場合の数

同じものを含む順列

文字列の並べ替え

場合の数の「同じものを含む順列」を、答えを先に押さえてから理解できる形に整理したページです。「文字列の並べ替え」でつまずきやすい点も含めて、学習の流れを短く確認できます。

数学A 約9分 難易度 2

このページのまとめ

先に押さえておくこと

同じものを含む順列の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。

答えの要点

文字列の並べ替えの答えと条件を先に確認できます。

  • テーマ: 文字列の並べ替え
  • ポイント: 場合の数の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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問題

(1)(1)\quad a, a, b, b, b, c\text{a, a, b, b, b, c}66文字を11列に並べる方法は何通りあるか。

(2)(2)\quad MISSISSIPPI\text{MISSISSIPPI}1111文字を11列に並べる方法は何通りあるか。

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(1)  (1)\; 6!2!3!1!=60通り\dfrac{6!}{2!\cdot 3!\cdot 1!}=\underline{60通り}

(2)  (2)\; 11!1!4!4!2!=34650通り\dfrac{11!}{1!\cdot 4!\cdot 4!\cdot 2!}=\underline{34650通り}

解説

同じものを含む順列の問題について解説します。

「同じものを含む順列」って、普通の順列とは違うんですか?

いい質問だね。普通の順列は「異なるもの」を並べるけど、今回は「同じもの」が混ざっているんだ。

同じものがあると、入れ替えても同じ並びになるから、その分だけ割ってあげる必要があるよ。

まず公式を確認しましょう。

なぜ割り算するんですか?

例えば a, a, b の33文字を並べることを考えてみよう。

もし22つの a を区別して a1\text{a}_1, a2\text{a}_2 とすると、3!=63!=6通りの並べ方ができるよね。

区別した場合の66通りを書き出してみると、

a1a2b,  a2a1b,  a1ba2,  a2ba1,  ba1a2,  ba2a1\text{a}_1\text{a}_2\text{b},\; \text{a}_2\text{a}_1\text{b},\; \text{a}_1\text{ba}_2,\; \text{a}_2\text{ba}_1,\; \text{ba}_1\text{a}_2,\; \text{ba}_2\text{a}_1

ここで区別をなくすと、a1a2b\text{a}_1\text{a}_2\text{b}a2a1b\text{a}_2\text{a}_1\text{b} は同じ「aab」になりますね。

つまり、22つの a の入れ替え(2!=22!=2通り)ずつ同じものが生まれるので、3!2!=3\dfrac{3!}{2!}=3通りとなります。

なるほど!同じものの入れ替え分で割るんですね!

その通り!この考え方が公式の本質だよ。それでは問題を解いていこう。

(1)(1)\quad a, a, b, b, b, c\text{a, a, b, b, b, c}66文字を11列に並べる方法は何通りあるか。

まず、各文字が何個あるかを数えましょう。

・ a が22

・ b が33

・ c が11

・ 合計66

公式に当てはめると、

6!2!3!1!\dfrac{6!}{2!\cdot 3!\cdot 1!}
=7202×6×1=\dfrac{720}{2\times 6\times 1}
=72012=\dfrac{720}{12}
=60通り=\underline{60通り}

11個しかない文字の 1!1!11 なので計算に影響しないけど、公式の形に沿って書いておくと分かりやすいよ。

(2)(2)\quad MISSISSIPPI\text{MISSISSIPPI}1111文字を11列に並べる方法は何通りあるか。

MISSISSIPPI は有名な問題です。まず各文字を丁寧に数えましょう。

文字の数え間違いに注意しよう!1文字ずつ確認するのがコツだよ。

M-I-S-S-I-S-S-I-P-P-I\text{M-I-S-S-I-S-S-I-P-P-I}11文字ずつ確認すると、

・ M が11

・ I が44

・ S が44

・ P が22

・ 合計1+4+4+2=111+4+4+2=11

合計が1111になったので、数え間違いはなさそうですね!

公式に当てはめて計算しましょう。

11!1!4!4!2!\dfrac{11!}{1!\cdot 4!\cdot 4!\cdot 2!}
=399168001×24×24×2=\dfrac{39916800}{1\times 24\times 24\times 2}
=399168001152=\dfrac{39916800}{1152}
=34650通り=\underline{34650通り}

計算のコツとして、いきなり大きな数同士で割り算するのではなく、途中で約分しながら計算するとミスが減るよ。

例えば 11!4!4!2!=1110987654!2!\dfrac{11!}{4!\cdot 4!\cdot 2!}=\dfrac{11\cdot 10\cdot 9\cdot 8\cdot 7\cdot 6\cdot 5}{4!\cdot 2!} のように分子を途中まで展開して約分する方法もあるよ。

なるほど、約分しながら計算すれば楽になりますね!

このページのまとめ

ここでは同じものを含む順列の問題について学習しました。

ポイントは「全体の n!n! を、同じものの個数の階乗で割る」ということです。

文字の数え間違いに気を付けて、確実に解けるように練習してくださいね!

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