図形の性質

方べきの定理

円と線分の積の関係

図形の性質の「方べきの定理」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「円と線分の積の関係」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約13分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

方べきの定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 円と線分の積の関係
  • ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
  • 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習

問題

OOの2つの弦AB\mathrm{AB}CD\mathrm{CD}が点P\mathrm{P}で交わるとき、次の問いに答えよ。

(1)(1)\quad PA=3\mathrm{PA}=3PB=4\mathrm{PB}=4PC=2\mathrm{PC}=2のとき、PD\mathrm{PD}を求めよ。

(2)(2)\quad 円の外部の点Q\mathrm{Q}から円に引いた割線が円と2点A\mathrm{A}B\mathrm{B}で交わり、QA=2\mathrm{QA}=2AB=4\mathrm{AB}=4である。点Q\mathrm{Q}から円に引いた接線の接点をT\mathrm{T}とするとき、QT\mathrm{QT}を求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; PD=6\mathrm{PD}=\underline{6}

(2)  (2)\; QT=23\mathrm{QT}=\underline{2\sqrt{3}}

解説

方べきの定理について解説します。

「方べき」ってどういう意味ですか?

「方べき」とは「点の冪(べき)」という意味で、円と点の位置関係から決まる一定の値のことだよ。

円に関する線分の積が一定になるという性質を表しているんだ。

方べきの定理には3つのパターンがあります。順番に見ていきましょう。

それぞれのパターンを図で確認しよう!

【パターン1:2弦が円内で交わる場合】

A B C D P
PAPB=PCPD\mathrm{PA} \cdot \mathrm{PB} = \mathrm{PC} \cdot \mathrm{PD}

【パターン2:2割線が円外で交わる場合】

P A B C D
PAPB=PCPD\mathrm{PA} \cdot \mathrm{PB} = \mathrm{PC} \cdot \mathrm{PD}

【パターン3:接線と割線の場合】

P T A B
PT2=PAPB\mathrm{PT}^2 = \mathrm{PA} \cdot \mathrm{PB}

3つもパターンがあって覚えられるか心配です...

大丈夫!実は3つとも本質は同じで、「線分の積が一定」ということなんだ。

パターン3は接線だから同じ点T\mathrm{T}を2回通ると考えれば、PTPT=PT2\mathrm{PT} \cdot \mathrm{PT} = \mathrm{PT}^2となるんだよ。

それでは問題を解いていきましょう!

(1)(1)\quad PA=3\mathrm{PA}=3PB=4\mathrm{PB}=4PC=2\mathrm{PC}=2のとき、PD\mathrm{PD}を求めよ。

これはパターン1(2弦が円内で交わる場合)ですね。

A B C D P 3 4 2 ?

方べきの定理より、

PAPB=PCPD\mathrm{PA} \cdot \mathrm{PB} = \mathrm{PC} \cdot \mathrm{PD}

数値を代入すると、

3×4=2×PD3 \times 4 = 2 \times \mathrm{PD}
12=2×PD12 = 2 \times \mathrm{PD}
PD=6\mathrm{PD} = \underline{6}

積の形で等式が成り立つことがポイントだね!

(2)(2)\quad 円の外部の点Q\mathrm{Q}から円に引いた割線が円と2点A\mathrm{A}B\mathrm{B}で交わり、QA=2\mathrm{QA}=2AB=4\mathrm{AB}=4である。点Q\mathrm{Q}から円に引いた接線の接点をT\mathrm{T}とするとき、QT\mathrm{QT}を求めよ。

これはパターン3(接線と割線の場合)です。

Q T A B 2 4 ?

まずQB\mathrm{QB}を求めます。

QB=QA+AB=2+4=6\mathrm{QB} = \mathrm{QA} + \mathrm{AB} = 2 + 4 = 6

方べきの定理より、

QT2=QAQB\mathrm{QT}^2 = \mathrm{QA} \cdot \mathrm{QB}

数値を代入すると、

QT2=2×6=12\mathrm{QT}^2 = 2 \times 6 = 12
QT=12=23\mathrm{QT} = \sqrt{12} = \underline{2\sqrt{3}}

接線の長さが求められるのは便利ですね!

そうだね!接線の長さを直接求めるのは難しいけど、方べきの定理を使えば割線の長さから計算できるんだ。

これは入試でもよく出題されるパターンだよ。

円周角の定理と三角形の相似を組み合わせて証明できるんだ。

他のパターンも同様に相似を使って証明できるよ。

このページのまとめ

ここでは方べきの定理について学習しました。

方べきの定理は、

  • 2弦が円内で交わる場合
  • 2割線が円外で交わる場合
  • 接線と割線の場合

の3パターンがありますが、いずれも「線分の積が等しい」という形になっています。

特に接線の長さを求める問題でよく使われるので、しっかり練習しておきましょう!

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