod5)(3^4)^{12} \equiv 1^{12} \pmod{5}
3481(mod5)3^{48} \equiv 1 \pmod{5}

両辺に324(mod5)3^2 \equiv 4 \pmod{5}を掛けると、

348×321×4(mod5)3^{48} \times 3^2 \equiv 1 \times 4 \pmod{5}
3504(mod5)3^{50} \equiv 4 \pmod{5}

よって、3503^{50}55で割った余りは4\underline{4}です。

今回は50=4×12+250 = 4 \times 12 + 2と分解したよ。

324(mod5)3^2 \equiv 4 \pmod{5}がわかっていたからスムーズに計算できたね。

合同式を使うと、大きなべき乗の余りも簡単に求められるんですね!

そうだよ!解き方をまとめておこう。

このページのまとめ

ここでは合同式(mod)の定義と基本性質について学習しました。

合同式を使うと、大きな数のべき乗の余りを効率的に求めることができます。

ポイントは「余りが11になるべき乗を見つけること」と「指数を分解すること」です。

整数の問題で頻出なので、ぜひマスターしてくださいね!

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