図形の性質

三角形の重心

中線の交点

図形の性質の「三角形の重心」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「中線の交点」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約9分 難易度 1 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

三角形の重心の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 中線の交点
  • ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

ABC\triangle \mathrm{ABC}について、次の問いに答えよ。

(1)(1)\quad 3つの頂点がA(1,2)\mathrm{A}(1, 2)B(4,5)\mathrm{B}(4, 5)C(7,2)\mathrm{C}(7, 2)であるとき、ABC\triangle \mathrm{ABC}の重心G\mathrm{G}の座標を求めよ。

(2)(2)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の辺BC\mathrm{BC}の中点をD\mathrm{D}とし、中線AD\mathrm{AD}の長さが99であるとき、AG\mathrm{AG}GD\mathrm{GD}の長さを求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; G(4,3)\underline{\mathrm{G}(4, 3)}

(2)  (2)\; AG=6,  GD=3\underline{\mathrm{AG}=6, \; \mathrm{GD}=3}

解説

三角形の重心について解説します。

重心ってどういう点ですか?

重心とは、三角形の各頂点と対辺の中点を結んだ線分(中線\textcolor{red}{中線})の交点のことだよ。

三角形の3本の中線は必ず1点で交わるんだ。

A B C M N L

上の図のように、各頂点から対辺の中点へ引いた3本の中線は1点G\mathrm{G}(重心)で交わります。

重心の座標は3つの頂点の座標の平均なんですね!

その通り!xx座標もyy座標もそれぞれ33つの値の平均をとるだけだよ。

とても覚えやすい公式だね。

それでは問題を解いていきましょう!

(1)(1)\quad 3つの頂点がA(1,2)\mathrm{A}(1, 2)B(4,5)\mathrm{B}(4, 5)C(7,2)\mathrm{C}(7, 2)であるとき、ABC\triangle \mathrm{ABC}の重心G\mathrm{G}の座標を求めよ。

重心の座標の公式を使いましょう。

A(1, 2) B(4, 5) C(7, 2) G(?)
G(x1+x2+x33,  y1+y2+y33)\mathrm{G}\left(\dfrac{x_1+x_2+x_3}{3},\; \dfrac{y_1+y_2+y_3}{3}\right)
=(1+4+73,  2+5+23)= \left(\dfrac{1+4+7}{3},\; \dfrac{2+5+2}{3}\right)
=(123,  93)= \left(\dfrac{12}{3},\; \dfrac{9}{3}\right)
=(4,3)= \underline{(4, 3)}

公式に当てはめるだけで簡単に求まりますね!

そうだね!重心の座標は「3つの頂点の座標の平均」と覚えておこう。

(2)(2)\quad ABC\triangle \mathrm{ABC}の辺BC\mathrm{BC}の中点をD\mathrm{D}とし、中線AD\mathrm{AD}の長さが99であるとき、AG\mathrm{AG}GD\mathrm{GD}の長さを求めよ。

重心は中線を頂点側から2:12:1に内分する性質を使います。

A B C D G 2 1 9

AG:GD=2:1\mathrm{AG:GD} = 2:1だから、AD=9\mathrm{AD} = 92:12:1に分ければいいね。

AG:GD=2:1\mathrm{AG:GD} = 2:1より、

AG=AD×22+1=9×23=6\mathrm{AG} = \mathrm{AD} \times \dfrac{2}{2+1} = 9 \times \dfrac{2}{3} = \underline{6}
GD=AD×12+1=9×13=3\mathrm{GD} = \mathrm{AD} \times \dfrac{1}{2+1} = 9 \times \dfrac{1}{3} = \underline{3}

2:12:1の比で分けるから、AG\mathrm{AG}GD\mathrm{GD}のちょうど22倍になるんですね!

その通り!重心は中線を頂点側から\textcolor{red}{\text{頂点側から}} 2:12:1に内分する、という順番も大切だよ。

「頂点に近い方が長い」と覚えておこうね。

このページのまとめ

ここでは三角形の重心について学習しました。

重心は3本の中線の交点\textcolor{red}{\text{3本の中線の交点}}であり、各中線を頂点側から2:1に内分\textcolor{red}{\text{頂点側から2:1に内分}}します。

座標では「3つの頂点の座標の平均」で求められるので、公式を使いこなせるようにしておきましょう!

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