このページのまとめ
先に押さえておくこと
定積分と漸化式の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
$\int \sin^n x\, dx$ の漸化式の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: ∫sinnxdx の漸化式
- ポイント: 積分法の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
- 次に読むなら: 関連ページ、またはアプリで類題演習
問題
In=∫02πsinnxdx(n≧2) とするとき、次の問いに答えよ。
(1) In と In−2 の関係式を求めよ。
(2) I4 を求めよ。
解説
定積分と漸化式の問題について解説します。
この問題は、定積分で定義された数列について漸化式を導出し、具体的な値を求める入試頻出テーマです。
(1) In と In−2 の関係式を求めよ。
定積分と漸化式の問題では、部分積分を使って次数を下げるのが定石だよ。
In を部分積分で変形していきましょう。
In=∫02πsinnxdx =∫02πsinn−1x⋅sinxdx ここで、sinx を微分する形に持っていくため、sinx=−(cosx)′ と考えます。
In=∫02πsinn−1x⋅(−(cosx)′)dx =[−sinn−1xcosx]02π+∫02π(sinn−1x)′cosxdx 第1項は、x=0,2π のいずれでも 0 になります。
第2項を計算すると、
In=∫02π(n−1)sinn−2xcosx⋅cosxdx =(n−1)∫02πsinn−2xcos2xdx cos2x が出てきました。どうすればいいですか?
cos2x=1−sin2x に変換すると、In と In−2 の関係式が得られるよ!
In=(n−1)∫02πsinn−2x(1−sin2x)dx =(n−1)∫02πsinn−2xdx−(n−1)∫02πsinnxdx =(n−1)In−2−(n−1)In 両辺を整理すると、
In+(n−1)In=(n−1)In−2 nIn=(n−1)In−2 ∴In=nn−1In−2 (2) I4 を求めよ。
(1) で得た漸化式を使って、I4 を計算していきます。
まず、I0 と I1 を計算しておきましょう。
I0=∫02π1dx=[x]02π=2π I1=∫02πsinxdx=[−cosx]02π=1 漸化式 In=nn−1In−2 より、
I2=21I0=21⋅2π=4π I4=43I2=43⋅4π=163π このページのまとめ
ここでは定積分と漸化式について学習しました。
部分積分と三角関数の相互関係を使って漸化式を導出するパターンは入試でも頻出です。
しっかりマスターしてくださいね!