図形の性質

2つの円の位置関係

共通接線の本数

図形の性質の「2つの円の位置関係」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「共通接線の本数」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約10分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

2つの円の位置関係の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 共通接線の本数
  • ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

2つの円O1O_1O2O_2がある。円O1O_1の半径は44、円O2O_2の半径は22である。2つの円の中心間の距離をddとするとき、次の各場合について、2つの円の位置関係と共通接線の本数を答えよ。

(1)d=8(1)\quad d=8
(2)d=6(2)\quad d=6
(3)d=3(3)\quad d=3

答えを見る

(1)  (1)\; d=8>4+2d=8>4+2 より外部にある(共通接線 4本)\underline{\text{外部にある(共通接線 4本)}}

(2)  (2)\; d=6=4+2d=6=4+2 より外接する(共通接線 3本)\underline{\text{外接する(共通接線 3本)}}

(3)  (3)\; 42<3<4+2|4-2|<3<4+2 より2点で交わる(共通接線 2本)\underline{\text{2点で交わる(共通接線 2本)}}

解説

2つの円の位置関係について解説します。

2つの円ってどんな位置関係があるんですか?

2つの円には全部で5つの位置関係があるよ。

中心間の距離ddと、それぞれの半径rrrr'r>rr>r'とする)の関係で決まるんだ。

5つの場合をそれぞれ図で確認してみよう!

【①外部にある場合:d>r+rd > r+r'

O₁ O₂ d

2つの円が完全に離れている状態です。共通接線は44本引けます。

【②外接する場合:d=r+rd = r+r'

O₁ O₂ T

1点(接点TT)で外側から接する状態です。共通接線は33本引けます。

【③2点で交わる場合:rr<d<r+r|r-r'| < d < r+r'

O₁ O₂

2つの交点で交わっている状態です。共通接線は22本引けます。

【④内接する場合:d=rrd = |r-r'|

O₁ O₂ T

1点(接点TT)で内側から接する状態です。共通接線は11本引けます。

【⑤一方が他方の内部にある場合:d<rrd < |r-r'|

O₁ O₂

小さい円が大きい円の中に完全に入っている状態です。共通接線は00本(引けません)。

なるほど、5つの場合があるんですね!覚えるのが大変そうです...

覚え方のコツがあるよ。2つの円が離れていく様子をイメージするんだ。

内部(00本)→ 内接(11本)→ 交わる(22本)→ 外接(33本)→ 外部(44本)と、共通接線の本数が0,1,2,3,40, 1, 2, 3, 4本と増えていくんだよ。

それでは問題を解いていきましょう!

(1)(1)\quad d=8d=8のとき

O1O_1の半径r=4r=4、円O2O_2の半径r=2r'=2なので、r+rr+r'rr|r-r'|を求めておきます。

r+r=4+2=6r+r'=4+2=6
rr=42=2|r-r'|=|4-2|=2
O₁ O₂ 4 2 d=8

d=8d=8r+r=6r+r'=6を比較すると、d=8>6=r+rd=8>6=r+r'です。

よって、2つの円は外部にあり、共通接線は4本\underline{\text{2つの円は外部にあり、共通接線は4本}}です。

(2)(2)\quad d=6d=6のとき

O₁ O₂ T 4 2 d=6

d=6d=6r+r=6r+r'=6を比較すると、d=6=r+rd=6=r+r'です。

ddがちょうどr+rr+r'と等しいから、外接するんですね!

その通り!接点TTは2つの中心を結ぶ線分上にあるよ。

よって、2つの円は外接し、共通接線は3本\underline{\text{2つの円は外接し、共通接線は3本}}です。

(3)(3)\quad d=3d=3のとき

O₁ O₂ 4 2 d=3

d=3d=3r+r=6r+r'=6rr=2|r-r'|=2と比較すると、

rr=2<d=3<6=r+r|r-r'|=2 < d=3 < 6=r+r'

ddrr|r-r'|r+rr+r'の間にあるときは、2つの円が2点で交わるよ。

よって、2つの円は2点で交わり、共通接線は2本\underline{\text{2つの円は2点で交わり、共通接線は2本}}です。

結局、ddの値をr+rr+r'rr|r-r'|と比べればいいんですね!

その通り!まずr+rr+r'rr|r-r'|を計算して、ddがどの範囲にあるかを調べるのがポイントだよ。

表にまとめておくと整理しやすいね。

このページのまとめ

ここでは2つの円の位置関係について学習しました。

中心間の距離ddと半径の和r+rr+r'、半径の差rr|r-r'|を比較することで、位置関係と共通接線の本数を判定できます。

共通接線の本数は0,1,2,3,40, 1, 2, 3, 4本の5パターンで、2つの円が離れるほど増えていくと覚えておきましょう!

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