このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角形の内心の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 内接円の半径と面積
- ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
∠C=90°の直角三角形ABCにおいて、BC=3、CA=4、AB=5とする。
(1) △ABCの面積Sを求めよ。
(2) △ABCの内接円の半径rを求めよ。
解説
三角形の内心について解説します。
内心は三角形の内接円の中心のことだよ。
三角形の3つの辺すべてに接する円を内接円というんだ。
いい質問だね!角の二等分線上の点は、その角を作る2辺から等距離にあるという性質があるんだ。
3つの角の二等分線が1点で交わり、その点から3辺までの距離がすべて等しくなるんだよ。
内心の位置を図で確認してみましょう。
図のように、内心Iから3辺に下ろした垂線の長さがすべて等しく、それが内接円の半径rになります。
面積の公式 S=21r(a+b+c) がなぜ成り立つか、説明するね。
三角形ABCの内心をIとすると、△ABCを3つの三角形に分割できます。
S=△IBC+△ICA+△IAB =21⋅a⋅r+21⋅b⋅r+21⋅c⋅r =21r(a+b+c) なるほど!内心から各辺までの距離rを高さとした3つの三角形に分けるんですね!
その通り!この考え方がとても大事だよ。それでは問題を解いていこう。
(1) △ABCの面積Sを求めよ。
∠C=90°の直角三角形なので、BCとCAを底辺と高さとして面積を求められます。
S=21×BC×CA =21×3×4 (2) △ABCの内接円の半径rを求めよ。
(1)で面積S=6が求められたので、公式S=21r(a+b+c)を使います。
a+b+c=3+4+5=12 なので、
S=21×r×(3+4+5) r=1 面積がわかっていれば、内接円の半径がすぐに求められるんですね!
そうだよ!逆に、内接円の半径と3辺の長さがわかっていれば面積が求められるよ。
この公式は色々な場面で使えるから覚えておこう!
ちなみに、直角三角形の内接円の半径には便利な公式があるよ。
いいところに気がついたね。直角三角形ではS=21abとS=21r(a+b+c)を等しいとおくことでこの公式が導けるんだ。
このページのまとめ
ここでは三角形の内心について学習しました。
内心の重要なポイントをまとめると、
内心から
3辺までの距離は等しい(=内接円の半径
r)
面積の公式
S=21r(a+b+c)
内心の性質は図形問題で頻出なので、しっかりマスターしてくださいね!