図形の性質

三角形の内心

内接円の半径と面積

図形の性質の「三角形の内心」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「内接円の半径と面積」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約10分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

三角形の内心の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 内接円の半径と面積
  • ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

C=90°\angle \mathrm{C}=90°の直角三角形ABC\mathrm{ABC}において、BC=3\mathrm{BC}=3CA=4\mathrm{CA}=4AB=5\mathrm{AB}=5とする。

(1)(1)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の面積SSを求めよ。

(2)(2)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の内接円の半径rrを求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; S=6S=\underline{6}

(2)  (2)\; r=1r=\underline{1}

解説

三角形の内心について解説します。

「内心」ってどういう点ですか?

内心は三角形の内接円の中心\textcolor{red}{内接円の中心}のことだよ。

三角形の33つの辺すべてに接する円を内接円というんだ。

なぜ角の二等分線の交点が内心になるんですか?

いい質問だね!角の二等分線上の点は、その角を作る22辺から等距離にあるという性質があるんだ。

33つの角の二等分線が11点で交わり、その点から33辺までの距離がすべて等しくなるんだよ。

内心の位置を図で確認してみましょう。

A B C I

図のように、内心I\mathrm{I}から33辺に下ろした垂線の長さがすべて等しく、それが内接円の半径rrになります。

面積の公式 S=12r(a+b+c)S = \frac{1}{2} r (a + b + c) がなぜ成り立つか、説明するね。

三角形ABC\mathrm{ABC}の内心をI\mathrm{I}とすると、ABC\triangle \mathrm{ABC}33つの三角形に分割できます。

A B C I c=5 a=3 b=4
S=IBC+ICA+IABS = \triangle \mathrm{IBC} + \triangle \mathrm{ICA} + \triangle \mathrm{IAB}
=12ar+12br+12cr= \frac{1}{2} \cdot a \cdot r + \frac{1}{2} \cdot b \cdot r + \frac{1}{2} \cdot c \cdot r
=12r(a+b+c)= \frac{1}{2} r (a + b + c)

なるほど!内心から各辺までの距離rrを高さとした33つの三角形に分けるんですね!

その通り!この考え方がとても大事だよ。それでは問題を解いていこう。

(1)(1)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の面積SSを求めよ。

C=90°\angle \mathrm{C}=90°の直角三角形なので、BC\mathrm{BC}CA\mathrm{CA}を底辺と高さとして面積を求められます。

A B C 5 3 4
S=12×BC×CAS = \frac{1}{2} \times \mathrm{BC} \times \mathrm{CA}
=12×3×4= \frac{1}{2} \times 3 \times 4
=6= \underline{6}

(2)(2)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の内接円の半径rrを求めよ。

(1)(1)で面積S=6S=6が求められたので、公式S=12r(a+b+c)S = \frac{1}{2} r (a + b + c)を使います。

A B C I 5 3 4 r

a+b+c=3+4+5=12a + b + c = 3 + 4 + 5 = 12 なので、

S=12×r×(3+4+5)S = \frac{1}{2} \times r \times (3+4+5)
6=6r6 = 6r
r=1r = \underline{1}

面積がわかっていれば、内接円の半径がすぐに求められるんですね!

そうだよ!逆に、内接円の半径と33辺の長さがわかっていれば面積が求められるよ。

この公式は色々な場面で使えるから覚えておこう!

ちなみに、直角三角形の内接円の半径には便利な公式があるよ。

検算にも使えそうですね!

いいところに気がついたね。直角三角形ではS=12abS = \frac{1}{2}abS=12r(a+b+c)S = \frac{1}{2}r(a+b+c)を等しいとおくことでこの公式が導けるんだ。

このページのまとめ

ここでは三角形の内心について学習しました。

内心の重要なポイントをまとめると、

  • 内心は33つの角の二等分線の交点
  • 内心から33辺までの距離は等しい(=内接円の半径rr
  • 面積の公式 S=12r(a+b+c)S = \frac{1}{2} r (a + b + c)

内心の性質は図形問題で頻出なので、しっかりマスターしてくださいね!

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