このページのまとめ
先に押さえておくこと
分数関数の積分の要点をまとめたページです。先に答えを確認してから、解き方とつまずきやすい点を順にたどれます。
答えの要点
部分分数分解を用いた積分の答えと条件を先に確認できます。
- テーマ: 部分分数分解を用いた積分
- ポイント: 積分法の基礎を短く確認しやすく、検索から入ってもそのまま理解まで進めやすい記事です。
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解説
分数関数の積分について解説していきます。
分母が因数分解できる場合は、部分分数分解を使って計算しやすい形に変形します。
それでは解説していきます。
(1)∫x2−11dx 分母を因数分解すると、x2−1=(x−1)(x+1)となります。
因数分解はできましたが、これをどう積分するんですか?
ここで部分分数分解を使うんだよ。
複雑な分数を簡単な分数の和に分けるんだ。
部分分数分解を行います。
(x−1)(x+1)1=x−1A+x+1B とおいて、両辺に(x−1)(x+1)をかけると、
1=A(x+1)+B(x−1) x=1を代入すると、1=2AよりA=21
x=−1を代入すると、1=−2BよりB=−21
したがって、
x2−11=2(x−1)1−2(x+1)1 積分を実行すると、
∫x2−11dx =∫(2(x−1)1−2(x+1)1)dx =21log∣x−1∣−21log∣x+1∣+C =21logx+1x−1+C 対数の性質logA−logB=logBAを使ったよ。
(2)∫x2−x−22x+1dx その場合も同じように部分分数分解が使えるよ。
まずは分母を因数分解しよう!
分母を因数分解すると、x2−x−2=(x−2)(x+1)となります。
部分分数分解を行います。
(x−2)(x+1)2x+1=x−2A+x+1B 両辺に(x−2)(x+1)をかけると、
2x+1=A(x+1)+B(x−2) x=2を代入すると、5=3AよりA=35
x=−1を代入すると、−1=−3BよりB=31
したがって、
x2−x−22x+1=3(x−2)5+3(x+1)1 積分を実行すると、
∫x2−x−22x+1dx =∫(3(x−2)5+3(x+1)1)dx =35log∣x−2∣+31log∣x+1∣+C したがって、
=35log∣x−2∣+31log∣x+1∣+C 対数の性質を使えば、
35log∣x−2∣+31log∣x+1∣=log(∣x−2∣5/3⋅∣x+1∣1/3) と変形することもできるよ。
部分分数分解をマスターすれば、色々な分数関数が積分できるんですね!
このページのまとめ
ここでは分数関数の積分について学習しました。
部分分数分解は分母が因数分解できるときの強力な手法です。
係数を求める際の代入のテクニックもしっかり身につけてくださいね!