このページのまとめ
先に押さえておくこと
三角形の面積と内接円・外接円の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 面積と半径の関係
- ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
(1) 3辺の長さがa=5、b=6、c=7の三角形の面積Sと内接円の半径rを求めよ。
(2) 3辺の長さが3、4、5の直角三角形の内接円の半径rを求めよ。
解説
三角形の面積と内接円・外接円の半径の関係について解説します。
三角形の面積って底辺×高さ÷2以外にも求め方があるんですか?
いい質問だね!3辺の長さだけがわかっている場合、高さを直接求めるのは大変だよね。
そんなときに使える便利な公式がいくつかあるんだ。まとめて紹介するよ!
面積の公式 S=21r(a+b+c) ってどうやって導くんですか?
内心Iと3つの頂点を結ぶと、三角形が3つに分割されるよね。
それぞれの三角形の高さが内接円の半径rになるから、面積の合計が 21ra+21rb+21rc=21r(a+b+c) になるんだ。
(1) 3辺の長さがa=5、b=6、c=7の三角形の面積Sと内接円の半径rを求めよ。
まず、ヘロンの公式を使って面積Sを求めましょう。
s=2a+b+c=25+6+7=9 ヘロンの公式に代入すると、
S=s(s−a)(s−b)(s−c) =9×(9−5)×(9−6)×(9−7) =9×4×3×2 =36×6 =66 面積が求められたね!次は内接円の半径rを求めよう。S=21r(a+b+c) を使うよ。
S=21r(a+b+c) より、
66=21×r×(5+6+7) 66=21×r×18 66=9r r=966=326 ヘロンの公式で面積を出してから、内接円の公式に代入するんですね!
その通り!3辺の長さがわかっていれば、この2ステップで内接円の半径が求められるよ。
(2) 3辺の長さが3、4、5の直角三角形の内接円の半径rを求めよ。
32+42=9+16=25=52 より、これは3辺3、4、5の直角三角形です。
まず面積Sを求めます。直角をはさむ2辺を底辺と高さとして、
S=21×3×4=6 次に S=21r(a+b+c) に代入します。
6=21×r×(3+4+5) 6=21×r×12 r=1 そうだね!ちなみに、直角三角形の内接円の半径には次の公式も使えるよ。
この公式なら面積を経由しなくても一発で求められますね!
直角三角形の場合はこの公式を使うと楽だよ。
でも一般の三角形では使えないから、S=21r(a+b+c) の公式は必ず覚えておこうね。
外接円の公式 S=4Rabc はどうやって使うんですか?
この公式は正弦定理 sinAa=2R から導けるんだ。面積Sと3辺がわかっていれば外接円の半径Rが求められるよ。
たとえば(1)の三角形なら R=4Sabc=4×665×6×7=246210=24356 となるよ。
このページのまとめ
ここでは三角形の面積と内接円・外接円の半径の関係について学習しました。
ヘロンの公式:
S=s(s−a)(s−b)(s−c)(
s=2a+b+c)
内接円の半径:
S=21r(a+b+c) →
r=a+b+c2S
外接円の半径:
S=4Rabc →
R=4Sabc
3辺の長さから面積を求め、さらに内接円・外接円の半径を求める流れは入試でも頻出です。
ぜひ練習して使いこなせるようにしましょう!