このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角形の外心の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 外接円の中心と垂直二等分線
- ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
△ABCの3つの頂点がA(1,3)、B(−1,−1)、C(5,−1)であるとき、次の問いに答えよ。
(1) △ABCの外心の座標を求めよ。
(2) △ABCの外接円の半径を求めよ。
解説
三角形の外心について解説します。
外心とは、三角形の外接円の中心のことだよ。
外接円は3つの頂点を全て通る円のことだね。
上の図のように、外心Oから3つの頂点A、B、Cまでの距離は全て等しくなります。
いい質問だね!垂直二等分線上の点は、線分の両端から等距離にあるよね。
だから、辺ABの垂直二等分線上の点はAとBから等距離、辺BCの垂直二等分線上の点はBとCから等距離だよ。
その2本の交点はA、B、Cの全てから等距離になるんだ!
外心の位置は三角形の形によって変わるよ。確認しておこう!
それぞれの場合を図で確認しましょう。
【鋭角三角形の場合】外心は三角形の内部にあります。
【直角三角形の場合】外心は斜辺の中点にあります。
【鈍角三角形の場合】外心は三角形の外部にあります。
直角三角形のとき、外心が斜辺の中点になるのは面白いですね!
そうだね!直角三角形では斜辺が外接円の直径になるんだ。
半円に対する円周角は90°になるという性質と関係しているよ。
それでは問題を解いていきましょう!
△ABCの3つの頂点がA(1,3)、B(−1,−1)、C(5,−1)であるとき
(1) △ABCの外心の座標を求めよ。
外心は3つの頂点から等距離にある点なので、外心をO(x,y)とおくと、OA=OB=OCが成り立ちます。
OA2=OB2とOB2=OC2の2つの式を連立して解こう!
まずOA2=OB2より、
(x−1)2+(y−3)2=(x+1)2+(y+1)2 x2−2x+1+y2−6y+9=x2+2x+1+y2+2y+1 −2x−6y+10=2x+2y+2 −4x−8y+8=0 x+2y=2⋯(1) 次にOB2=OC2より、
(x+1)2+(y+1)2=(x−5)2+(y+1)2 x2+2x+1=x2−10x+25 x=2⋯(2) ②を①に代入すると、2+2y=2よりy=0。
よって、外心の座標は(2,0)です。
距離の2乗の条件を使うと、x2やy2の項が消えて計算しやすいですね!
その通り!距離を直接使うとルートが出てきて大変だから、距離の2乗で等式を立てるのがポイントだよ。
(2) △ABCの外接円の半径を求めよ。
外接円の半径は外心から頂点までの距離なので、外心O(2,0)と頂点A(1,3)の距離を求めます。
=(2−1)2+(0−3)2 =10 検算として、OBやOCも計算してみよう。
OB=(2−(−1))2+(0−(−1))2=9+1=10 ✓
OC=(2−5)2+(0−(−1))2=9+1=10 ✓
全部10で一致しました!ちゃんと外心になっていますね。
完璧だね!外心の問題では、このように検算ができるのも大きなメリットだよ。
このページのまとめ
ここでは三角形の外心について学習しました。
外心は3辺の垂直二等分線の交点であり、3つの頂点から等距離にある点です。
外心の位置は三角形の形(鋭角・直角・鈍角)によって変わることも覚えておきましょう。
座標で外心を求めるときは、距離の2乗の条件から連立方程式を作るのがポイントです!