図形の性質

チェバの定理

線分の比の積

図形の性質の「チェバの定理」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「線分の比の積」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約9分 難易度 2 図つき

このページのまとめ

先に押さえておくこと

チェバの定理の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。

  • テーマ: 線分の比の積
  • ポイント: 図形の性質の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題

三角形ABCABCの辺BCBC, CACA, ABAB上にそれぞれ点DD, EE, FFをとる。33直線ADAD, BEBE, CFCF11点で交わるとき、次の問いに答えよ。

(1)(1)\quad AF:FB=2:1AF:FB=2:1, BD:DC=3:4BD:DC=3:4のとき、CE:EACE:EAを求めよ。

(2)(2)\quad AF:FB=1:3AF:FB=1:3, CE:EA=2:1CE:EA=2:1のとき、BD:DCBD:DCを求めよ。

答えを見る

(1)  (1)\; CE:EA=2:3CE:EA=\underline{2:3}

(2)  (2)\; BD:DC=3:2BD:DC=\underline{3:2}

解説

チェバの定理について解説します。

チェバの定理ってなんですか?

三角形の各頂点から対辺に引いた33本の線分が11点で交わるときに成り立つ関係式だよ。

まずは定理を確認しよう。

A B C D E F P

この公式、どうやって覚えればいいですか?

頂点AAから始めて、AFBDCEAA \to F \to B \to D \to C \to E \to Aと三角形を一周するイメージだよ。

各辺を「前の点から次の点へ」の向きで比をとっていくんだ。

逆に、この等式が成り立てば33直線が11点で交わることも言えます(チェバの定理の逆)。

それでは例題を解いていきましょう。

(1)(1)\quad AF:FB=2:1AF:FB=2:1, BD:DC=3:4BD:DC=3:4のとき、CE:EACE:EAを求めよ。

チェバの定理をそのまま使えばOKだよ。

チェバの定理より

AFFBBDDCCEEA=1\displaystyle \frac{AF}{FB} \cdot \frac{BD}{DC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1

ここでAF:FB=2:1AF:FB=2:1よりAFFB=21=2\displaystyle\frac{AF}{FB}=\frac{2}{1}=2

BD:DC=3:4BD:DC=3:4よりBDDC=34\displaystyle\frac{BD}{DC}=\frac{3}{4}

これらを代入すると

234CEEA=1\displaystyle 2 \cdot \frac{3}{4} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
32CEEA=1\displaystyle \frac{3}{2} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
CEEA=23\displaystyle \frac{CE}{EA} = \frac{2}{3}

よって CE:EA=2:3CE:EA=\underline{2:3}

比を分数に直して代入するだけですね!

その通り!計算はシンプルだから、公式を正確に覚えておくことが大切だね。

(2)(2)\quad AF:FB=1:3AF:FB=1:3, CE:EA=2:1CE:EA=2:1のとき、BD:DCBD:DCを求めよ。

同様にチェバの定理を使います。

AFFBBDDCCEEA=1\displaystyle \frac{AF}{FB} \cdot \frac{BD}{DC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1

AF:FB=1:3AF:FB=1:3よりAFFB=13\displaystyle\frac{AF}{FB}=\frac{1}{3}

CE:EA=2:1CE:EA=2:1よりCEEA=21=2\displaystyle\frac{CE}{EA}=\frac{2}{1}=2

これらを代入すると

13BDDC2=1\displaystyle \frac{1}{3} \cdot \frac{BD}{DC} \cdot 2 = 1
23BDDC=1\displaystyle \frac{2}{3} \cdot \frac{BD}{DC} = 1
BDDC=32\displaystyle \frac{BD}{DC} = \frac{3}{2}

よって BD:DC=3:2BD:DC=\underline{3:2}

チェバの定理は、三角形の重心、内心、外心などが11点で交わることの証明にも使われるよ。

例えば重心の場合、各中線が対辺を1:11:1に分けるから、111111=1\frac{1}{1} \cdot \frac{1}{1} \cdot \frac{1}{1} = 1で確かに11点で交わるね。

このページのまとめ

ここではチェバの定理について学習しました。

チェバの定理は「三角形を一周する」ように33つの線分比の積をとると11になるという定理です。

メネラウスの定理と似ていますが、チェバは「33直線が11点で交わる」条件、メネラウスは「33点が一直線上にある」条件という違いがあります。

どちらも図形の比の問題で頻出なので、しっかり使い分けられるようにしておきましょう!

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