このページのまとめ
先に押さえておくこと
関数の連続性の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
図と式の対応や答えの条件を、先に短く確認できます。
- テーマ: 連続の定義と不連続点
- ポイント: 極限の要点を、図と式を往復しながら確認しやすい記事です。
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問題
次の関数について、x=1における連続性を調べよ。
(1)f(x)={x22(x=1)(x=1) (2)g(x)={x+13(x<1)(x≧1) 解説
関数の連続性について解説します。
関数の連続性は微積分学の基本的な概念で、グラフが「途切れない」「飛び跳ねない」ことを数学的に厳密に定義したものです。
そうだよ。どれか1つでも満たさなければ、その点で不連続になるんだ。
それでは例題を見ていこう。
(1)f(x)={x22(x=1)(x=1) まず、連続性の3つの条件を順に確認します。
1. f(1)=2 より、f(1)は定義されている ✓
2. x→1limf(x)=x→1limx2=1 より、極限は存在する ✓
3. x→1limf(x)=1=2=f(1) より、条件3を満たさない ✗
条件3が満たされないので、x=1において不連続だね。
グラフで確認すると、x=1で点が飛び離れていることがわかります。
(1)ではx=1において、極限値は1ですが関数の値は2なので、グラフに「穴」と「飛び離れた点」が生じます。
(2)g(x)={x+13(x<1)(x≧1) この問題では、定義がx=1の前後で異なるので、**右側極限**と**左側極限**を別々に調べる必要があります。
区間ごとに分かれている場合は、両側から調べるんですね。
それでは計算していきます。
x→1−0limg(x)=x→1−0lim(x+1)=2 x→1+0limg(x)=x→1+0lim3=3 g(1)=3 (x≧1の定義より)
左側極限が2、右側極限が3で、値が異なっているね。
右側極限と左側極限が一致しないということは、x→1limg(x)は存在しないんだ。
連続性の確認:
1. g(1)=3で定義されている ✓
2. x→1−0limg(x)=2=3=x→1+0limg(x) より、x→1limg(x)は存在しない ✗
条件2「極限値が存在する」が満たされないので、x=1において不連続だよ。
右側極限はg(1)=3と一致していますが、それでも不連続なんですか?
いい質問だね。x→1+0limg(x)=3=g(1)なので、x=1で**右連続**ではあるんだ。
でも「連続」というためには、左右両方の極限が一致してx→1limg(x)が存在しなければいけない。
右連続だけでは連続とは言えないんだよ。
よって、g(x)はx=1において不連続です。グラフで見ると、x=1で「跳び」が生じています。
このページのまとめ
ここでは関数の連続性について学習しました。
連続性の3つの条件を確認すること、特に条件2では左側極限と右側極限の一致を調べることがポイントです。
(1)は極限値と関数値が一致しない例(条件3の不成立)、(2)は左右の極限が一致せず極限自体が存在しない例(条件2の不成立)でした。