このページのまとめ
先に押さえておくこと
チェバの定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 線分の比の積
- ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
三角形ABCの辺BC, CA, AB上にそれぞれ点D, E, Fをとる。3直線AD, BE, CFが1点で交わるとき、次の問いに答えよ。
(1) AF:FB=2:1, BD:DC=3:4のとき、CE:EAを求めよ。
(2) AF:FB=1:3, CE:EA=2:1のとき、BD:DCを求めよ。
解説
チェバの定理について解説します。
三角形の各頂点から対辺に引いた3本の線分が1点で交わるときに成り立つ関係式だよ。
まずは定理を確認しよう。
頂点Aから始めて、A→F→B→D→C→E→Aと三角形を一周するイメージだよ。
各辺を「前の点から次の点へ」の向きで比をとっていくんだ。
逆に、この等式が成り立てば3直線が1点で交わることも言えます(チェバの定理の逆)。
それでは例題を解いていきましょう。
(1) AF:FB=2:1, BD:DC=3:4のとき、CE:EAを求めよ。
チェバの定理より
FBAF⋅DCBD⋅EACE=1 ここでAF:FB=2:1よりFBAF=12=2
BD:DC=3:4よりDCBD=43
これらを代入すると
2⋅43⋅EACE=1 23⋅EACE=1 EACE=32 よって CE:EA=2:3
その通り!計算はシンプルだから、公式を正確に覚えておくことが大切だね。
(2) AF:FB=1:3, CE:EA=2:1のとき、BD:DCを求めよ。
同様にチェバの定理を使います。
FBAF⋅DCBD⋅EACE=1 AF:FB=1:3よりFBAF=31
CE:EA=2:1よりEACE=12=2
これらを代入すると
31⋅DCBD⋅2=1 32⋅DCBD=1 DCBD=23 よって BD:DC=3:2
チェバの定理は、三角形の重心、内心、外心などが1点で交わることの証明にも使われるよ。
例えば重心の場合、各中線が対辺を1:1に分けるから、11⋅11⋅11=1で確かに1点で交わるね。
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ここではチェバの定理について学習しました。
チェバの定理は「三角形を一周する」ように3つの線分比の積をとると1になるという定理です。
メネラウスの定理と似ていますが、チェバは「3直線が1点で交わる」条件、メネラウスは「3点が一直線上にある」条件という違いがあります。
どちらも図形の比の問題で頻出なので、しっかり使い分けられるようにしておきましょう!